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長く愛されてきた上野名物の一つに、「上野風月堂」のゴーフルがあります。
さくっとした口当たりの軽いウエハースで、優しい甘さのクリームをサンドしています。
2枚の鉄板で挟む“挟み焼き”技法で焼き上げたウエハースには、繊細な模様がくっきり。
ゴーフルよりも一回り小さなプティゴーフルは、2枚ずつ個包装されているので、会社などでも配りやすく、手みやげとしても人気です。
プティゴーフル2枚×6袋入り540円(税込)~。
クリームは、バニラ、ストロベリー、チョコレートの3種類
パッケージに親子パンダのイラストが入ったパンダプティゴーフルは、上野案内所でも話題の一品。
上野動物園のパンダの子ども、シャンシャンの誕生を祝って考案されました。
個包装のイラストは全部で4パターンあり、「上野風月堂」のロゴマークでもある扇を手に持ち、
愛嬌たっぷり。クリームは、人気のバニラ味が使われています。
パンダプティゴーフル2枚×10袋入り918円(税込)。外箱にも親子パンダのイラスト入り
実は、風月堂一門で唯一、創業家の血筋を継ぐ「上野風月堂」。
もとを辿れば、1747年(延享4年)に初代大住喜右衛門が大阪から江戸へ下り、旧・京橋南伝馬町に「大阪屋」(二代目の時、「風月堂」に改称)を開いたのが始まりだと言います。
明治を迎え、若くして亡くなった四代目の代わりに「風月堂総本店」を継承したのが、弟の五代目喜右衛門。のちに五代目は、四代目の家に自身の三男を養子に入れ、兄の家を復興させました。この養子というのが、1905年(明治38年)、上野広小路に「上野風月堂」を開店した大住省三郎です。
現在の上野風月堂。1階にはカフェスペースがあり、2階には洋食レストラン「KANAME」も
看板商品のゴーフルが作られるようになったのは、昭和の初め頃。明治期より販売していたカルルス煎餅が、大きなヒントになったそうです。
開発に向け、本店、分店の垣根を越えて一門が一丸となり、何度も試作を重ねたとか。
当時の和菓子は、砂糖をたくさん使った甘みの強いものが定番だったらしく、ゴーフルのようなソフトな味わいは、「新しい甘みのお菓子」として大変喜ばれました。
本店のカフェで食べられるゴーフレーシュ各280円(税込)は、シュガーバターとキャラメル、さらに季節限定品の3種類。ハンドドリップコーヒー580円(税込)
2017年には、「風月堂」の創業270年に際し、本店をリニューアル。
1階のカフェでは、ここでしか食べられないスイーツの販売もスタートしました。
もちもち食感と、リッチなクリームが魅力のゴーフレーシュは、「ゴーフル」と、フランス語でフレッシュという意味の「フレーシュ」を組み合わせて命名。
また、ゴーフルをアレンジした手焼きコーンのソフトクリームも評判を呼んでいます。
老舗の伝統と、旺盛なチャレンジ精神が生んだ新名物を味わってみて下さい!
手焼きコーンのソフトクリーム450円(税込)。
北海道産の生乳を生かしたソフトクリームは口どけ抜群
上野風月堂 本店
住所 東京都台東区上野1-20-10
TEL 03-3831-3106
営業時間 10:30~19:30
定休日 元日
https://www.fugetsudo-ueno.co.jp/shop_honten/ (外部サイトへリンクします)