TOPICS
注目記事
シンシンとリーリーの新たな住まいとなる「パンダのもり」が2020年9月8日(火)にオープン! パンダ舎の全容とシンシンとリーリーがお披露目されました(シャンシャンは従来どおりの展示)。
4つの屋外放飼場と3つの室内展示室を備え、従来のパンダ舎と比較すると面積は3倍広さに拡大しジャイアントパンダにとって住みやすい環境が整いました。
室内でのリーリー 令和2年9月6日撮影
公益財団法人 東京動物園協会提供
室内でのシンシン 令和2年9月6日撮影
公益財団法人 東京動物園協会提供
新パンダ舎の目的は、生息地のある中国と協力し、飼育・繁殖・研究を行い、野生のジャイアントパンダの保全に役立てること。繁殖期に備えペアリングさせるための空間も用意し、パンダが生まれた時の看護の体制もはるかに充実。保育室を新設し、日々の観察がしやすいようにモニター室や検査室が備えられていつでも対応できるようになっているそう。
中国を参考に、雨除けや日除けができる洞窟もつくられた屋外放飼場
そして、豊かな緑が広がり遊具とともにのびのびと過ごせる環境が整っています。今はまだパンダのもりの木々が若いですが、もう少し月日が経てば周囲の上野の森と一体となる景観が望めそうです。
草木が茂り、木登りができる遊具などがあちこちに設置されています
また、入口にはパンダの足跡を模ったものや、パンダの生態・体の役割などを解説した掲示板もがあったりと、入園者の好奇心をくすぐります。さらにはジャイアントパンダ以外にも、キジやレッサーパンダの展示施設も併設。いずれも中国の森などに生息するなど環境が似ていることから同じエリアで観ることができます。
シンシンとリーリーは8月24日から引越しをして、数日のうちに環境に慣れていき今は餌も普段どおり食べて元気に過ごしています。
現在はまだパンダが過ごすには屋外は暑いため、しばらくは屋内展示となるそう。
屋外展示は秋を予定しているそうで、その際は上野動物園の公式サイトで告知されます。
新たな環境で、より生き生きとしたシンシンとリーリーの姿を見るのが楽しみですね!
ジャイアントパンダ2頭の様子 令和2年9月6日撮影
公益財団法人 東京動物園協会提供