• TOP
  • 記事一覧
  • 【上野洋食遠山】ソースが命! フレンチをベースにした「ビストロ洋食」を堪能

2023.04.13【上野洋食遠山】ソースが命! フレンチをベースにした「ビストロ洋食」を堪能

文明開化の訪れと共に、いち早く西洋文化が根付いた上野。なかでも西洋料理の技法を取り入れつつ、日本で独自に発展した「洋食」のメニューには、上野発祥のものも少なくありません。そんな洋食の聖地ともいえるこの街に、2017年、上野洋食遠山がオープン。すでに多くのファンから支持され、人気店となっています。

 

画像

お店は上野公園内の上野の森さくらテラスにあります。上野駅もすぐそば

 

画像

店内はカジュアルな造り。地元客はもちろん、観光客など一見客も気軽に入れる雰囲気

 

肉々しい歯応えと力強い旨味を味わえる「特製デミグラスソースハンバーグ」には、牛モモと豚の合い挽き肉を使用。一つひとつ手作りで、手の温度で脂が溶けてしてしまわないように氷水と一緒に手早く練り込むのが肝心なのだとか。ナイフを入れると、切れ目から肉汁がジュワ~。そのきらめきに、食べる前から胸が高鳴ります。

 

決め手のソースは、完成までなんと約1週間。焼いた牛スジや骨、大量の野菜を時間をかけて炊き上げ、スープを取るところから始めます。丁寧に2度濾しするので雑味がなく、濃厚でありながら後味はすっきり。赤ワインとシェリービネガーの酸味、焦がしタマネギの苦味が、全体の味を引き締めるアクセントに。

 

画像

一番人気の「大エビフライ&特製デミグラスソースハンバーグ」2,750円
※ランチタイムにはミニサラダとロワイヤルスープ、パンまたはライスが付いて3,300円(ともに税込)

 

一方、「大エビフライ」はザクッ、プリフワッと食感のコントラストが絶妙。こんがりキツネ色に揚がった衣は、にじみ出る小麦の甘味が食欲を増幅させます。エビは弾力があり、なおかつ歯切れもいい。タルタルソースと一緒に食べると、旨味が一層際立ちます。
ちなみに、卵は水分が抜けると固くなるので、それを防ぐため注文ごとに卵とタルタルを合わせているそう。作りたてゆえのフレッシュな風味は、爽やかな印象すら残します。

 

「フランス料理は別添えのソースを少しずつ混ぜたりして、味を変えながら食べ進めるのが醍醐味」と、遠山さん。「それを1枚のお皿の上で実現したくて」と語ります。食べる人が自由に楽しみ、口の中で好みの味を完成させていく。この懐の深さも、上野洋食遠山の人気の秘訣です。

 

画像

肉汁を閉じ込めるため、フライパンでしっかり表面を焼いて「壁」を作ってから、オーブンで中まで火を入れます

 

この他、12種類のスパイスを自家配合して作る「上野洋食遠山のガンジーカレー」もおすすめ。ひと口目には野菜スープに潜む甘味が、徐々に辛味が感じられるスパイシーな欧風カレーです。

 

ここでしか食べられないビストロ洋食。ぜひ体験してみてください。

 

画像

家族連れも、お一人様も歓迎

 

上野洋食遠山
住所 東京都台東区上野公園1-54 上野の森さくらテラス2階
TEL 03-5826-4755
営業時間 ランチ11:00~15:30(L.O.14:30)、ディナー17:00~22:30(L.O.21:30)
定休日 月曜
https://ueno-tooyama.jp/(外部サイトへリンクします)

  • X
  • facebook