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上:シャオシャオ、下:レイレイ(撮影日:2023年10月16日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
東京都恩賜上野動物園のジャイアントパンダたちは、えさとしてモウソウチク、シノダケ、マダケなどのタケを中心に与えられており、副食は、パンダ団子とニンジン、リンゴを必要に応じて与えられているそうです。採食、行動については特に変化はなく良好。涼しい日が増えてきたため、10月2日以降、気温が低い日は屋外の運動場に出すようにしているそうです。
シャオシャオとレイレイの健康状態、採食状況は良好です。
シャオシャオは2023年7月16日から、レイレイは7月21日からハズバンダリートレーニング(※)を開始しました。訓練を積み重ねることによって、パンダにとって少ないストレスで安全に体を触ったり、採血をしたりといった健康管理ができるようになります。
現在は2頭とも、トレーナー役の職員の前で柵に掴まって座り、ターゲットとなる棒に鼻先を触れさせることができるようになっており、次のステップとして、実際に採血をおこなう場所で職員の合図に応じて腕を出す訓練がおこなわれているそうです。
※ハズバンダリートレーニング動物の健康な飼育と人間の安全な作業を目的として、動物に自発的な行動をとらせるための訓練
シャオシャオ
2023年10月15日(845日齢)60.9kg(20日前より+1.1kg)
シャオシャオ(撮影日:2023年10月16日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
レイレイ
2023年10月15日(845日齢)63.8kg(20日前より+0.3kg)
レイレイ(撮影日:2023年10月16日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
リーリーの健康状態は良好です。
リーリーについても、血圧測定ができるよう訓練をしているそうです。10月5日に初めて血圧測定がおこなわれました。健康状態の把握の一指標として、今後も継続されるそうです。なお、安定した血圧測定をおこなうため、左腕の一部の毛が短くされているようですが、リーリーが気にしている様子はないようです。
2023年10月15日測定の体重は以下のとおりです。
リーリー134.8kg
リーリー(撮影日:2023年10月16日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
シンシンの血圧を測定したところ高い値が確認され、健康観察を十分におこなうため、9月20日より展示が中止されていましたが、10月3日より再開されました。
現在は定期的な血圧測定と投薬を継続しながら、健康状態の把握と投薬量を調整しているそうです。また10月16日休園日には、久しぶりに屋外への放飼がおこなわれたところ、以前と同じようにタケの採食や休息をとるなど落ち着いて過ごしていたようです。気温が低くなってきたため、シンシンについても、今後は天候や動物の状態を見ながら、屋外放飼を再開していきます。なお、安定した血圧測定をおこなうため、左腕の一部の毛を短くされているようですが、シンシンが気にしている様子はないそうです。
2023年10月15日測定の体重は以下のとおりです。
シンシン122.2kg
シンシン(撮影日:2023年10月16日)
公益財団法人 東京動物園協会提供