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NHK「日曜美術館」は、1976年の放送開始から2,500回を超える長寿番組です。2026年に50年を迎えるにあたり、これまで番組に登場した"美"の魅力を伝える展覧会が3月28日(土)から6月21日(日)まで開催されています。

NHK「日曜美術館」の番組のセットが再現されているのも見どころのひとつ
本展では、番組を彩ってきた120点を超える名品を、5つの章に分けてご紹介。あわせて、番組の出演者たちがつむいできた時代を超えて響く言葉を過去の放送から厳選して上映するとともに、高精細映像も組み合わせて、"美"と人を繋いできた「日曜美術館」の歴史をご紹介していきます。実際の作品とともに、「日曜美術館」のゲストたちの言葉もテキストや映像で一緒に観られるのが、この展覧会の醍醐味とも言えます。

会場の至るところに「日曜美術館」の番組を振り返るスポットがある
第1章では「語り継ぐ美~時を超えて美を語る言葉・語らせる作品」というテーマで、各界の第一線で活躍するゲストが、敬愛する作家や作品への想いを語り、美の本質や創作の背景に迫った放送内容を振り返りつつ、作品を見ていきます。彼らは「美の語り部」として、言葉にならない美を言葉でつむぎ、私たちと作家をつなぐ架け橋となりました。名品と語り部の言葉が重ねた50年の美の軌跡は、今なお新たな感動を生み続けています。
たとえばオーギュスト・ロダンについて、彫刻家の舟越桂は次のように語ります。
「ロダンの技術はすごいが、イメージ力というのか、彫刻に物語を組みいれていくときの発想力がすごいなと思う。」
彫刻家 舟越桂
2009年6月14日放送「ロダン 新たな生命の探究者」より

オーギュスト・ロダン《考える人》1880年 静岡県立美術館蔵
さらに、“ロストジェネレーション”と呼ばれる世代を生き、31歳という若さで亡くなった石田徹也氏の作品について、ロックミュージシャンの大槻ケンヂ氏が番組内でこう語っています。
「幼い頃の『未来に対して、人生に対して不安だ』みたいな、みんなが持っているそういうモノを彼が一身に引き受けて絵にしていたかのようなイメージを僕は受けましたね。」
ロックミュージシャン 大槻ケンヂ
2006年9月17日放送「悲しみのキャンバス 石田徹也の世界」より

石田徹也《飛べなくなった人》1996年 静岡県立美術館蔵
第2章では、「日本美の再発見 古代から明治まで」というテーマで作品が展開されていきます。
「日曜美術館」では2000年代以降、奇想の絵師の特集が増え、「“にっぽん”美の旅」シリーズでは井浦新さんの企画により縄文の美が数多く取り上げられました。縄文の造形力、奇想の強烈さ、浮世絵の多様な表現の中に見られる日本の美の源流をたどっていきます。縄文土器を見たモデル・俳優の冨永愛さんはこう語ります。
「きっと今より厳しい環境で生きてて、その中でもちょっとした楽しみとか、喜び、幸せというものをより噛み締めて、より大事にして生きてるんだろうなって思うと、アートっていうものがそれに寄り添ってきたんじゃないかなと思いますね。やっぱり人って生きてる中でどうしてもアートしちゃうんじゃないかなって思います。」
モデル・俳優 冨永愛
2026年1月4日放送「放送開始50年特集 時を超え 美を語る」より

《縄文土器 深鉢 火焔型土器》新潟県長岡市 岩野原遺跡出土 縄文時代(中期)
國學院大學博物館蔵
第3章では、「工芸 伝統と革新」というテーマで日曜美術館が継続して取り上げてきた「工芸」を取り上げます。1976年の「日本伝統工芸展」から始まり、翌年からは「正倉院展」も放送し、日本の優れた工芸美術を紹介してきました。近年は明治から現代に至る超絶技巧にも注目し、過去の名工の技に学びつつ新たな表現を探る若手作家たちを紹介しています。美しい工芸作品の数々をご覧ください。
「明治工芸や江戸の名工も、すごい人たちがいっぱいいて、過去の人とも常に勝負してる、未来にもすごい人たちが出てくるだろう。そういう人たちとも勝負してる。」
鍛金家 塩見亮介
2023年5月14日放送「現代の超絶技巧2」より

