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2024.04.22【×art かけるアート】でわくわくするアート体験を。

台東区役所や上野警察署のほか、大きな赤い鳥居で有名な下谷神社があることで知られる東上野地区。
昔からこの地域は小売りの店舗が多かったそうですが、仏壇の錺職人が集まった稲荷町周辺では、そこから派生して神輿を作る職人も数多く生まれました。手先の器用な職人が多かったため、やがて貴金属の職人も増えていきます。御徒町が宝飾の町になったのも、元を辿ればそうした職人がたくさんいたからだと考えられています。


そんな東上野に、初心者の方でも気軽にアート体験ができる場所があります。×art(かけるアート)は、もともと美術の教員をされていた方が、大人向けに考案した独自のアートセッションを開催しており、現在は幅広い世代の方が楽しめるスポットになっています。店名の「かける」には、初心者の方でも気軽にイラストが”描ける”こと、講師が持つ知識によって製作過程を楽しみながら、知識と製作を”掛け合わせた体験ができること”2つの意味が込められているそうです。 

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今回は、アルコールインクアート体験に参加しました。初めて参加される方はこのセッションがおすすめです。風を利用してインクを広げながら、さまざまな模様を描く体験ができます。
 

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この日は女性の方やお子様などが参加されていましたが、カップルやお一人の方、リピーターの方の利用も多いそうです。参加中は用意されているお茶やお菓子を自由にいただくことができます。(持ち込みも可) 。


はじめに、練習用の用紙に描いていきます。さまざまな技法を用いて描いていきますが、まず講師の方がお手本を見せてくれるので安心です。
 

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使用するのは、イラストなどにも使われるインクです。今回はそのまま紙に垂らします。その上にエタノールを加えることで溶け出したインクを風や重力で広げていきます。アルコールを垂らし、ドライヤーの風を利用してインクを広げていきます。

 

これがなかなか難しく、画用紙にドライヤーが近すぎると思うようにインクが広がりません。インクの周りに円を描くようにドライヤーを当てていきます。

 

一通り練習ができたらいよいよ本番です。本番の用紙にインクを垂らしていきます。上手く丸になるものもあれば、いびつな形になってしまうものもありますが、それもまた作品の味になります。最初は2色ほどで描こうと思っていましたが、進めていくうちにカラフルな色合いになってきました。
 

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完成まであともう一息です。黙々と作業を続けていると時間が経つのをつい忘れてしまいます。画用紙いっぱいにインクを垂らして完成しました。
 

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最後に絵の表面にコーティング剤をかけてもらい、完成です。完成した作品は、フレームにはめるかパネルに貼り付けるか選べます。今回は、パネルに貼り付けるほうを選びました。
 

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手先があまり器用ではないため、上手く描けるか不安でしたが、進めていくうちに楽しい気持ちが大きくなりました。


作品を乾かしている間に講師の方からお話がありました。体験する種類によって内容は変わりますが、今回は色彩について作品を鑑賞しながら学ぶことができました。


今回体験したアルコールインクアートの他に、流動性のある絵の具とオイルでマーブリング模様を描く「たらしこみアート」や、画材を立体的に盛り上げて質感演出を楽しむ抽象画「テクスチャアート」などの体験もできます。
×art(かけるアート)で、非日常体験をしてみてはいかがでしょうか。


×art(かけるアート)
住所 東京都台東区東上野5-17-5 中銀東上野マンシオン710号室
アルコールインクアート体験(約120分)5,500円
https://kakeruart.com/(外部サイトへリンクします)

 

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