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食品
2023.07.04

「土を育てる農場 ~循環型農場 福田農場~」

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「土を育てる農場 ~循環型農場 福田農場~」

「ディスカバリー北海道

~2023年夏~」


北の大地、北海道!!!

 

道内179市町村の中には未だ我々の知らない食材や生産者様の取組みがあるはず!


その未発見の食材や生産者様の取組みを

我々が発見し、

実際に現地に赴き食材を目で見て、

生産者様と会話を通じ、

大丸札幌店ほっぺタウンで

それらの食材を

メニューとして具現化し紹介する企画です!


今回はただ未発見の食材を探すのではなく、

環境に配慮した

「サステナブルな食材、取組み」

ディスカバリーのミッションです!


レッツ!

ディスカバリー!!⤴⤴⤴


さて、今回私が訪問させて頂いたのが、

札幌から車で3時間ほどの北海道の中央部!

 

十勝管内の中川郡本別町美蘭別の

福田農場様!???

 

   

画像   画像

 

 

画像

福田農場 代表取締役 福田 博明 様

 

お忙しい中をお邪魔させて頂いたのですが、

親切丁寧かつ情熱的?に、

循環型農場についてお話し下さいました。

言葉の中に強い信念、

職人気質を感じずにはいられませんでした! 

 

そして、今回、

私は何をディスカバリーするのかというと!

 

福田農場で福田さんが育成している

「美蘭牛 福姫」とその育成取組み!???


さて・・・

そもそも【福姫】とは・・・?????

 

こちらの福田農場が育てる

ブランド牛「美蘭牛」、

美蘭牛は黒毛和牛の雄と

ホルスタインの雌による「交雑種」です。

「福姫」はその中でも未経産の雌になります?

 

出荷までには約25~26ヶ月と

一般的な牛の出荷は

30ヶ月ということで少し短めです。

一般的な牛の出荷直前の段階で

栄養価の高い飼料を与え続けることが

多いのに対し、

こちらの福姫は無理に太らせることなく

ストレスを与えず育て出荷しています。

 

なので、和牛とホルスタイン

それぞれの旨味を両立し

余分な脂が付かず、

赤身のバランスが取れた肉質になります。

 

    画像

?出荷前25ヶ月の牛 

 

 

      画像

 ?6カ月ほどの子牛

 

↑「も~~? あたち福田さん家のお姫様 福姫よ!」↑

「あたち達ストレスフリーなのよ?」 

と、も~~~~~うしてます?

 

  

さて本題へ!!

 

こちらの「福姫」が

出荷されるまでの行程が

まさに循環型でディスカバリーだった!


私が、福田農場様に到着したとき、とあることに気が付いた・・・

携帯の電波がない!( ゚Д゚)?  

まじか!((+_+))


まぁ・・・それはさて置き・・・これは現地に実際に行かないと感じ得ないことで・・・・

この日は最高気温が25℃を超え、

北海道の内陸性の暑さを感じながら、

遠くに牛たちの「モゥ~~~」と鳴く

低い声を聞きながら私が感じたことが・・・

 

牛などを飼っている農場特有の、あのツーーーンとくる肥えた臭いが・・・

ほぼしないのである・・・。

牛の糞が発する

あのエキゾチックな肥えた臭い・・・???

 

服に染みつくようなアノ臭い、

それがほぼしないのである(; ・`д・´)


何故だろう・・・飼育頭数が少ないのか・・・

その疑問の答えを福田さんが教えてくれた。


答えは「福姫」が

毎日食べている飼料にあった!


「福姫」は牧草などはもちろんですが、

毎日、乳酸菌発酵された飼料で

腸内環境のバランスを取っていたのです!(*'▽')

 

この飼料を

「デントコーンサイレージ?」と呼び、

飼料用のとうもろこしを収穫し細かく粉砕し、

漬物の要領で発酵させることにより

乳酸菌を蓄えた飼料が完成するのです(^^)/

 

この飼料を毎日食することにより

「福姫」の腸内環境が整えられ、

アノ肥えた匂いの

ほぼしない糞を出すのです(*'ω'*)

 

      画像

 

  飼料を手にする福田さん

 

画像

        

実際のデントコーンサイレージ

少し乳酸菌の酸味を感じます!

 

画像

 

「デントコーンも~~最高!?」

と、も~~うしております?

