本場イギリスの本格派サイダー(低アルコール)登場!
まだまだ暑い9月半ばです!皆様いかがお過ごしですか?
大丸下関のお酒売場は毎日涼しいので是非涼みにいらして下さいね。
さて、今回はリンゴのお酒のご紹介です。
サイダー(シードル)といえば、イギリス!
イギリスは全世界7000種のリンゴのうち、約3割弱の2500種もリンゴを育てている国。
何故ならば「食用」「サイダー加工用」に用途が分かれているからです!
食用に関しては日本のリンゴは美味しさで群を抜いていると思います。
2020年の世界リンゴ生産量で27位のイギリスを抜いて日本は18位。(1位は中国、2位トルコ)
しかし育てている品種ではイギリスが世界一になるのではないでしょうか?
毎日違う品種のリンゴを食べても、6年と8か月も掛っちゃうんですよ…凄くない?
といっても、サイダー加工用のリンゴは、フルーツとしてそのまま食べても渋すぎたり、スッパすぎたりするものが多いです。だから実際毎日一種類は食べられないけど、でも、サイダーにしたら飲める。
そんなイギリスらしい低アルコールの飲み物のご紹介。
サイダーには『酸が強く、タンニンがしっかりとしていて、糖度の高い』品種がお勧め。まるでワインのブドウと同じ条件ですよね。美味しい発酵酒を作るにはその3点は必須。
そして今回は日本では馴染みのない品種を使ったサイダーをご紹介したい!と思って仕入れました。
イギリス・ヘレフォードシャーにある《ニュートン・コート・サイダー社》は、もともとは羊や牛を飼っていたトム・ステフェン一家がもつ広大な土地にある果樹園のリンゴや洋ナシで伝統的なイギリスサイダーを造ることでこの地の、いやいや、この国の伝統を守りたいという事で1991年にサイダー事業に参入しました。
今ではコンクール入賞や地域に根差したサイダー開発で人気が出ています。
まずは向かって左、デヴォン州にあるレストラン《リバー・コテージ》のリクエストで
コラボした【リバー・コテージ・オーガニック】エルダーフラワーサイダー。
旬の食材や倫理的に生産された食材への妥協のない取り組みと環境への配慮で知られる、数々の賞を受賞した作家兼コメンテーターのヒュー・フィンリー・ウィッティングストール氏(59才)。
彼の料理本シリーズとテレビシリーズ『リバー コテージ』は、ドーセットの小規模農場での体験&実験からインスピレーションを得ています。このサイダーのレシピを完成させるために、ニュートン コート サイダー チームはリバー・コテージ本部に足を運びました。ヒューと彼のチームもニュートン コート ファームを訪れ、果樹園で時間を過ごし、サイダーの作り方を学びました。
使用リンゴ品種は有機栽培の【ヤーリントン・ミル】と【ブラウン・スナウト】。
【ブラウン スナウト】と【ヤーリントン・ミル】をブレンドしたこのサイダーは、爽やかで中程度の甘さの発泡サイダー。新鮮な野生のエルダーフラワーも後から添加しているので新鮮で爽やかな味わいをお楽しみください。このエルダーフラワー サイダーは、マスカットの香りがする、さわやかな青味のある果実の風味。ニンニク風味のローストした塩鯖フィレ、ローズマリー風味のチキンカツやイチゴや生クリームを使ったデザートと完璧にマッチします。
アルコールは4.0% 330㎖ お値段は税込¥990-
向かって右の【ニュートン・コート・サイダー ファースト・プレス】は、
サイダー用ではなく、食用リンゴを絞って醸した軽やかなスタイルのサイダー。
仕様品種はイギリスを代表する【ルセット】【コックス】【ブラムリー】。
とにかくクリアで香ばしくて爽やかな飲み口のサイダー。
是非夏の日のBBQに!と、サイダーチームも推しています。
スッキリ爽やかで甘すぎないので、男性ファンも多い一本。
ウイスキーとウイスキーの間の口直しにもモッテコイです。
アルコールは4.8% 容量330㎖ お値段税込¥990-
さて、リンゴ品種話にもどりますが、【ブラムリー】という青りんごは、イギリスに滞在していた方なら誰もが口にしたリンゴのようです。
私が北米に住んでいた時に【グラニースミス】という青りんごが好きで好きでよく食べていたのですが、そんな存在のようです。実は日本の【フジ】も海外ではかなり人気です。
…そろそろリンゴの美味しい季節になってまいりましたね。
今年はサイダーデビューしてみませんか?
お待ちしています!