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手前:レイレイ、奥:シャオシャオ(撮影日:2023年12月18日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
東京都恩賜上野動物園のジャイアントパンダたちは、えさとしてモウソウチク、シノダケ、マダケなどのタケを中心に与えられており、副食は、パンダ団子とニンジン、リンゴを必要に応じて与えられているそうです。動物の状態や天候などに合わせて管理場所を変更していますが、パンダにとってすごしやすい季節となってきたので、屋外に出す機会が増えてきています。
シャオシャオとレイレイの健康状態、採食状況は良好です。
シャオシャオは2023年7月16日から、レイレイは7月21日からハズバンダリートレーニング(※)を開始しました。訓練を積み重ねることによって、パンダにとって少ないストレスで安全に体を触ったり、採血をしたりといった健康管理ができるようになります。トレーニングの結果、シャオシャオに引き続きレイレイも12月8日に初めて採血に成功しました。2頭の採血のようすは、こちらでお知らせしています。現在はシャオシャオ、レイレイともに口を開けた状態で維持する(マウスオープン)トレーニングを始めたそうです。
夜間のようすなどをビデオの録画映像で確認する際や監視カメラの映像で個体を明確に識別するため、シャオシャオの背中に印をつけています。この印を気にするようすは見られません。
※ハズバンダリートレーニング
動物の健康な飼育と人間の安全な作業を目的として、動物に自発的な行動をとらせるための訓練
シャオシャオ
2023年12月15日(905日齢)63.2kg(30日前より+1.9kg)
シャオシャオ(撮影日:2023年12月18日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
レイレイ
2023年12月15日(905日齢)65.1kg(30日前より+4.4kg)
レイレイ(撮影日:2023年12月18日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
リーリーについて、10月5日以降、健康状態の把握のため定期的に血圧測定を実施してきましたが、比較的高い値が見られていることから、11月28日より投薬を開始しました。今後、定期的な血圧測定を継続しながら、薬の量の調整など、慎重に対応していきます。なお、採食、行動は良好で、血液検査の結果などにも異常は見られておりません。安定した血圧測定をおこなうため、左腕の一部の毛を短くしておりますが、リーリーが気にしているようすはありません。
2023年12月15日測定の体重は以下のとおりです。
リーリー 132.4kg
リーリー(撮影日:2023年12月18日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
シンシンの健康状態に大きな変化はありません。
9月20日以降、定期的な血圧測定と投薬を継続しながら、薬の量の調整など、高血圧の改善に向けた取組みを続けています。安定した血圧測定をおこなうため、左腕の一部の毛を短くしておりますが、シンシンが気にしているようすはありません。今後、超音波(エコー)検査などのため、体毛の一部を短くする場合があります。
2023年12月15日測定の体重は以下のとおりです。
シンシン118.1kg
シンシン(撮影日:2023年12月18日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
ジャイアントパンダの様子(撮影日:2023年12月18日)
公益財団法人 東京動物園協会提供