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毎日でも食べたくなる、ほっとする味わい。焼菓子 torinosのお菓子は、頬張ると小麦やミルク、卵の風味が口の中に広がります。季節の果物を使ったケーキなどは、旬も感じられてうれしい。どれも厳選した素材を活かし、一つひとつ手作りしています。
イートイン限定「パブロバ」1,050円。「アールグレー」550円など、ドリンクとセットで-50円に(すべて税込)
焼菓子 torinosは、2017年に墨田区でオープン。2023年7月、ここ台東区三筋に移転しました。商店街から路地に入った、和やかな通り。蔵前の商店街や鳥越のおかず横丁も近く、散歩の途中にふらっと立ち寄ることができます。
通りの景色を明るい印象にしている白壁と、温もりのある木枠の扉が目印
店内に並んでいるのは、とことん素材にこだわったお菓子。小麦粉は国産を使い、砂糖はできるだけ白砂糖を避け、体に優しいものを選んでいます。卵は、千葉県木更津市の耕す 木更津農場と、栃木県矢板市のワタナベファームの平飼い卵。ストレスの少ない、よい環境で育てられた鶏が産む卵は、あっさりとした自然の味なのだとか。
旬の素材をふんだんに取り入れているため、お菓子の顔ぶれは日替わり。前日にInstagramで翌日のラインナップをお知らせしています。お目当てがある場合は、事前にチェックしておくのがおすすめ。あえて下調べせずに、「今日は何があるかな?」と扉を開けるのもわくわくします。
「tori クッキー(ココア)」(手前)と「tori クッキー(ミルク)」は各6枚入り365円(税込)
おみやげにもしやすい「tori クッキー」は、「ココア」「ミルク」の2種類。オリジナルの型で抜いた、丸みを帯びた形がかわいい。配合を変えることで違いを出し、「ミルク」はほんのり甘くサクサク食感。「ココア」はほろ苦く、ほろほろ食感。食べ比べると、違いを楽しめます。
人気の「レモンケーキ」は生地だけでなく、アイシングにも果汁が。齧ると、フレッシュな酸味がじわっと滲み出ます。仕込みの際、材料のレモンはほぼ丸ごと使うそうで、すりおろした皮は生地に練り込まれ、アクセントに。爽やかな香りが鼻腔を撫で、うっとりさせられます。
アイシングのシャリッとした歯触りや、レモンの酸味がたまらない「レモンケーキ」363円(税込)
「キャロットケーキ」は、スパイスの効いた生地が主役。甘さは控えめですが、食べ進めるごとにスパイスの香りが広がり、華やかな印象が生まれます。中から香ばしいクルミや芳醇なレーズンも現れ、口の中がにぎやか。クリームチーズのコクとほのかな酸味も合わさり、1個でも満足感の大きい一品です。
香りがよく、嗅覚も大喜びする「キャロットケーキ」396円(税込)
できたてを食べられるのは、注文ごとに仕上げるイートイン限定「パブロバ」。「パブロバ」とは、オーストラリアやニュージーランドが発祥とされる、焼いたメレンゲに生クリームや季節の果物をトッピングするお菓子です。時間が経つと、メレンゲが水分を吸って柔らかくなってしまうので、できたてが一番。ふわっふわの生クリームとのコントラストも魅力です。
焼菓子 torinosのメレンゲは、耕す木更津農場とワタナベファームの平飼い卵を使用。サクッと軽い食感と、素早い口溶けがたまりません。メレンゲの甘みを活かすため、生クリームには砂糖を加えていません。そのミルキーな風味が、かえって味わいを豊かにしています。
「パブロバ」の果物は季節によって変わります。写真は愛媛県岩城島から直送された青みかんを使用(現在は提供終了)。仕上げに栄養素を含む皮を削り、振りかけます
ちなみに、焼菓子 torinosのお菓子は紅茶と相性ぴったり。例えば「アールグレー」を合わせると、そのほのかな苦味がお菓子の甘みを引き立て、なおかつ後味をキリッとまとめてくれます。
日々のおやつを買いに来たり、イートインスペースでのんびりしたり。甘いものでひと息入れたくなったら、ぜひ足を運んでください。
店の一角には花屋 weltallが。テーブルの花はそのweltallが手掛けています
torinos
住所 東京都台東区三筋2-14-1
営業時間 11:00~18:00
定休日 月・火曜
https://www.instagram.com/torinos_bc/(外部サイトへリンクします)