TOPICS
注目記事
上:シャオシャオ、下:レイレイ(撮影日:2023年9月25日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
東京都恩賜上野動物園のジャイアントパンダたちは、えさとしてモウソウチク、シノダケ、マダケなどのタケを中心に与えられており、副食であるパンダ団子、ニンジン、リンゴもそれぞれ必要に応じて与えられているそうです。主に冷房の効いた室内で管理されていますが、気温が下がり、涼しい日も増えてきたため、屋外に放飼できるように準備が進められています。
シャオシャオとレイレイの健康状態、採食状況は良好です。
シャオシャオは2023年7月16日から、レイレイは7月21日からハズバンダリートレーニング(※)が開始されました。訓練を積み重ねることによって、パンダにとって少ないストレスで安全に体を触ったり、採血をしたりといった健康管理ができるようになったそう。
現在は2頭とも、トレーナー役の職員の前で柵に掴まって座り、ターゲットとなる棒に鼻先を触れさせることができるようになっており、次のステップとして、実際に採血をおこなう場所で職員の合図に応じて腕を出す訓練がおこなわれているそうです。
※ハズバンダリートレーニング...動物の健康な飼育と人間の安全な作業を目的として、動物に自発的な行動をとらせるための訓練
シャオシャオ
2023年9月25日(824日齢)59.8kg(41日前より+1.3kg)
シャオシャオ(撮影日:2023年9月25日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
レイレイ
2023年9月25日(824日齢)63.5kg(41日前より-1.8kg)
レイレイ(撮影日:2023年9月25日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
リーリーの健康状態は良好です。
リーリーについても、血圧測定ができるよう訓練をしているそうです。まだ計測にまでは至っていませんが、順調に進んでいます。血液検査は定期的におこなっておりますが、大きな異常はみられていません。
2023年9月25日測定の体重は以下のとおりです。
リーリー137.7kg
リーリー(撮影日:2023年9月25日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
東京都恩賜上野動物園のお知らせ(外部サイトにリンクします)のとおり、シンシンの血圧を測定したところ高い値が確認されました。健康観察を十分におこなうため、9月20日の11時30分より展示は中止しています。
現在、投薬しながら定期的に血圧測定をおこない、健康観察を継続するとともに、投薬量など、動物の状態を見ながら慎重に対応しているそうです。より安定した血圧測定をおこなうため、左腕の一部の毛を短くしておりますが、シンシンが気にしているようすはないとのことでした。
シンシンもえさとしてモウソウチク、シノダケ、マダケなどのタケを中心に与えられており、副食は、パンダ団子とニンジン、リンゴを必要に応じて与えられているそう。採食、行動については特に変化はなく、良好です。
公開の再開時期については決まり次第お知らせする、としています。
2023年9月25日測定の体重は以下のとおりです。
シンシン127.0kg
シンシン(撮影日:2023年9月25日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
ジャイアントパンダの様子(撮影日:2023年9月25日)
公益財団法人 東京動物園協会提供