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こんにちは、編集員の山田です。
3月25日(日)に五條天神社で開催されました「第6回上野界隈かるた大会」に今年も行ってきました。※昨年の「第5回上野界隈かるた大会」が気になる方は、こちらからご覧ください。
今回の開催で、6回目になる「上野界隈かるた大会」について、簡単にご紹介します。
6回目の開催で、137名の参加者となった「上野界隈かるた大会」は、2部構成となっております。
前半は、かるた協会が教育委員会の後援のもとに近隣の小学校から5・7・5の俳句で入賞された児童の受賞式や「上野界隈かるた大会」の更なる発展を祈願したご祈祷などを執り行われました。俳句の最優秀作品には、区長賞が授与されました。
後半は、受賞された児童やその保護者を中心に1グループ4~5名で組み分けをして、児童の部と成人の部に分かれて大会が行われます。大会は、予選と決勝と分かれており、それぞれの部にグループで1位になった方で決勝を行います。今年は、岩倉高等学校の放送部の生徒も参加ということで、新たに高校生の部が急遽設けられ、児童の部、成人の部、高校生の部と3部構成となりました。
「上野界隈かるた大会」の前半は、毎年、台東区の小学校が授業の一環として俳句を募集しており、入賞俳句は、このかるた大会で表彰されます。
後半は、かるた大会が開催され、小学生18名、高校生12名、大人8名と合計で38名が参加をして熱戦が繰り広げられました。
かるたというと、初めの文字が取り札に明記されていて、詠者が詠む句にあった取り札を取るということが、私のかるたの思い出ですが、「上野界隈かるた大会」は、百人一首と同様で、上の句と下の句にわかれており、上の句とつながる下の句の取り札を取ることがルールです。詠まれる句は、全部上野界隈に関する内容で、中には過去に受賞された児童の句も入っているそうです。
大会前に、岩倉高等学校の先生にインタビューしましたが、岩倉高等学校の生徒は、部活の時間を使い、かるたの練習を何度も繰り返していたそうです。高校生の部で、1位の生徒の取り札は、40枚中29枚と新記録を達成していました。
「上野界隈かるた大会」が始まったきっかけについて、東京上野界隈かるた協会会長 釜井様にお伺いしました。<釜井様>「郷土かるたを通じて、人と人との交流が生まれればうれしいことです。かるたのルーツは、平安時代から始まり、現在でも形は変わりましたが、根本的なところは変わっていないと思います。それは、今後100・200年経ってもかわらないでしょう。これからも郷土かるたの大会を開催したり、募集した俳句を展示したりして、人と人が交われる場所を作り、地元愛を高める郷土かるたを普及していきたいと思います。」
昔から変わらない日本文化「かるた」をこれからも子供たちに継承して、大切に守り続けてほしいと思います。