• TOP
  • 記事一覧
  • 【上野アメ横】2019年もあとわずか! 年末アメ横の攻略法を伝授

2019.12.25【上野アメ横】2019年もあとわずか! 年末アメ横の攻略法を伝授

暮れも押し迫る今日この頃。みなさん、年末年始の準備は順調に進んでいますか?
この時期のアメ横は、お正月用の食材を買い求める人が大勢詰めかけ、いつにも増して大盛況。その様子は毎年のようにテレビに映し出され、冬の風物詩にもなっています。

 

画像


2019年、アメ横70周年の節目に設置された新アーチ。夜になるとライトが点灯します
最もにぎわうのは、12月28日~31日の4日間。この間、バッグや靴、洋服といった食品以外を扱う店は、早めに年末休みに入り、軒下を魚屋に貸し出すところもあるそうです。
カニやエビ、マグロなど、お正月のご馳走を安く調達するには、アメ横センタービル周辺の魚屋が集中しているエリアがおすすめ。昔ながらの対面販売で、値引き交渉するのも大きな醍醐味となっています!

 

画像


買い物客や観光客であふれるアメ横。昨年2018年の年末には、約156万人が訪れたそう
そこで、上手に値引き交渉する方法をアメ横商店街連合会の会長・星野勲さんに伺いました。

 

価格は基本的に、税込で1,000円、2,000円などキリのいい数字に設定されていることが多いとのこと。つまり、「マグロの切り身を安くして」と単品で交渉するより、「マグロの切り身に数の子、イクラをつけて6,000円のところ、5,000円で......」とまとめ買いするほうが有利なのだそうです。
12月30日には混雑がピークを迎え、31日の午前中には品切れする店も出てくるとか。反面、時間がギリギリになればなるほど、どの店も売れ残りを避けるためにできるだけ買ってもらおうとするので、運がよければ商品が破格値で手に入る可能性があります。

 

画像


アメ横商店街連合会の会長をつとめる星野さん

 

なお、魚屋でクレジットカードや電子マネーは使えないので、現金を用意することが必要。購入するものをあらかじめリストアップしておくと、効率よく買い物できるでしょう。
営業時間は店によって異なりますが、年末は特別に、通常より遅くまで開けている店舗も多数。また、万が一人ごみに流され、家族や友達とはぐれた場合は、アメ横センタービルの前にある「賑わいの像」を目印にすると合流しやすいです。

 

画像


「賑わいの像」はアメ横と上中(うえちゅん)の分岐点に位置
アメ横のルーツは、終戦直後に満州からの復員兵が形成した闇市。当時、都内には多数の闇市が存在していましたが、そのほとんどは撤廃されたり、新宿の思い出横丁のように飲み屋街へと変貌したりと面影は少ないです。
一方のアメ横は、商店街として発展した数少ないケース。「アメ横」という呼称の由来は、その昔飴屋がたくさんある「飴屋横丁」だったという説と、舶来品を扱う店が集まる「アメリカ横丁」だったという説が知られています。

 

長年に渡り途切れることなく、たくさんの人が足を運ぶアメ横。今年の年末は、ぜひともその熱気を味わってみませんか?

 

画像


通りの上野駅側に「アメヤ横丁」のアーチが。かつてこの周辺に飴屋が多かったよう。ちなみに、舶来品の店はアメ横センタービルのあたりに集まっていたといいます

 

アメ横
住所 東京都台東区上野4丁目、6丁目
TEL 03-3832-5053(アメ横商店街連合会)
営業時間 店舗によって異なる
定休日 店舗によって異なる
http://www.ameyoko.net/ (外部サイトへリンクします)

  • X
  • facebook