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東京都恩賜上野動物園のジャイアントパンダたちは、えさとしてモウソウチク、シノダケ、マダケなどのタケを中心に与えられており、副食であるパンダ団子、ニンジン、リンゴもそれぞれ必要に応じて与えられています。春先からタケノコの給与も開始され、反応は良好だそうです。
シャオシャオ
2024年5月15日(1057日齢)81.4kg(30日前より+5.2kg)
シャオシャオ(撮影日:2024年5月20日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
シャオシャオの健康状態は良好です。
5月7日に飼育展示場所をレイレイと交換し、現在は屋外放飼場Dと室内展示3号室で飼育管理しています。また、動物の状態や天候等に合わせて管理場所を変更しています。気温が高い日が増えてきており、室内と屋外を出入り自由で管理することもあるそうです。
シャオシャオは2023年7月16日からハズバンダリートレーニング(※)を開始しました。訓練を積み重ねることによって、パンダにとって少ないストレスで安全に体を触ったり、採血をしたりといった健康管理ができるようになります。現在は口を開けた状態で維持する(マウスオープン)トレーニングを継続しています。背中の緑色の印はまだうっすらと残っていますが、段々と薄くなっているそうです。
※ハズバンダリートレーニング
動物の健康な飼育と人間の安全な作業を目的として、動物に自発的な行動をとらせるための訓練
レイレイ
2024年5月15日(1057日齢)84.6kg(30日前より+4.5kg)
レイレイ(撮影日:2024年5月20日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
レイレイの健康状態は良好です。
5月7日に飼育展示場所をシャオシャオと交換し、現在は屋外放飼場Bと室内展示1号室で飼育管理しています。また、動物の状態や天候等に合わせて管理場所を変更しています。気温が高い日が増えてきており、室内と屋外を出入り自由で管理することもあるそうです。
レイレイは2023年7月21日からハズバンダリートレーニングを開始しました。現在はシャオシャオと同じく、マウスオープントレーニングを継続しています。
リーリーの健康状態に大きな変化はありません。
2023年11月28日以降、定期的な血圧測定と投薬を継続しながら、薬の量の調整など、高血圧の改善に向けた取組みを続けています。2024年4月22日におこなった検査では、CT、超音波(エコー)、内視鏡の検査に加え、採取した血液等においても、吐き戻しの原因となる明らかな異常は確認されませんでした。今後も健康状態を注視しながら、飼育管理に努めていくそうです。なお、検査時に毛を刈った部位について、刈った数日後から一時的に気にするようすが見られましたが、徐々に毛が生えてきており、現在はほとんど気にしていないそうです。
動物の状態や天候等に合わせて管理場所を変更しています。気温が高い日が増えてきており、室内と屋外を出入り自由で管理することがあるそうです。
2024年5月15日測定の結果、リーリーの体重は137.4kgでした。
リーリー(撮影日:2024年5月20日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
シンシンの健康状態に大きな変化はありません。
2023年9月20日以降、定期的な血圧測定と投薬を継続しながら、薬の量の調整など、高血圧の改善に向けた取組みを続けているそうです。
シャオシャオとレイレイの展示方法変更に伴う屋外放飼場Aと屋外放飼場Bの間を目隠しする工事が5月8日に終了し、5月9日から展示を再開しました。非公開エリアと出入り自由で管理しており、姿が見えないこともあります。
また、気温が高い日が増えてきており、非公開エリアの室内で過ごす時間が長くなっています。採食、行動については特に異常はなく、良好だそうです。
2024年5月15日測定の結果、シンシンの体重は121.7kgでした。
シンシン(撮影日:2024年5月20日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
ジャイアントパンダの様子(撮影日:2024年5月20日)
公益財団法人 東京動物園協会提供