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2018.04.06皇族も利用した旧貴賓室で味わう王道フレンチ

【ブラッスリーレカン】
上野駅の奥まった場所に潜む、ゆったりとした一室。暖炉の周りには大理石のマントルピースが施され、高天井のシャンデリアが華やかに空間を照らします。
1932年に作られたこの場所は、もともと皇族や政府の要人が電車を待つ間に利用する貴賓室でした。現在、この場所にはブラッスリーレカンがあり、誰もが優雅な気分に浸りながらフランス料理を味わうことができます!

 

 

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席につき周囲を見渡せば、エレガントな雰囲気にうっとり

 

本店に当たる銀座レカンが開店したのは、1974年。
それ以来、フランス料理の伝統を守りつつ「レカンらしさ」をひたすら追求してきました。
上品で奇をてらうことのない、それでいて工夫を重ねた味わいに魅了される人は多く、長年通う常連さんもたくさん。
そんな本格フレンチを気軽に楽しめる場所として、2002年にオープンしたのが、このブラッスリーレカンなのです!

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運ばれてくる料理の美しさに目が奪われます

 

なかでも、スープとメイン料理、食後の飲み物がコースになったLUNCH-A-は、1,900円とリーズナブル♪ 旬を生かしたメニューゆえ、内容はその時期によって異なります。
その時期によって異なる料理が登場するのも、通いたくなる理由かもしれません。
お皿の上に、レカングループで30年以上腕を磨いてきたシェフが表現する世界は、「これぞフランス料理!」と評判です。

 

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温かい湯気と一緒に、ふわりといい香りが立ち上ります

 

LUNCH-A-のコースでまず登場するのは、野菜を主役にしたスープ。
新鮮な野菜は味がしっかりしているので、味付けは極力シンプルにしているそうです。
もうひとつのこだわりは、鶏や牛の骨、牛スジ、野菜などを使って取った自家製のブイヨン。
これが、主役となる野菜の持ち味をぐっと支えてくれます。

 

写真は、安納芋のクリームスープ。
口に含むと、華やかな甘みがブイヨンの醸す旨味に煽られて、勢いよく広がっていきます。
キメが細かく、ふわりとした舌触りもすてき!
飲み進めるごとにますます味わい深くなるので、スプーンを持つ手が止まりません。

 

 

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付け合わせの野菜もお楽しみポイントのひとつ

 

メイン料理は、魚か肉のどちらかを選べます。
写真は、平目のポワレ マッシュルームのクリームソース。蒸し焼きにした平目の下に隠れているのは、五穀米と白米を混ぜ合わせた、食感のいいバターライスです。マッシュルームのクリームソースはコクがあり、淡白な平目にもぴったり!
最後は気取らずスプーンを使い、ソースまで残さず味わうのがおすすめです。

 

食後にコーヒー、または紅茶をいただきながら、余韻に浸るのも幸せ。
奥深く、しみじみと味わい深いフランス料理の世界を体験しましょう!

 

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かつてどんな人が利用していたのか想像するだけで楽しい

 

 

ブラッスリーレカン
住所 東京都台東区上野7-1-1 アトレ上野レトロ館1F
TEL  03-5826-5822
営業時間 ランチ11:00?16:30L.O.、ティータイム13:30?16:30L.O.、ディナー16:30?22:00L.O.
定休日 無休
http://www.lecringinza.co.jp/brasserie/

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