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2017.10.29岩倉高校放送部-体験型カフェ猫衛門で挑戦

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カフェ猫衛門のにくきゅうマドレーヌ

 

こんにちは、岩倉高等学校放送部の藤岡です。
今回は、下町情緒が味わえる谷中で、お茶を飲みながら、招き猫の絵付けも楽しめる体験型カフェ猫衛門さんを訪問しました。店内に生きている猫はいませんが、招き猫や猫グッズがたくさんあり、猫好きにはたまらないお店でした。
そんな猫への愛で満たされたお店のオーナーにお話を聞きました。

 

<質問・藤岡>こちらにお店を開いた理由を教えてください。
<浅沼さん>隣で招き猫屋を随分、長い間やっていました。ほとんどがオリジナルで、スタッフ全員の手書き・手作りのお店です。そんな中、お客様から「招き猫の絵を描いてみたいな」「自分で作ってみたいな」というご意見がありました。たまたまここの物件が空いたので、「じゃあ、招き猫の絵付けが出来るお店を開こう」ということで、2年前このカフェをオープンしました。

 

<質問・飯塚>体験型カフェの狙いはどのようなところにありますか。

 

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カフェ猫衛門の取材の様子

 

<浅沼さん>ゆったりとくつろぎながら、楽しい時間を過ごしてもらいたいことが一番の狙いです。その点で皆さんに「すごく楽しく過ごせた」といってもらえるので、このお店をやって良かったと思います。

 

<質問・藤岡>予想通りでよかったですね。

 

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カフェ猫衛門の外観

 

<浅沼さん>はい。また、事前にネットで調べてくだっているようで外国人のお客様も多いですね。古民家のような風貌も惹かれる理由の一つだと思われます。また、谷中界隈に訪れる方は、猫が好きな方が多いのでこれも来ていただける理由の一つだと思います。

 

<質問・寺内>とても素敵な外観ですが、こだわりに工夫などありますか。
<浅沼さん>建物自体が築100年以上、つまりは昭和初期に建てられたもので、梁なども当時のままで残しています。寺町の雰囲気を持ち込みたかったので、このような外観を採用しました。

 

<質問・藤岡>かわいいメニューが気になりました。日々どのように考えて決めていますか。
<浅沼さん>やはり猫にこだわっていて、常にどこかにワンポイント猫を使いたいと思っています。メニューもそうですし、絵付けと一緒に出しているお菓子も、「にくきゅう」マドレーヌだったり、どこかに猫をという感じですね。

 

<質問・石山>一般的な猫カフェとの違いはどのような点でしょうか。

 

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絵付けされた招き猫

 

<浅沼さん>生きている猫はいません(笑)。それが、何といっても大きく違います。私を含めスタッフはみんな猫が好きで、飼っているスタッフも多いのですが、「基本猫カフェは可哀想だな」という気持ちがあって、そういう猫カフェとは違うコンセプトで始めています。

 

<質問・寺内>メニューの表紙の絵なども手描きなのですか。
<浅沼さん>そうです。メニューそのものは印刷なのですが、表紙はうちの方でデザインを考えたものです。中年のおじさん猫みたいな(笑)ちょっとでっぷりした姿をしています。

 

<質問・藤岡>お客様の年齢層はどのくらいの方が多いですか。
<浅沼さん>近所の方もいらっしゃいますが、土日はやはり観光客の方が多いですね。ネットで調べて絵付け体験をしにいらっしゃる方は、30代の女性の方が多いです。一人でも来店する方はみえますが、何人かでいらっしゃる皆さんはすごく盛り上がっていて、キャーキャーいいながら描いています。自分で飼っている猫ちゃんとそっくりに作る方もいますよ。

 

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招き猫の絵付け体験をする岩倉高校放送部員

 

<質問・飯塚>将来的に、このお店をどのようにしていきたいですか。
<浅沼さん>思った以上に飲食業は大変でした(笑)。だから飲食で大きくしていこうとは、思っていません。しかし、違う体験ももうちょっと増やせらたなと思っています。招き猫に絵を描くだけでなく、もちろん猫というコンセプト自体は変えずに、少し違う体験もしていただけるようになったらいいかなと思います。

 

<質問・石山>出入り口付近にある外国語のノートは何ですか。
<浅沼さん>海外からのお客様に書いてもらっているものです。色々な国の方がいらっしゃるので置いております。ここに足をお運びくださり、体験なりお茶を飲んだりした感想を書いていただいているノートです。

 

<質問・寺内>色々な国の方がいらっしゃるのですか?
<浅沼さん>いらっしゃいますね。大きな招き猫をベルギーに送ったこともあります。タイのお客さんが一つ買われていかれたのですが、その後もっと欲しいと連絡がきたりと、色々な出来事がありました。何年か前まではフランスの方が多かったのですが、最近南米の方なども多くみえます。

 

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来店された方がカフェでの体験を書き残していくノート

 

<質問・藤岡>ネットでも注文出来るんですか。
<浅沼さん>ネットショップもやっていますよ。自社サイトと、ショッピングサイトでやっています。

 

<質問・飯塚>メニューは皆さんで考えられているのですか。
<浅沼さん>そうですね。クッキーなどのお菓子や、箱のデザインもすべてオリジナルが多いです。スイーツも、商品化するまで色々と大変でした。

 

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カフェネコ衛門の人気商品マシュネコ

 

【まとめ】
築100年という歴史ある建物は、お洒落なお店にリフォームされていて人を惹きつける魅力がありました。招き猫の力なのか、お店の前を通る人は可愛らしい看板に目を奪われて立ち止まっていました。
外国人観光客が多く訪れるこのお店は様々な工夫が施されていて、お客様が絶えない理由が分かりました。
店員さんは全員猫好きで、お店にいる全ての人から猫への愛を感じました。このような下町の温かみあるお店がこれからもどんどんと増えていけばいいと思いました。

 

【寺内】
お店のいたる所に隠れネコがいて、思わず全部を探してみたくなるとても可愛くステキなカフェです。招き猫の絵付け体験をさせていただいたのですが、みんなで協力して、私たち放送部らしいオリジナル招き猫を作ることができていい思い出になりました。是非招き猫を作りにカフェを訪れてみませんか?

 

【石山】
「猫のいない猫カフェ」と聞いて少し疑問を持ってお邪魔しましたが、「猫が好きだからこそ、この店には本物がいないのです」という言葉を聞き納得できました。猫への愛情がたくさんこもったお店に出会えて、とてもうれしい気持ちになりました。

 

【飯塚】
1度通りかかったら、その外観から思わず入りたくなるぐらいすごくオシャレなお店でした。近所の方はもちろんですが、特に観光客が多く訪れるそうで、幅広い層のお客さんに愛されているお店なのだと感じました。お店の中はいたるところに猫の装飾がされていて、見れば見るほどその可愛らしい猫のデザインに魅了されました。家族や友達とまた行きたいと思えるお店を取材できてとても楽しかったです。

 

 

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オーナーの浅沼さんと記念撮影

カフェ猫衛門に関する詳しい情報は http://yanakado.com/c_nekoemon.html

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