2019.12.272020年の初詣は上野界隈で!

まもなく新年。
気持ちも新たに、上野界隈へ初詣にでかけませんか。
上野界隈の歴史ある多数の神社仏閣から5ヶ所をピックアップ。
ご由緒やご利益などとともに、新年の行事などもご紹介します。

 

東叡山寛永寺
江戸時代には、上野公園一帯が境内だった寛永寺。
寛永2(1625)年、徳川幕府の安泰と人々の平安を祈願するため、江戸城の鬼門(東北)守護として慈眼大師・天海大僧正により建立されました。
そして数々の堂宇の中心となったのが、根本中堂。

 

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写真の根本中堂は戊辰戦争で消失し、現在のものは川越喜多院の本地堂を移築。
大晦日にはご法要が行われ、除夜の鐘が撞かれます(参加申込可、上野公園内 鐘楼堂でも実施)。

 

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写真は寛永寺境内にある銅鐘。
新年の2、3日には、堂内に徳川将軍の肖像画や寛永寺の寺宝を特別に公開。また、同日、国立博物館の「博物館に初もうで 子・鼠・ねずみ」半券持参の方に散華が授与されます。
堂内には荘厳な仏像も安置され、御朱印やお守りなども授与しています。
根本中堂だけでなく、不忍池辯天堂、開山堂、清水観音堂でも新年のご祈祷が行われるので、家内安全や開運厄除け、身体健全などを祈念しましょう。

 

東叡山寛永寺
住所 東京都台東区上野桜木1-14-11(寛永寺事務所)
TEL 03-3821-4440
※ご祈祷の実施日時は各堂によって異なります
・除夜の鐘0:00~2:00(終了予定)※根本中堂もしくは上野公園内の鐘楼
 参加費3,000円、申し込みは電話にて受付
http://kaneiji.jp(外部サイトにリンクします)

 

上野東照宮
徳川家康(東照大権現)を祀り、出世、勝利、健康長寿にご利益があるといわれる上野東照宮。
1627年に創建され、いま見る社殿は日光東照宮まで参拝できない庶民のために、三代将軍・徳川家光が日光東照宮と同じ様式を採用して造替したものです。

 

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金色殿(社殿)などの絢爛豪華な江戸初期の建造物は、国指定重要文化財に指定。※社殿内は非公開
有料で拝観できる社殿は、金箔が多く使われたことから "金色殿"とも称され、社殿外壁には極彩色の彫刻も。
おめでたい正月にふさわしい、絢爛豪華な建築様式を観ることができます。

 

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写真の国指定重要文化財に指定される唐門は無料で拝観可能。1651年に造営され、左甚五郎作の昇り龍・降り龍の彫刻があります。
境内では、お正月限定授与品として破魔矢、干支土鈴、干支絵馬を頒布(無くなり次第終了)。
また、2020年1月1日からは「ぼたん苑」が開かれます。
花の少ない冬に、お正月の縁起花として栽培技術を駆使して開花させたぼたんの可憐な花をぜひ鑑賞してください。

 

上野東照宮
住所 東京都台東区上野公園9-88
TEL 03-3822-3455
参拝時間 9:30~16:00(3月まで)※元日は9:00開門(御守、御朱印は9:30から)
社殿拝観料 500円
・上野東照宮ぼたん苑
 2020年1月1日(水・祝)~2月24日(月・振休)
 大人(中学生以上)700円、東照宮拝観との共通券1,100円、小学生以下無料
http://www.uenotoshogu.com/(外部サイトにリンクします)

 

五條天神社
ご創始が110年頃とされる五條天神社。
医薬祖神二柱を祀り、無病健康や病気平癒のご利益があるといわれています。
古くより医療従事者からも崇敬され、健康祈願に多くの人が訪れます。
その由緒から、病気平癒のお守りなどの授与品を受ける方が多いのだそう。

 

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写真は五條天神社の社殿。新年は初詣で賑わいます。ご祈祷は15:00まで受付。
1月15日にはお正月飾りを納める門松焼納式が行われます。
隣接する花園稲荷神社は、もとは「忍岡(しのぶがおか)稲荷」「穴の稲荷」と呼ばれていた古社。

 

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写真は花園稲荷神社の社殿。
江戸時代より上野の山の守護神として崇敬されてきました。
衣食住(生活)を護り、あらゆる縁結びのご利益があるといわれ、縁結びのお守りが人気。
上野公園に鎮座する二社をお参りして、ご加護を得ましょう。

 

五條天神社

住所 東京都台東区上野公園4-17
TEL 03-3821-4306(9:00~17:00)
開門時間 6:00~17:00
授与所 9:00~17:00(御蒐印受付)

 

花園稲荷神社
住所 東京都台東区上野公園4-17
TEL 03-3823-2034(9:00~17:00)
開門時間 6:00~17:00(受付は9:00~17:00)


下谷神社
730年に創建し、下谷の鎮守として都内最古のお稲荷さまとして親しまれてきた下谷神社。
五穀豊穣、商売繁盛、家内安全にご利益があるそうです。

 

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写真の社殿は関東大震災のため消失したものの、1931年に建て替えられました。
また、「芸能」「水」のパワーが強いといわれ、それらに関連する職業にいい影響を与えたり、過去を水に流す、精算するなど新たな門出にもいいといわれています。
この下谷神社は江戸における最初の寄席興行が行われた「寄席の発祥の地」であり、このようなパワースポットとなる歴史的な土壌もあります。
新年のご祈祷は1月5日までとなり、新年限定の御朱印は1月15日まで受付。

 

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拝殿内には日本近代画の巨匠である横山大観による龍の天井画(写真)が現存し、ご祈祷の時間以外は拝観可能。
墨の濃淡で表した迫力のある龍は1934年作(縦174cm、横296cm)。
浮き立ち流れゆく雲に迫力ある龍が描かれ、いまにも天井から飛び出してきそうな趣があります。
お参りしたあとに、ぜひこの荘厳さを感じてみては。

 

下谷神社
住所 東京都台東区東上野3-29-8
TEL 03-3831-1488
新年の御朱印 元旦は0:00~18:00、2日以降は9:00~17:00。書き置きのみ。
http://shitayajinja.or.jp/(外部サイトへリンクします)


湯島天神
458年創建された湯島天満宮。東京を代表する"天神さま"として親しまれています。
学業成就、試験合格、縁結びのご利益があるといわれ、歴史に名を残す学者や文人らからの信仰も篤く、文教の中心として崇敬されてきました。

 

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総檜造りの社殿は1995年の造営。初詣の三ヶ日では、35万~40万人もの参拝者を予定。
新年には、一年の平安と万民の幸せを祈る元旦祭が行われます。
また、ご祈祷や神符、新年限定の御神矢、開運のお守り、御朱印などの授与品もあります。
境内にある絵馬がけには、多数の絵馬が納められています。

 

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開運絵馬は、年の前半にはその年の干支の絵柄(後半は牛に乗られた天神さま)、学業絵馬には牛の絵柄、合格お礼参りにはダルマの絵柄が用意されています。
それぞれの願い事に合わせ、授与品を選んでみてください。

 

湯島天満宮
住所 東京都文京区湯島3-30-1
TEL 03-3836-0753
・元旦祭 1月1日(水・祝) 9:00~9:30
・新年のご祈祷 1月1日(水・祝)~ ※随時執行、時間は公式サイトをご確認ください
http://www.yushimatenjin.or.jp(外部サイトへリンクします)

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