「相手に喜んでもらえる上野みやげを探したい」。JR上野駅にあるHANAGATAYA エキュート上野店は、そんな時にぴったりのお店。店名には「舞台における花形役者のように、人々の気持ちが"華やぐ"名品を揃えたい」との思いが込められているそう。ずらりと逸品が並ぶ店内で、パンダをモチーフにした上野ならではのかわいい和菓子を見つけました。

HANAGATAYA エキュート上野店。老舗の定番商品から話題の新商品まで、よりすぐりの品々が揃います

浅草が本店の和菓子店・舟和は、明治35年（1902）から続く老舗。看板商品は「芋ようかん」で、全国にその名を知られる名店です。「芋ようかん」の次に人気があるのは、丸めたあんこを寒天で包んだ「あんこ玉」。中にはキメが細かく、ほろっと柔らかいこしあんが入っていて、自然な甘みが上品さと親しみやすさを兼ね備えています。

その「あんこ玉」をアレンジして作られているのが、エキュート上野店限定の「手作りぱん玉」。一つひとつ、職人が手作りしているので表情が微妙に異なり、愛嬌が感じられます。

「手作りぱん玉」2個入り540円（税込）。手作りなので大量生産ができず、売り切れることも。賞味期限は約3日間　※12/1より648円（税込）になります

食べるのがもったいないと思ってしまうほどのかわいさですが、まずはひと口。その味わいから職人の丁寧な仕事ぶりが伝わってきて、幸せな気分になります。表面を覆う寒天は、つるっとなめらかな舌触り。いんげん豆で拵えた白あんの穏やかな甘みと、その内側にあるこしあんのフレッシュな甘みが口の中で出会い、じわじわと風味を増していくようです。

こしあんのキメが細かく、そのふわっとした柔らかさにうっとりします

もちろん、定番の「芋ようかん」もおすすめ。舟和が創業した時代は練り羊羹が高価だったらしく、もっと気軽に羊羹を楽しんでもらいたいという気持ちから、身近にあったさつまいもで作ったのが始まりだとか。材料はさつまいも、砂糖、塩のみ。無添加でアレルギー原材料は不使用。ほくっとした食感と自然な甘みにうっとりします。

また、シンプルなだけにアレンジしやすく、楽しみ方はいろいろ。レンジで温めるだけでも違った味わいを引き出せ、オーブントースターで焼くと焼きいものようになります。アイスクリームを乗せれば、洋風デザートに変身。フライパンでバターやマーガリンを溶かし、芋ようかんを焼くとスイートポテト風になります。

「芋ようかん」5本入864円～（税込）。賞味期限は約3日

東京を代表する老舗が心を込め、手間隙かけた逸品。これを選べば、喜ばれること間違いなしです。おみやげとしてだけではなく、自宅のおやつにすれば、その時間がとびっきりのひとときに。見つけたら、ぜひ手に取ってみてください。

かわいいパンダがひときわ目を引きます

HANAGATAYA エキュート上野店
住所　東京都台東区上野7-1-1 JR上野駅3階 エキュート上野内
TEL　03-5826-5663
営業時間　月～土8：00～22：00、日・祝8：00～21：00
定休日　無休
WEB　https://www.ecute.jp/ueno/shop/496（外部サイトにリンクします）