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東京都恩賜上野動物園のシャオシャオとレイレイは、えさとしてモウソウチク、シノダケ、マダケなどのタケを中心に与えられており、副食であるパンダ団子、ニンジン、リンゴもそれぞれ必要に応じて与られています。副食は、給餌器に入れ時間をかけて取り出して食べるようにするなど、不定期に実施している環境エンリッチメント(※1)でも使用しているそうです。
動物の状態や天候などに合わせて管理場所を変更していますが、パンダにとってすごしやすい季節のため、屋外に出ている時間が増えています。採食、行動については特に異常はなく、良好だそうです。
シャオシャオ 2024年11月25日(1251日齢)83.6kg(30日前より+0.4kg)
シャオシャオ(撮影日:2024年11月25日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
シャオシャオの健康状態は良好です。
シャオシャオは2023年7月16日からハズバンダリートレーニング(※2)をおこなっています。訓練を積み重ねることによって、パンダにとって少ないストレスで安全に体を触りながらの健康管理ができるようになります。リーリーとシンシンの検疫開始に伴い一時的にトレーニングを中止していたそうですが、返還されたため、10月25日にトレーニングを再開し、11月15日には採血をおこないました。
また10月28日に、シャオシャオを、以前リーリーが展示されていた屋外の運動場に出す練習を始めました。今の段階では、いつからこの運動場で展示できるかは未定だそうです。背中の緑色の印はだいぶ見えにくくはなりましたが、まだうっすらと残っているそうです。
※1 環境エンリッチメント
限られた飼育環境の中で、動物が心身ともに、より健康に生活できるようにするための取組み
※2 ハズバンダリートレーニング
動物の健康な飼育と人間の安全な作業を目的として、動物に自発的な行動をとらせるための訓練
レイレイ 2024年11月25日(1251日齢)82.5kg (30日前より-3.1kg)
レイレイ(撮影日:2024年11月25日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
レイレイの健康状態は良好です。
レイレイは2023年7月21日からハズバンダリートレーニングをおこなっています。シャオシャオと同じく、リーリーとシンシンの検疫開始に伴い一時的にトレーニングを中止していたそうですが、10月26日にトレーニングを再開し、11月6日には採血を実施し、11月20日には血圧の測定もおこなえるようになりました。
ジャイアントパンダの様子(撮影日:2024年11月25日)
公益財団法人 東京動物園協会提供