TOPICS
注目記事
暑さが和らいできたこの季節に、昭和初期から残る風情溢れる一軒屋で、ヘルシーな東京チャイニーズを楽しみませんか。
根津駅から徒歩3分ほどの場所にある「中国料理 古月」では、ベテランの料理長が丹精込めて作った、見た目にも美しい中国料理をいただくことができます。
今回はそこで人気の「平日限定ランチセット」をご紹介します。
手入れに行き届いた美しい庭が見える部屋でした
案内されたのは、玄関から入ってすぐの場所にある応接間。美しい緑を眺めながらお食事を楽しむことができるため、お祝いの席などで使われる方も多いそう。
「平日限定ランチセット」2,200円(税込)
栄養薬膳大師の資格を持つ料理長の山中一男さんは、「中国伝統医学による食材効能大事典」などの専門書も出されている、薬膳に精通した方です。
季節の食材をふんだんに使った料理は、食べることで体を整えるという、陰陽五行にもとづく食養生の考え方を取り入れたものだといいます。
いちばん上のお皿の「泡雪豆腐の揚げ出し」は通年メニューです
早速、「平日限定ランチセット」をいただきました。
三段になった小皿料理は、上から順に「泡雪豆腐の揚げ出し」「ヒラメの油淋鶏ソース」「杏仁豆腐」です。
上段の口に入れるとほろりと溶けるようにやわらかい泡雪豆腐と、歯ごたえのあるきくらげの食感、そしてピリリとした生姜がアクセントになって、深みのある味わいです。
二段目の料理の「ヒラメの油淋鶏ソース」は、季節限定のメニュー。紫蘇と甘酢でさっぱりとした味わいのヒラメで、お魚の旨味が引き立ちます。
フルーツが入った「杏仁豆腐」
三段目の「杏仁豆腐」は、口に入れた瞬間に、そのクリーミーな味わいと上品な甘さに驚きました。これまで口にした杏仁豆腐の中でも群を抜くおいしさで、フルーツの酸味と濃厚な杏仁のバランスが絶妙でした。
(キャプション)メイン料理はエビカニ炒飯と麺から選べます
メイン料理の麺は、夏はひんやり冷たい緑豆麺、寒い季節は担々麺になるそうです。
今回は通年メニューである「エビカニ炒飯」をいただきました。こちらもうなるほどのおいしさ。パラパラとしたご飯とシャキシャキした葱、歯ごたえのあるシイタケなど、食材そのものの食感が生きています。エビとカニの旨味が凝縮されていて、スプーンが止まりませんでした。中華スープもじんわり染みわたるやさしい味わいです。
季節の食材を五感で堪能する料理の数々。庭の景色を眺めながら時間をかけてゆっくり堪能することができました。
体調が揺らぎやすい季節の変わり目に、薬膳の知識がたっぷり詰まった中国料理を食べてみませんか。
中国料理 古月
住所 東京都台東区池之端4−23−1
TEL 03-3821-4751
営業時間 ランチ 12:00〜15:00(L.O.14:00)、ディナー 17:00〜22:00(L.O.20:00)
定休日 月・火曜
https://www.kogetu.co.jp/(外部サイトへリンクします)