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左:シャオシャオ、右:レイレイ(撮影日:2024年2月19日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
東京都恩賜上野動物園のジャイアントパンダたちは、えさとしてモウソウチク、シノダケ、マダケなどのタケを中心に与えられており、副食は、パンダ団子とニンジン、リンゴを必要に応じて与えられているそうです。
シャオシャオとレイレイの健康状態、採食状況は良好です。
食欲は旺盛で、2頭合わせて一日に40kg以上のフンをする日もあるそうです。おとなとほぼ同じ形状のフンをするようになった2022年12月頃は2頭で4kg程度だったため、その頃にくらべると10倍程度になっています。また、工事に伴い室内展示室での飼育管理が続いていますが、健康状態や行動については特に異常はなく、良好です。
シャオシャオは2023年7月16日から、レイレイは7月21日からハズバンダリートレーニング(※)を開始しました。訓練を積み重ねることによって、パンダにとって少ないストレスで安全に体を触ったり、採血をしたりといった健康管理ができるようになります。現在はシャオシャオ、レイレイともに口を開けた状態で維持する(マウスオープン)トレーニングを継続しているそうです。
夜間のようすなどをビデオの録画映像で確認する際や監視カメラの映像で個体を明確に識別するため、シャオシャオの背中に印をつけています。この印を気にするようすは見られません。
※ハズバンダリートレーニング
動物の健康な飼育と人間の安全な作業を目的として、動物に自発的な行動をとらせるための訓練
シャオシャオ
2024年2月15日(967日齢)73.5kg(30日前より+7.5kg)
シャオシャオ(撮影日:2024年2月19日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
レイレイ
2024年2月15日(967日齢)76.1kg(30日前より+4kg)
レイレイ(撮影日:2024年2月19日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
リーリーの健康状態に大きな変化はありません。
2023年11月28日以降、定期的な血圧測定と投薬を継続しながら、薬の量の調整など、高血圧の改善に向けた取組みを続けています。安定した血圧測定をおこなうため、左腕の一部の毛を短くなっていますが、リーリーが気にしているようすはないそうです。採食、行動については特に変化はなく、良好です。
2024年2月15日測定の体重は以下のとおりです。
リーリー132.7kg
リーリー(撮影日:2024年2月19日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
シンシンの健康状態に大きな変化はありません。
2023年9月20日以降、定期的な血圧測定と投薬を継続しながら、薬の量の調整など、高血圧の改善に向けた取組みを続けています。安定した血圧測定をおこなうため、左腕の一部の毛を短くなっていますが、シンシンが気にしているようすはないそうです。
現在、工事に伴い非公開エリアでの飼育管理が続いていますが、採食、行動については特に異常はなく、良好です。
2024年2月15日測定の体重は以下のとおりです。
シンシン118.5kg
シンシン(撮影日:2024年2月19日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
ジャイアントパンダの様子(撮影日:2024年2月19日)
公益財団法人 東京動物園協会提供