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2017.03.10Special Interview「古の長者町と上野御徒町」④

[第4回:湯島天満宮のお神輿渡御とパンダ広場]


●上野地区町会連合会常任理事 長者町二丁目町会会長 鴨下 守さん ●聞き手 佐藤 輝光(松坂屋上野店)

今年の湯島天満宮の梅まつりでは、パンダ広場からお神輿を上げて、春日通りを通って湯島まで渡御します。お神輿が無事、宮入りできるよう周辺の交通整理や安全管理を担当する長者町二丁目町会の鴨下守会長にお話を伺うとともに、当日のリポートをお届けします。

 

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■湯島天満宮の氏子として

 

鴨下:長者町一丁目町会と二丁目町会は、湯島天満宮の氏子で、蔵前通りから縦長に、パンダ広場までが範囲となっています。 

 

佐藤:そうですよね。だから、僕らもお祓いしてもらえます。松坂屋に20年以上勤めていますが、この間、初めてお祓いしてもらいました。

 

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鴨下会長とお神輿

 

鴨下:不思議ですが、すぐお隣は下谷神社の氏子なんです。上野三郵便局の周辺は湯島天満宮と五條天神社、下谷神社が混在していて・・・ こういう場所というのは、なかなかありません。だから、パンダ広場をみんなでいい形にしていかれたらと思っています。今年は湯島天満宮の梅まつりが60周年を迎えます。それで、神輿をパンダ広場から上げることになりました。毎年、神社周辺で神輿を上げていましたが、昨年5月の神幸祭で、神輿がパンダ広場を通ったのを若い人たちが見ていたようで、祭禮連合会の青年部から、ここでやりたいという声が出たそうです。パンダ広場で神輿を上げて、春日通りを通って湯島天満宮まで持っていきます。毎年500人くらい担ぎ手が集まるそうですから、今年はパンダ広場なので、おそらく600人以上は集まると思いますよ。

 

 

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梅鉢紋の白半纏

 

佐藤:自宅が埼玉ですが、町会と神輿があっても、担ぎ手がいません。今はもう子供神輿ぐらいです。逆に都心の方が、お祭りは盛んですね。

 

鴨下:担ぎ手がいろいろなところから集まってきますからね。本来は氏子が担ぐものですが、今は氏子だけでは担ぎ手が足りなくて、神輿は上げられません。神様を担ぐので、全員、白半纏。本社神輿は、白半纏を着ないと担がせてもらえません。

 

佐藤:ぜひ参加したいですね。

 

鴨下:このあたりは湯島天満宮が梅で、上野公園は桜。この季節は、絶好のエリアです。これだけすごい数の人が集まる場所はそうないと思います。ぜひ、担いでください。

 


 

 

 

■湯島天神・梅まつりレポート

 

2月26日(日)、湯島天満宮の梅まつりが60周年を迎え、パンダ広場でお神輿渡御の祭礼が行われました。13時より、パンダ広場でお神輿に神様を移す神事が執り行われ、いよいよ渡御のスタート。お神輿はパンダ広場を回って、松坂屋の裏手を抜け、春日通りを上り、湯島天満宮まで向かいます。松坂屋スタッフ4名も担ぎ手として参加、お神輿とともに練り歩きました。

 

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