 

 

ん(・・?

 

では何故

デントコーンサイレージは

乳酸菌発酵するのだろう・・・?

 

更に疑問が湧いてきた・・(?_?)


その答えこそが、

今回のサステナブルな取組み答え、

循環型農業の実践に

繋がるものでした(*'▽')


本来なら多くの牧場や農場では

産業廃棄物として

処理されることが多い・・・・糞?


福田農場ではこの「福姫」から出る糞を

廃棄することなく、

循環型の一環として「肥料」

転用する取組みを行っています。

 

乳酸菌発酵飼料である

デントコーンサイレージを食べた

「福姫」のふん尿と木屑を合わせた堆肥に

枯草菌を混ぜ、

4~5年の年月をかけて

熟成発酵させます!(*'▽')

 

この発酵による微生物の発生については

北海道大学内でも外部研究機関様と

協力し日々研究を進めている分野です。

画像

廃棄せず積まれた「福姫」の糞?

 

画像

 

  

4~5年かけて完成した堆肥を持つ福田さん

 

この熟成発酵が済んだ堆肥を、

福田農場内のデントコーンの畑の土に混ぜこみ、

土の栄養素を補完し、

ミネラルや微生物のバランスが

取れた土壌が出来上がります!

 

画像農場横のデントコーンの畑???

 

 

この循環型農場のスタートは、

まさに、土! 

 

土を育てることに

他ないのだと感じました!!


①雪解けから春、畑の土に発酵済堆肥を撒く

②春から夏にかけ畑で育つデントコーン

③秋、デントコーンを収穫し

飼料としてデントコーンサイレージに

④デントコーンサイレージを食する「福姫」

⑤糞をする「福姫」

⑥糞を廃棄せず回収する福田さん

⑦糞を熟成(4~5年)させる福田さん

⑧発酵済堆肥の完成→①に戻る

 

 

土を育てること上記①~⑧の愚直な繰り返しが

健康で美味しい牛づくり、

「美蘭牛 福姫」に辿り着くことを

今回、福田農場で教わりました!

 

画像

「あたち健康で美しいわよ?」

と、も~~~うしてます?

 

産業廃棄物である糞を廃棄処理せず、

自社農場で肥料に変え、畑に撒き飼料を育て、

牛が飼料を食べる・・・

 

まさに農場内で循環する

サステナブルな取組み!


これからの農場の運営に

広く浸透していくことを心より願います!

 

お忙しい中、ご対応頂きました

福田様本当にありがとうございます。

 


余談ですが・・・

帰り際、福田さんが

最後にお話ししてくれたことが

印象に残ってます。

 

それは先日、東京のとあるホテルで会合があり、

たまたま同席したテーブルの親子のお子様が

普段は牛肉はあまり食さないとのことでしたが、

「福姫」を美味しい美味しいと

しって食べて頂いていたことが

福田さんには嬉しかったようで

本当に生産者冥利に尽きるという思いで

私にお話ししてくださいました。

一般消費者が言う

「美味しい」って一言・・・・

本当に生産者の方には最高の賛辞なんだな・・・

と改めて感じながら農場を後にしました。

 

 

 

さて最後に今回この取材させて頂きました、

「福田農場 美蘭牛 福姫」を使用した

ローストビーフが登場します!(^^♪


大丸札幌店地1階ほっぺタウン惣菜売場

 

「OBENTO29」

 

本別町産 福田農場 美蘭牛「福姫」の氷室熟成のローストビーフ

(モモ・カタサンカク使用)

 

1個 (税込)1,800円

 

美しい赤身が際立つ福姫を無科調の味付けで肉の匠が仕上げました!

 

画像

 

皆様、是非一度ご賞味下さいませ!

地1階惣菜売場「OBENTO29」でお待ちしております!

 

 

 

最後の最後に・・・・・・

【ブログ番外編??】

 

画像

牛舎の前では可愛い猫ちゃんがお出迎え?

 

「牛さんのお世話

手伝うにゃーーーー?

さぼってないにゃーーーー?」

 

 

画像

おでこに?マークの牛さんもお出迎え?

 

「あたちハートのお姫様よ?】

 

 

 


最後までお読み頂きありがとうございますm(__)m

 

これにて! 

も~~~おしまい、

も~~おしまい・・・・・・???

 

 

 

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