【ディスカバリー北海道】滝野で見つけたおいしい野菜~吉川農園~
6月中旬 札幌市南区滝野にある「吉川(きっかわ)農園」に行ってきました。
付近では厚別川が流れており、自然あふれる場所で
正直同じ札幌とは思えないくらい景色のきれいなところでした。
生産者の吉川(きっかわ)千春さん。
農薬や化学肥料をなるべく使わず、季節に合ったものを栽培しています。
訪れた時はビニールの中で「ミニにんじん」や「すいか」「メロン」
「そら豆」「ひよこ豆」「九条ネギ」を。
路地では「おかひじき」と多種多様な野菜が育まれていました。
⇑ひよこまめ ⇑ミニにんじん
吉川さんに農業を行うきっかけを聞いたところ、
元々「昔から農業をやってみたい」という思いもあり、
行政の支援プロジェクトの研修を経て就農されたとのこと。
(研修地も現在の滝野だったそうです)
また、学生の頃に採れたての春菊を食べてそのおいしさにびっくりしたそうです!
同じ春菊でもスーパーで売っているものとこんなに違うものなのかと食の可能性を感じたそうです。
今年で就農10年目になる吉川さん。
当初は「女性一人ではできない」との声もあったそうですが、
吉川さんは「女性ひとりでもできることはある。小さくてもスタートできることを考える」と
前向きな思いを胸に取り組んできたそう。
「ひとりだから小規模ではあるがやりたいスタイルを貫けるし、市場に出すというよりも自分が食べたいものを作れるし、自分で決めれるのが良いところ」と仰っていました。
ビニールハウスの付近には数年前に出来た直売所があります。(すごく可愛らしい建物です!)
私が伺った時間は「さとほろ」という品種のいちごが売られていました。
(札幌市が35年以上前に開発した品種)
このいちご、市場で生のまま出ることは滅多にないいちごなんです!
芯まで赤く、香りが物凄くひろがるいちごですが、
完熟のものは柔らかいので傷みやすいのです。
なのでほとんどがジャムなどに加工されてしまうとのこと。
⇑直売所 ⇑幻のいちご「サトホロ」
初めて生で食べてみた感想は…
小さいころに食べた苺を思い出しました。
現在販売されているめちゃくちゃ甘い苺ではなく、
甘みと酸味のバランスが良く、
子供の頃はこの酸味を抑えるため
牛乳を入れて苺ミルクにした贅沢なデザートが楽しみでもありました。
最後に吉川さんは
「農業は辛楽しい(つらたのしい)けど、野菜は鮮度で味が変わる。
滝野で農業をすることは、今朝収穫したものを夜食べてもらうことができる。
採れたての美味しい状態で提供できる。
直売所でもお客様から以前買って美味しかったからまた買いにきた。と
言われるとやっぱりうれしいですね」と
ニコっと言ってくれたのが印象的でした。
そんな吉川さんの野菜を是非この機会に味わってみてください!
7月4日(木)・11日(木)
各日13時~15時には吉川さんも地1階フレッシュワンに来場します!
野菜の想いなど直接聞くこともできるので是非お立ち寄りください!
また吉川農園のインスタグラムでは直売所で並んでいる野菜やイベント情報を発信しています。
こちらもぜひ覗いてみてください!!
https://www.instagram.com/oyamanononona/