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2026.08.07【東京藝術大学大学美術館】「藝大式 美術の”ミカタ”―この夏、藝大生になるー」内覧会レポート

東京藝術大学大学美術館で2026年から3年に渡って毎夏に開催するシリーズの記念すべき第1回目の展覧会「藝大式 美術の”ミカタ”―この夏、藝大生になるー」がいよいよ始まりました。

 

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会期:開催中〜9月23日(水祝)まで。この夏、藝大で講義形式の展覧会を「受講」できる貴重なチャンス!

 

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こちらの門をくぐればあなたも「藝大生」になれる

 

美術の秀才・天才が集まる東京藝大。学内では一体どんな授業が行われているのでしょうか?展覧会のために考えられた12コマの「講義」を、美術館の中で「展示」する初めての試みで、どの講義も充実した内容です。それでは、その一部をご紹介しましょう。

 

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エントランスでまずは受講票をゲット。講義は全部で12コマ。

講義ごとにスタンプがあるので押していきましょう。いざ展示展覧会場へ

 

1限目は「模写してわかる油絵のミカタ」。「学ぶ」の語源は「真似ぶ」。先達の仕事を型の中で真似る、写すことで技術や思想を体得することができます。展示室に入ってまず目に飛び込むのは現役藝大生(美術部絵画科油画専攻)による模写の実演です。普段、なかなか目にすることのない模写の様子をじっくりと見ることができます。

 

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偉大な先達の作品をどのように模写していくのか、その過程を見ることができる

 

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模写にあたって、対象となる作品の時代背景や作者の想い、

そこから自分なりに導いた解釈のメモなども同時に公開されていて興味深い

 

各コーナーの始まりには講義のシラバスが示され、ここで何を学ぶのかが簡単にわかる仕組みになっています。

 

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3限目のテーマは「東京藝大で教わる西洋美術の見かた 女性画家ラグーザ玉の戦略」

 

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シラバスの裏側には担当教員のプロフィールとメッセージ映像が。作品を見る前にチェックしよう

 

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(左から)ラグーザ玉(清原玉)《春》1900年、ラグーザ玉(清原玉)《宵(風景)》20世紀/

これらの作品に見られる玉の戦略とは?

 

シラバスを読むと、見るべきポイントやテーマが端的に示されており、展示されている作品の見方や考え方の一助となってくれます。ただ作品が展示されているのを見るよりも、私たち鑑賞する側に前知識や心構えができることでより深く作品について知り、考えられるような仕掛けが随所に施されています。

 

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各コーナーにあるスタンプを受講票に押していこう

 

5限目は絵画科日本画専攻の授業の一環「古典模写」について。現在も現役の学生のカリキュラムに組み込まれているという古典絵巻の模写。自分の絵を描いているだけでは気づけなかった自分自身のセンスや表現が引き出され、表現の基盤を厚くしてくれる大事なカリキュラムなのだそう。

 

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学部1年生の課題、国宝《随身庭騎絵巻》の模写で「上げ写し」という伝統的な技法。

線を描くときにどの筆をどう持ち動かすかなど学ぶことは多い

 

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「絵の具の厚みや筆使いの違いなど見比べて、どうやって描いたのかな?と気楽な目線で見てほしい」

と髙島教授(美術学部絵画科日本画専攻)

 

会場には日本三大絵巻とされる「源氏物語絵巻」、「信貫山縁起絵巻」、「伴大納言絵巻」が一堂に会します。すべて院生による模写ですが、何も言われなければ本物と思ってしまうような、さまざまな技術を駆使して描かれた精緻な作品が並びます。模写といえど、平安時代の三大絵巻が一度にみられるなかなかない機会となっています。

 

6限目は彫刻保存の特殊講義「模刻から学ぶ仏像の保存修復」。「模写」は知っていましたが、「模刻」は知りませんでした。仏像修復にあたり、模刻をすることでまずはその様式と構造を理解することが大事だといいます。修復する際にはその時代に即した形や表現を理解した上で彫る必要があるからです。自分の感覚で彫ればいいというわけではなく、形の背後にあるルールや思想を理解しなければならない。その訓練として模刻は非常に重要なのです。

 

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小島久典による模刻研究の一環として東大寺中性院弥勒菩薩立像の複雑な木組み構造を展開図として示したもの

 

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7限目「藝大美術館に住む動物たち」。動物をモチーフにした作品が並ぶ。

作品横に描かれた動物の気持ちを書き込むスペースがあり、自分なりの視点で鑑賞を楽しめる

 

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8限目「鑑賞体験におけるデジタル技術の可能性」ではAI解析による最新の美術鑑賞アーカイヴを紹介。

通常は触ることができない作品でも、その表面や質感を体験できる装置が設置されている

 

美術の歴史、実技、表現、鑑賞、素材、保存修復など、美術に関する多様なテーマを、藝大の貴重なコレクションを中心とする芸術作品を教材として「聴講」するように味わえる、これまでにない贅沢な鑑賞体験。実習から座学まで、藝大での美術教育の一端を体験することができます。

 

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受講票の最後のページに修了証のスタンプを押して、晴れてあなたも藝大生に

 

特設会場では展覧会オリジナルのグッズもたくさん販売しています。藝大グッズを手にいれるチャンス。自分のために、また、誰かへのお土産やプレゼントにも嬉しいアイテムがたくさんあるので、ぜひ覗いてみてください。

 

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「トートバッグ」各2,200円(税込)

 

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「アクリルスタンド」各1,100円(税込)

 

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「缶バッジ」と「アクリルキーホルダー」のガチャ各400円(税込)は全種類コンプリートしたくなるかわいさ

 

大学の講義がテーマですが、子どもから大人まで、それぞれの「講義」を楽しみながら「履修」できる内容です。本展ではご自身のスマートフォンとイヤホンで無料の音声ガイドをお楽しみいただけます。各講義の概要、まとめを担当講師によるナビゲートでご案内します。

この夏、あなたも「藝大生」になってみませんか?

 

藝大式美術の”ミカタ”―この夏、藝大生になるー

会期  開催中〜9月23日(水祝)

会場  東京藝術大学大学美術館 本館 展示室1、2、3、4

住所  東京都台東区上野公園12-8

開館時間 10:00〜17:00(入館は16:30まで)

休館日 月曜日※8月10日(月)、9月21日(月祝)を除く

通常券料金 一般2,000円、大学生1,200円、中・高校生600円

お問い合わせ 050-5541-8600(ハローダイヤル)

展覧会公式サイト https://geidai-art-mikata.jp/index.html(外部リンクへ移動します)

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