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編集員の佐藤です。
国立西洋美術館本館が世界文化遺産に登録され、上野はお祝いムードに包まれていますが、なんとこのタイミングで、フランスの建築家ル・コルビジエ(1887年~1965年)が描いた絵画作品が、同じ上野公園内にある東京都美術館で開催中の「ポンピドゥー・センター傑作展-ピカソ、マティス、デュシャンからクリストまで-」で展示中です。
現在、東京都美術館で展示しているのは、《静物》(1922年、油彩、65cm×81cm)です。スイスの時計職人の家に生まれたル・コルビジエは地元の美術学校で学び、建築を志す一方、絵画にも取組んだそうです。《静物》は30代半ばに手がけた作品で、絵画から余分な要素を取り除き、純粋で本質的なかたちを組み立てて描くというル・コルビジエの考えが表れた作品です。
【写真 《静物》1922年 ?FLC/ADAGP,Paris&JASPART,Tokyo,2016 E2181】
*サムネール同様
近代建築に多大な影響を与えた巨匠ル・コルビジエ建築作品群の世界遺産登録にあわせて、ジャンルを超えた作品を、上野の2つの美術館で確かめるために上野公園を訪れてみてはいかがでしょうか?
<概 要>
■特 別 展 「ポンピドゥー・センター傑作展-ピカソ、マティス、デュシャンからクリストまで-」
■会 場 東京都美術館 企画展示室
■休 部 日 月曜日 *ただし9月19日(月・祝)は開室。
■開室時間 9時30分~17時30分 *毎週金曜日は9時30分~20時00分(入室はすべて閉室の30分前まで)
■延長開室 8月5日(金)・6日(土)・12日(金)・13日(土)、9月9日(金)・10日(土)は21時00分まで
■公式サイト http://www.pompi.jp/
*観覧料などは、公式サイトをご覧ください。