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2頭とも健康状態は良好で、体重も順調に増加。生まれた直後には模様は見えませんでしたが、7月6日の写真では目の回り、耳、肩から前足、後ろ足などの灰色がかって見える部分も、黒い色がさらにはっきりとしてきました!
13日齢の子どもたち(撮影日:2021年7月6日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
子ども #1(撮影日:2021年7月6日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
双子の子パンダは、生まれて間もなく飼育上での識別のために一頭に緑色のマーキングが施されています(子ども#1)。
8日齢の子どもたち(撮影日:2021年7月1日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
パンダの性質上、2頭一緒に育てられることは少ないため、シンシンが一頭を抱いている間は乳房から母乳を飲み、もう一頭はシンシンから搾乳した母乳を獣医師から与えられ保育器で飼育。
哺乳量の増加に伴い、7月1日からは搾乳した母乳に人工乳を加え、今後は徐々に混合割合を増やして人工乳に慣らす必要があるそう。当面は子どもの入れ替え間隔を5日程度に行う予定です。
2頭の体重、体長における成長は、わずか2週間程でも数字で見ると明らかです。
子ども(#1)
6月23日(0日齢)体重124g、体長13.4cm/7月6日(13日齢)体重286g、体長18.0cm
子ども #1(撮影日:2021年06月26日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
子ども(#2 ※マーキングされていない方)
6月24日(1日齢)体重146g、体長15.0cm/7月6日(13日齢)体重319g、7月3日(10日齢)体長18.0cm
子どもの性別判定は今後、成長状況を見ながら適切に行うそうです。
子ども #2(撮影日:2021年6月28日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
成長するとしっぽが毛で覆われているためあまり目立ちませんが、赤ちゃんのときには体に対して比較的長く、目立ちます。
保育器に入った子ども #2(撮影日:2021年6月24日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
7月3日に16歳の誕生日を迎えた子育て中のシンシンは産室内で過ごし、2頭とも右前肢で抱きかかえ、舐めるなどの世話をしています。
出産前日から絶食でしたが、出産後は電解質や糖分を含む水分を摂取し、6月25日には出産後初の餌(タケノコ3本)を食べ、その後は園内で採取した新鮮なヤダケやクマザサ、トウチクなどの葉、副食としてニンジンやパンダだんご少量も与えられているようです。
なお、シンシンが子育てに専念できるように、現在西園「パンダのもり」は展示中止となっています。それに伴いリーリーも観覧できません。
また、リーリー・シンシン来園10周年記念企画を園内と公式サイトで公開中! ぜひご覧ください。
以下の動画ではシンシンの子育ての様子や搾乳のシーン、2頭が保育器で過ごす姿などをとらえています。まだ目が開いておらず歩くのもまだ先ですが、少しずつ成長する過程を引き続き見守っていきたいですね!
シンシンと子供(13日齢/2021年7月6日撮影)
公益財団法人 東京動物園協会提供
シンシンと子ども(8日齢)のようす 2021年7月1日撮影
公益財団法人 東京動物園協会提供
シンシンと子どものようす 2021年6月25日、28日撮影
公益財団法人 東京動物園協会提供