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1月からおこなっていた西園「パンダのもり」屋外放飼場の改修工事が終了したため、2024年3月19日から屋外放飼場での展示が再開されました。これに伴い、原則非公開としていたシンシンの展示も再開されています。なお、それぞれのジャイアントパンダの飼育管理場所は工事前と一部異なっており、シンシンの展示は屋外のみです。詳細については、こちら(外部サイトへリンクします)をご確認ください。
東京都恩賜上野動物園のジャイアントパンダたちは、えさとしてモウソウチク、シノダケ、マダケなどのタケを中心に与えられており、副食は、パンダ団子とニンジン、リンゴを必要に応じて与えられているそうです。
左:レイレイ、右:シャオシャオ(撮影日:2024年3月18日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
シャオシャオとレイレイの健康状態、採食状況は良好です。
屋外放飼場の工事が終了し、2024年3月18日に工事後初めて放飼をしました。新しく設置されたやぐらに対してはじめは警戒するそぶりが見られましたが、入念ににおいをかぐ、体をこすりつけるといった行動も見られ、興味津々な様子だったそうです。その後は普段どおりタケを採食するなど、行動に問題がない事から19日からは屋外での展示を再開しています。
シャオシャオは2023年7月16日から、レイレイは7月21日からハズバンダリートレーニング(※)を開始しました。訓練を積み重ねることによって、パンダにとって少ないストレスで安全に体を触ったり、採血をしたりといった健康管理ができるようになります。現在はシャオシャオ、レイレイともに口を開けた状態で維持する(マウスオープン)トレーニングを継続しているそうです。
夜間のようすなどをビデオの録画映像で確認する際や監視カメラの映像で個体を明確に識別するため、シャオシャオの背中に印をつけています。この印を気にするようすは見られません。
※ハズバンダリートレーニング
動物の健康な飼育と人間の安全な作業を目的として、動物に自発的な行動をとらせるための訓練
シャオシャオ
2024年3月15日(996日齢)72.6kg(30日前より-0.9kg)
シャオシャオ(撮影日:2024年3月18日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
レイレイ
2024年3月15日(966日齢)76.1kg(30日前より+0.2kg)
レイレイ(撮影日:2024年3月18日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
リーリーの健康状態に大きな変化はありません。
2023年11月28日以降、定期的な血圧測定と投薬を継続しながら、薬の量の調整など、高血圧の改善に向けた取組みを続けています。安定した血圧測定をおこなうため、左腕の一部の毛を短くなっていますが、リーリーが気にしているようすはないそうです。採食、行動については特に変化はなく、良好です。
リーリー
2024年3月15日測定 130.3kg
リーリー(撮影日:2024年3月18日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
シンシンの健康状態に大きな変化はありません。
2023年9月20日以降、定期的な血圧測定と投薬を継続しながら、薬の量の調整など、高血圧の改善に向けた取組みを続けています。安定した血圧測定をおこなうため、左腕の一部の毛が短くなっていますが、シンシンが気にしているようすはないそうです。
屋外放飼場の工事が終了し、2024年3月18日に工事後初めて放飼をしました。工事期間中、隣の放飼場で工事の経過をみる機会があったためか、放飼直後はとても落ち着いたようすで、まずタケを食べ、その後新しく設置したやぐらのにおいをかいだり、登ったりする姿が見られたそうです。行動に問題がない事から19日から展示を再開しています。
シンシン
2024年3月15日測定 120.1kg
シンシン(撮影日:2024年3月18日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
ジャイアントパンダの様子(撮影日:2024年3月18日)
公益財団法人 東京動物園協会提供