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2024.09.20【上野動物園】リーリーとシンシンの検疫作業が順調に進んでいます

東京都恩賜上野動物園のジャイアントパンダたちは、えさとしてモウソウチク、シノダケ、マダケなどのタケを中心に与えられており、副食であるパンダ団子、ニンジン、リンゴもそれぞれ必要に応じて与えられています。

 

シャオシャオ 2024年9月15日(1180日齢)81.5kg(30日前より-3.3kg)

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シャオシャオ(撮影日:2024年9月17日)
公益財団法人 東京動物園協会提供


シャオシャオは、リーリー、シンシンの検疫開始に伴い、もともとシンシンが飼育管理されていた非公開エリアの室内で過ごしています。採食、行動については特に異常はなく、良好だそうです。

シャオシャオは、2023年7月16日からハズバンダリートレーニング(※)をおこなっています。訓練を積み重ねることによって、パンダにとって少ないストレスで安全に体を触りながらの健康管理ができるようになります。現在はリーリーとシンシンの検疫開始に伴い、一時的にトレーニングを中止しているそう。背中の緑色の印はまだうっすらと残っていますが、段々と薄くなっているそうです。

※ハズバンダリートレーニング

動物の健康な飼育と人間の安全な作業を目的として、動物に自発的な行動をとらせるための訓練

 

レイレイ

2024年9月15日(1180日齢)84.6kg(30日前より―2.4kg)

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レイレイ(撮影日:2024年9月17日)
公益財団法人 東京動物園協会提供

 

レイレイは気温が高い日が続いているので、主に冷房の効いた室内で管理されています。採食、行動については特に異常はなく、良好だそうです。


レイレイは2023年7月21日からハズバンダリートレーニングをおこなっています。シャオシャオと同じく、現在はリーリーとシンシンの検疫開始に伴い、一時的にトレーニングを中止しているそうです。

リーリーの健康状態に大きな変化はありません。現在は冷房の効いた室内で管理しながら、観覧開始前の時間帯に検疫作業としてレントゲン撮影や血液検査などをおこなっており、順調に進んでいます。採食、行動についても特に異常はなく、良好だそうです。


また、2023年11月28日以降、定期的な血圧測定と投薬を継続しながら、薬の量の調整など、高血圧の改善に向けた取組みを続けているそうです。

 

2024年9月15日測定の結果、リーリーの体重は134.7kgでした。

 

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リーリー(撮影日:2024年9月17日)
公益財団法人 東京動物園協会提供


シンシンの健康状態に大きな変化はありません。現在は冷房の効いた室内で管理しながら、観覧開始前の時間帯に検疫作業としてレントゲン撮影や血液検査などをおこなっており、順調に進んでいます。採食、行動についても特に異常はなく、良好だそうです。


また、2023年9月20日以降、定期的な血圧測定と投薬を継続しながら、薬の量の調整など、高血圧の改善に向けた取組みを続けています。7月28日以降に確認されている目の白濁箇所についても、点眼をしながら状態の観察を続けているそうです。


2024年9月15日測定の結果、シンシンの体重は122.5kgでした。

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シンシン(撮影日:2024年9月17日)
公益財団法人 東京動物園協会提供

 

ジャイアントパンダの様子(撮影日:2024年9月17日)
公益財団法人 東京動物園協会提供

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