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夏本番、晴天のもと海で泳ぐのもいいですが、ひんやり涼しい屋内で、海のルーツをさまざまな角度からたどってみませんか?
国立科学博物館で、2013年、2017年に開催された特別展「深海」では、極限環境である深海を探査する人々の挑戦や、そこで暮らす様々な深海生物や深海研究が紹介されました。
そして2023年夏、身近にある「海」の誕生から現在について、多様な生物や人と海の関わりを紹介し、さらには海との未来を考えていく特別展「海 ―生命のみなもと―」が開催されます!
特別展「海」メインビジュアル
展示内容は大きく4つの章で構成されています。
第1章 海と生命のはじまり
そもそも、地球にはなぜ海が存在するのか?身近にありながら、意外と知らない海の誕生や、生命の起源に迫ります。
始原的隕石から太陽系惑星に至る水の起源、地球史における海の誕生と進化、そこで育まれた現在の私たちにつながる初期生命の生態系について最新の研究成果と標本を使って紹介されています。
特別展「海」会場の様子
第2章 海と生き物のつながり
日本列島周辺の海は、現在の地球の海を特徴づける要素が、ほぼ全て揃っていると言われています。
その海底を形作るプレート運動や火山活動などの活動的な地学現象、黒潮を含む海流が生み出す大規模な海洋循環を解説し、それらが生物の分布や多様性にどれほど影響し、大きな広がりが生まれているのかが紹介されています。
《約40億年前の深海熱水活動域を再現したジオラマ展示イメージ》
《ナガスクジラ上半身標本(展示イメージ)》
高さ約4.7m!ナガスクジラの上半身標本が会場に出現。
また、黒潮と親潮が育む日本の海の豊かな生態系。多数の剥製や標本で解説!
世界最大規模の海流である黒潮は、単に海水の移動にとどまらず、エネルギーを輸送し、日本周辺の気候に影響を与え、陸上を含めた多様な生物を育んでいます。
~南の海の生物~
《ナミマツカサ》 写真:国立科学博物館
~北の海の生物~
《エゾメバル》 写真:国立科学博物館
第3章 海からのめぐみ
人類史における海とヒトの関わりは食料や貝殻を装飾品などとして利用することから始まりました。現代では、海からのめぐみはさらに大きなものになっています。
3万年以上前の大航海を再現実験したプロジェクトを紹介したり、海洋調査の最前線である4500m級無人探査機「ハイパードルフィン」の実機の展示などを通じて、水産資源の利用にとどまらない様々な「海からのめぐみ」を深掘します。
第4章 海との共存、そして未来へ
人類は、これまで海から様々なめぐみを享受してきました。一方、近年では、水産資源の枯渇、海洋酸性化、貧酸素化、そして海洋プラスチック汚染など、人間活動に伴う環境変化が、海でもあらゆる形で顕在化しています。
海のめぐみとともに生きてきた人類が、今後どのように海と関わっていけばいいのかを探ります。
8月1日(火)より、上野駅周辺の各施設にて
「魚の免許証風割引カード」(全4種+シークレットカード1種)を配布!
本カード記載の割引クーポンコードを、ARTPASSでのチケット購入時に入力いただくと、特別展「海 ―生命のみなもと―」をお得な料金にてご案内します。
さらに、シークレットカードが当たったお客様には、会場内特設ショップにてオリジナルグッズをプレゼントします。夏休み期間は上野へ行ってぜひゲットしてください!
配付期間 8月1日(火)~8月16日(水) ※なくなり次第終了
配付場所 アトレ上野・ エキュート上野・ 上野マルイ・ 松坂屋上野店・ パルコヤ上野の各施設の対象店舗
詳しくはこちらをご覧ください。
https://umiten2023.jp/special.html(外部サイトへリンクします)
特別展「海 ―生命のみなもと―」
Special Exhibition The OCEAN -The Origin of Life
会期 2023年7月15日(土)~10月9日(月・祝)
開館時間 9:00~17:00(入場は16:30まで)
※夜間開館:8月11日(金・祝)~8月20日(日)は19:00閉館(入場は18:30まで)
※常設展示は8月11日(金・祝)~8月15日(火)は18:00まで。それ以外の期間、常設展示は17:00まで(入場は各閉館時間の30分前まで)
会場 国立科学博物館
休館日 9月4日(月)・11日(月)・19日(火)・25日(月)
問い合わせ 050-5541-8600 (ハローダイヤル)、03-5814-9898(FAX)
公式サイト https://umiten2023.jp(外部サイトにリンクします)