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2018.10.02上野発。機能美に優れ、日本が世界に誇る桐製品

こんにちは、上野案内所です。
上野といえば、やっぱりパンダ♪
上野案内所で人気商品の一つに、かわいいパンダの桐ハガキがあります。
82円切手で郵送できるので、友だちに送ったり、上野を訪れた記念に自分宛に送ったりしても楽しめる一品。こちらのアイテムを手がけているのは、東上野にある老舗の箱義桐箱店です。

 

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パンダの桐ハガキは1枚540円(税込)。イラスト入りと焼き印タイプを合わせて全4種

 

箱義桐箱店は、上野で1868年創業。
昔は代替わりするたび、店主の名前から一文字取って屋号を変えていたそうで、創業当初は初代・六右衛門さんにちなんで箱六という店名でした。
1886年に四代目の常義さんがお店を継ぐと、箱義と名乗るようになり、今に至ります。
六代目にあたる現店主・戸張茂義さんは、海外のデザイナーと組んで新商品を開発したり、外国で開かれる展示会に出品するなど、桐箱を通して日本文化を世界に伝えることに積極的に取り組んでいます。

 

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桐ハガキは、パンダ以外にもバリエーション豊富。
こちらはモダンなデザインが印象的。1枚540円(税込)

 

店名にもある通り、本来は桐箱の専門店。
東上野の本社兼店舗には、大小さまざまの桐箱が所狭しと並んでいます。
案内所にも、外側に鮮やかな和紙を貼った彩錦桐箱があり、見た目が華やかなだけでなく使い勝手もよいと評判。案内所にお越しの際は、ぜひ手に取って実感してみて下さい!

 

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彩錦桐箱1728円(税込)?。贈り物にしても喜ばれ、さらに自宅の “見せる収納”にも役立つ

 

桐は調湿性があり、湿度が上がると大気中の水分を吸収し、逆に乾燥すると、自身の水分を放出するという性質があります。そのため、桐箱の中の湿度は一定に保たれ、中に入れた物が守られるのです。
また、天然の防虫成分を持ち、桐箱はもちろん、たんすなどの収納家具にも昔から材料として使われてきました。一見シンプルですが、日本人の知恵がギュッと詰め込まれた実用的なスグレモノなのです。

 

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箱義桐箱店の店内。桐箱はサイズも形も種類豊富で、1000円以下のリーズナブルな物も

 

ちなみに、東上野の店舗には、常時約300種類の桐箱が揃っています。
長年お得意様の要望に応えるうち、最初はオーダーメイドで作っていたものが定番商品として定着し、徐々に品数が増えていったとのこと。
それら既製品も、中に入れる物の大きさに合わせて、高さを調整することが可能(所要時間は5?10分)。最近では、「結婚式の指輪交換で使うリングピローを手作りしたい」と言って、その土台にするため小型の桐箱を購入していく人もいるそうです。

 

 

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かわいい花の絵柄を入れたタイプも人気。他に、浮世絵がモチーフになった品も

 

実は、桐箱に入れる品物は陶磁器が一般的で、他県では、窯元の近くに桐箱店が店を構えることが多いとか。上野も昔から職人が集まる街でしたが、特に銀器や徽章を製造するところが多かったようで、
そんなお店と取り引きのあった箱義桐箱店も上野に本拠地を構えたといいます。
東京藝術大学が近いので、お得意様にはベテラン・若手問わず作家も多数。
箱義桐箱店の品々に触れて、上野の歴史を感じてみて下さい!

 

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東上野の本社兼店舗。なお、谷中に支店があり、そちらはギャラリーとしても展開しています

 

【上野案内所 お取扱店】
箱義桐箱店
住所 東京都台東区東上野1-27-12 箱義ビル
TEL 03-3832-8544
営業時間 平日9:00~18:00、土曜10:00~17:00
定休日 第2・4土曜、日曜、祝日
https://hakoyoshi.com(外部サイトへリンクします)

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