塩見亮介《白銀角鴟面附白絲縅兜袖》2022年 個人蔵
第4章は「災いと美」がテーマです。2020年、コロナ禍により美術館が休館し、番組の継続も危ぶまれる中で「美を届けることを止めない」という信念のもと、過去の映像を活用した「蔵出し日本絵画・西洋絵画シリーズ」や、困難な時にこそ分かち合いたい作品を紹介する「#アートシェア」などが生まれました。本章では、災いと向き合い、理解し、受け止めるために美が果たしてきた役割とその力を考えます。パブロ・ピカソの傑作「ゲルニカ」を原寸大高精細映像で展示するスペースもあります。
「悲しいとか何とかとか、なんか違う。人間に限らず生物というものははかないもの。大きな中でただうごめいているだけ なす術がない。」
2014年3月9日放送「行き暮れてひとり ~画家 野見山暁治のアトリエ日記~」より

野見山暁治《ある歳月》2011年 福島県立美術館蔵
第5章は「作家の生き様と美 ~アトリエ&創作の現場」をテーマに、作家たちの創作現場に注目します。1980年からの「アトリエ訪問」シリーズを通して、多くの作家の創作現場を紹介してきました。作家それぞれの生き様と個性が刻まれたアトリエという聖域での濃密な時間が垣間見える展示内容をお楽しみください。
「職業なんてないんだと。人間だと。
誰だって人間だから、芸術だと。
芸術家じゃなくて、芸術だと。
セクションのなかに入ってることが芸術じゃないんですよ。
全人間的に生きることが芸術なんです。」
1981年3月8日放送「アトリエ訪問 岡本太郎」より

岡本太郎《遭遇》1981年 川崎市岡本太郎美術館蔵
最後はおみやげコーナーにも立ち寄りましょう。ここでしか手に入らない限定のお菓子やぬいぐるみキーホルダーなど、思わず欲しくなるアイテムが揃っています。

東京凮月堂とのコラボ商品「お菓子の美術館」1,944円(税込)。
フィナンシェやマドレーヌなど5種の焼き菓子の詰め合わせでパッケージは出品作品をモチーフにしたオリジナル

持っているだけでインパクトのある「石田徹也《飛べなくなった人》
マスコットキーチェーン」3,080円(税込)サイズ:約H85×W130×D135mm

番組の映像スクリーンをイメージした「映像スクリーン風アクリルスタンド」(全4種)各1,210円(税込)/100×70mm
この機会に、“美”と人をつないできたNHK「日曜美術館」の歴史に触れ、名作の新たな魅力を発見してみませんか。
なお、松坂屋上野店の各階 喫茶・レストランでは「NHK日曜美術館50年展」の開幕を記念し、松坂屋上野店対象ショップをご利用のお客様に割引クーポン付オリジナルステッカーをプレゼント! この機会にぜひご利用ください。
■詳しくはこちら
https://www.matsuzakaya.co.jp/ueno/topics/260328_nichiyou_bijutsukan.html

記念ステッカーがゲットできるチャンス!
NHK日曜美術館50年展
会期 開催中~6月21日(日)
会場 東京藝術大学大学美術館
住所 東京都台東区上野公園12-8
開館時間 10:00~17:00(入場は16:30まで)
休館日 月曜(ただし5月4日は開館)
通常券料金(税込) 一般2,000円、高大生1,200円、中学生以下無料
お問い合わせ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
展覧会公式サイト https://nichibiten50.jp/(外部サイトへ移動します)











