2021年4月にオープンした根岸のCANNONBALL DINER。早くもグルメバーガーファンの間で話題となり、既に人気店です。その理由は、一口目から旨みあふれるビーフ100%の自家製パティ。噛みしめるたびに味わいが増し、確実にとりこになります。

「ベーコンチーズバーガー」1,770円。付け合せのポテトフライはサラダに変更可。「A&Wルートビア」350円（すべて税込）

パティは、牛の肩ロースをブロックごと仕入れ、ハンドチョップ（手切り）。同じ肩ロースでも場所によって硬さが異なるため、肉質によって切り方を変えているそうです。挽き肉というよりぶつ切り肉に近く、これこそが抜群の歯応えを生む要因。丁寧に手捏ねし、一つずつ整形していきます。

すじをきれいに取り除き、赤身だけを使ったパティ。このぶつ切り肉が絶妙な歯応えを生む

肩ロースは、すじを取って余分な油を除去し、赤身だけを残すようにしっかり下処理。そうすることで旨みが強く、なおかつ胃もたれしない食べやすいパティに仕上がるとか。熱した鉄板の上で塩、コショウをして両面を焼いたら、蓋をして蒸し焼き。カウンター席から、自分が注文したハンバーガーができあがっていく光景を間近に見ていると、大いに食欲がそそられます。

肉の旨みを生かすため、味付けはシンプルに塩、コショウのみ

一方、パティだけでなくベーコンやソースも手作り。ベーコンは、ブロックで仕入れた豚バラ肉をスライスし、特製スパイスで旨みを引き出します。完成までに約1週間かかかり、口に入れると豚肉ならではの甘みがふわり。それと相乗効果を成すように、焼き目の香ばしさが鼻腔に広がり、うっとりさせられます。

ハンバーガーの主役はもちろん肉ですが、彩りを添えるタルタルソースやバーベキューソースはまさに名脇役。タルタルソースは、タマネギを大きめのダイス状にし、食感にメリハリを与えます。バーベキューソースはタマネギの分量を多めにし、じっくり炒めて甘さを演出。どちらも一から手作りしているので、素材を生かしたフレッシュさが魅力です。

厚切りトマトも名脇役の一つ。食感やジューシーさ、酸味が主役の肉を引き立てます

ボリューミーで高さはありますが、ぜひガブッとかぶりついて。たっぷりの肉汁とみずみずしい野菜が出会い、味覚を目覚めさせてくれます。表面をカリッと焼いたバンズも特徴的。五感をフルに使い、店のこだわりが結集した大人のハンバーガーを味わってください。

お酒も十分に揃っていて、特にビールやウイスキーが豊富

CANNONBALL DINER
住所　東京都台東区根岸3-6-1 根岸拾番館1F
TEL　03-5849-4556
営業時間　火～土曜11：00～15：00（L.O.14：30）、18：00～21：30（L.O.21：00）、日曜・祝日11：00～16：00（L.O.15：30）
定休日　月曜（祝日の場合は翌日）