• TOP
  • 記事一覧
  • 実は東京がルーツの金太郎飴。パンダ柄も登場!

2018.11.30実は東京がルーツの金太郎飴。パンダ柄も登場!

こんにちは、上野案内所です。
上野案内所にずらりと並んだ、たくさんのパンダグッズ。
その中でもピンク色のパッケージが目を引くお花見パンダ飴と、さくらパンダBOXは、台東区根岸の老舗「金太郎飴本店」が手がけた人気商品です。
上野動物園の帰りに当案内所へ立ち寄って下さった方々にも、おみやげとして好評!
手に取ると、お茶目なパンダの表情に、パッと気持ちが明るくなります。

 

画像

 

 

お花見パンダ飴400円(税込)は、上野案内所限定商品。さくらパンダBOXは486円(税込)

 

金太郎飴といえば、どこを切っても同じ模様が現れる飴のことで、定番モチーフはもちろん、昔話でもおなじみの金太郎。
今では、同じタイプの飴の総称のようにその名が用いられていますが、元祖は、何を隠そうここ「金太郎飴本店」です!
そもそもは明治初期に、飴売りの露天商からスタートしたのが始まりだとか。
やがて現在地に店舗を構えると、1923年の関東大震災も、1945年の空襲も乗り越え、代々飴一筋を貫いてきました。

 

画像

 

根岸の本店。現店主は六代目で、飴一筋の精神を真摯に引き継いでいます

 

金太郎飴は、色づけした飴を組み上げて絵柄を作る「組み飴」の一種。
このような技術は江戸時代からあったようですが、当時の主流はあまり複雑ではない簡単な模様で、明治に入り「金太郎飴本店」の二代目が金太郎をモチーフにすると、途端にヒットしたそうです。
商品の飴は、本店の2階で熟練の職人が手作りしています。
タイミングが合えば、飴を切るトントンという音を1階の売り場でも聞くことができます。

 

画像

 

本店には、棒状の金太郎飴も。長さは小棒、中棒、特大棒の3種類で、19cm170円~

 

ちなみに、見た目のユニークさだけではなく、飴そのものの味わい深さも、この店の大きな魅力。
製造過程で、ほどよく空気を含ませてあげると、口に入れた時に感じる甘みが優しくなるのだと言います。
後味も自然で、ホッとひと息つくのにぴったり!
材料がシンプルだからこそ、こういった細かいこだわりや、丁寧さが、味に直結するのです。

 

画像

 

本店のショーケースには、あんず、ゆずなど、さまざまな味の有平糖400円も並んでいます

 

近年、急速に減りつつある昔ながらの飴屋さん。
「金太郎飴本店」は、伝統を後世に残すことができる数少ないお店でもあります。
「金太郎飴は、東京生まれなんだよ!」
そんなおみやげ話と一緒に、大切な人に飴をプレゼントするのもおすすめです。

 

 

画像

 

【上野案内所 お取扱店】

金太郎飴本店住所 東京都台東区根岸5-16-12
TEL 03-3872-7706
営業時間 9:00~17:30
定休日 土曜(不定休)・日曜・祝日
http://www.kintarou.co.jp/

 

  • X
  • facebook