独り立ちの海苔
まぼろし
昔から「地元でしか出回らない幻」と言われる松前の岩のり。
私も道南に行った時に見つけた時は、常に即購入しています。
(滅多に見つからないけど・・・)
ただ、「これが海苔の価格か⁉」と思うくらいに中々のお値段。
コレにはもちろん理由があり、
【年間で1000~1500帖(1帖は10枚)しか流通しないと言われる】
これに尽きるんです。
岩のりは基本的に「1月〜3月」に漁師の奥様を中心に採取されます。
北海道の1月〜なんて、まさに厳冬。
そんな海の中に手を突っ込んで、長時間の作業は出来ません。
また、摘んだ海苔は製品にするのも手作業のなのですが、この技術を持った人も少なくなっており、本当に稀少になってきています。
独り立ちする厚みのあるヤツ
海苔の袋を開けてまずビックリするのがその「厚み」。
なんと海苔が立つ!
一人で立つのです。
アルプスが舞台のアニメの最終回のようです。
↓見て下さい この立ちっぷり↓
↓この厚みよ↓
なんでも松前海苔の平均的な厚みは「1,5mm!!」とのこと。
海苔としては驚異的です。
独り立ちできるほど成熟したヤツ
松前の海苔は厚みだけではありません。
その旨みも特筆するモノがあります。
<理由>
◉松前の波打ち際の岩で育つ
・津軽海峡の強風で海がかき混ぜられる時に、海中から大量の養分が海面に上昇し、その養分を一身に受ける
◉厳冬の中で干す
・厳冬の中で晒すことで、海苔の細胞が壊れて旨み成分が外に出てくる
◉職人技で厚みを1,5mmに揃える
・キレイな厚さに整えられた海苔はその「香り・旨み」を余すところ無く口の中に開放
という3段階に渡る試練を経たことにより、古くから海産物問屋の間で
「松前の海苔は格が違う」
言われ続けています。
独り立ちできるのは、ただならぬ厚みを持っているからです。
そんな北海道の誇りとも言うべき松前海苔を大丸札幌店でも販売しております。
<はこだて海商>
松前産 天然岩海苔
(5枚入)税込5,400円
数量に限りがありますので、お早めにお買い求め下さい。
地1階 海産物売場 はこだて海商
<販売期間>
販売中
※状況により入荷しない場合があります
※数量に限りがあるため完売の際はご容赦ください