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上野の西隣に広がる稲荷町エリア。上野から徒歩圏内にありつつも、住宅地が近いので、落ち着いて歩ける穴場となっています。2026年5月、東京メトロ銀座線稲荷町駅から程近い場所にオープンしたのが「とんかつ狐福」。鹿児島県産黒豚を使ったとんかつが、早くも評判です。

ツヤのある淡いピンク色の断面は黒豚ならでは

キツネと小ブタが肩を寄せ合う看板のイラストがかわいい
入口で迎えてくれるのは、看板に描かれたかわいいキツネたち。「街の定食屋」と呼びたくなる素朴な店構えで、入りやすい雰囲気です。店の前を通りかかるとメニュー写真に食欲がそそられ、一気にお腹がすいたような気分に。ランチどきには、近隣で働くビジネスマンが多く訪れるそうです。

飾らず素朴な店内。居心地がよくリラックして食事を楽しめる

妻のスー スー サンさん(右)が調理を担当し、晴空さんは主に接客を担当する
「以前は建設業界で働いていまいた」と、ご主人の田上晴空(たのうえせいくう)さん。現場に出るとその付近でランチを取ることが多く、「ある日立ち寄ったとんかつ屋さんで感動して、お店を開くならとんかつだと思いました」。
飲食店で働いていた妻のスー スー サンさんとは、「いつか2人で一緒に働きたい」とかねがね話していたのだとか。スー スー サンさんは、とんかつ屋をしている知人に基礎を教わりながらも「自分たちの理想のとんかつ」を追求。材料選びから工程、揚げ油の配合、温度設定など、夫婦二人三脚で試行錯誤を重ねたといいます。

鹿児島県産黒豚。「地元の食材を選びました」と九州出身の晴空さん

水分量が多い生パン粉を使用。市販の乾燥パン粉とは違い、ボリュームのあるサクサク食感に仕上がる

160℃に設定した揚げ油でじっくり揚げるのがこだわり
主役は、鹿児島県産黒豚。脂のさっぱりした甘みと歯切れのよさが特徴です。注文ごとに、フレッシュな生パン粉をつけるところから調理スタート。12mmと長さのあるパン粉を使うことも、サクサクした食感を生むコツの一つです。
使用する揚げ油は、サラダ油とラードを8:2の比率で配合。サラダ油をベースにすることで後味が軽くなり、ラードを加えることで甘くコクのある香りが出てきます。温度の設定は、一般的な180℃より若干低い160℃。じっくりと火を入れ、さらに予熱を使って中まで熱を通すため、黒豚ならではの柔らかい食感が保たれます。

数量限定の黒豚ロース・ヒレ食べ比べ定食2,200円。ランチタイムは2,000円(いずれも税込)。
具だくさんな豚汁のファンも多い
目の前に運ばれてきたお膳を見て、思わず「わー!」と歓喜。断面に見える淡いピンク色が美しく、よく見ると、脂身が透き通っているのがわかります。頬張るとふわっとした弾力があり、スッと歯切れがよく心地いい。じわっと甘みが滲み出て、幸せに包まれます。

淡いピンク色の断面。透き通った脂身がキラリと輝く

とんかつにかける特製ソースは、辛口、甘口の順番がおすすめ

ミネラルを豊富に含むヒマラヤ産ピンク岩塩は、肉料理と相性がいい
そのままでも十分ですが、卓上調味料を試してみるのも一興。特製ソースは甘口と辛口があり、甘口はウスターソースにほんの少しの砂糖を、辛口はマスタードと胡椒、ケチャップが加えられています。また、脂身の多いロースは、ヒマラヤ産ピンク岩塩を乗せると脂の甘味がくっきり際立ちます。ヒレはお皿に添えてあるワサビとも合い、キリッとしたワサビの香りがヒレの穏やかな旨味をぐっと引き立てます。

とんかつを揚げ始めると、店内にふわりと香ばしさが漂う
時間が経っても柔らかく、最後のひとくちまで味わい深い。「冷めても柔らかさが保たれるので、持ち帰りのお客様にも喜んでいいただけます」と晴空さん。確かに、レンジで温め直すと衣がしっとりしてしまうので、冷めた状態でもおいしいのはうれしい。
この味わい、食感にぜひ癒やされてください。
とんかつ狐福
住所 東京都台東区東上野5-4-3 ザ・パークハウス上野 102号室
TEL 03-5246-3706
営業時間 9:00〜15:00(L.O.14:30) 17:00〜21:00(L.O.20:30)
定休日 日曜
東京メトロ銀座線稲荷町駅より徒歩1分
https://www.instagram.com/tonkatsu_kofuku/(外部サイトへ移動します)











