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こんにちは。岩倉高校放送部の寺内です。
みなさんは、創業100年を越える甘味処「みつばち」をご存知ですか?
今回は、小倉アイス発祥のお店として有名な甘味処があるという情報をもとに、甘味処「みつばち」の水野様にその歴史についてお話を伺うことができました。高校生の私たちから見た歴史のある甘味処についての話をレポートします。
【写真 こちらがみつばちの小倉アイス】
<質問 寺内>
小倉アイスはどのような点にこだわって販売されているのか教えてください。
【写真 今回は甘味大好き女子を中心とした取材陣】
<みつばち 水野様>
小倉アイスは誕生から100年たっていて、それでも創業当時から変わらない原材料と製法を続けています。とてもシンプルに、お砂糖とお塩とお水と小豆だけでつくっています。乳脂肪分が入ってないのでヘルシーで、なおかつ、なめらかでとてもおいしいです!冬でも小倉アイスが好きな方々が、お買い求めに、わざわざ足を運んでくださいます。
<質問 瀧本>
お店の名前の由来を教えてください。
<みつばち 水野様>
戦後、焼け野原だったこの場所に黄色いお花が咲いていて、そこにみつばちがとまっていました。蜂がお花に集まるように、またお店にお客さんに戻ってきてもらえるようにという願いから「みつばち」という名前をつけました。
【写真 質問にお答えいただいた水野様】
<質問 大塚>
長く商売を続けていく秘訣はありますか?
<みつばち 水野様>
笑顔で「ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えることがすべての基本だと考えています。天候が悪いときでも、わざわざ足を運んでいただいたお客様に、感謝の気持ちを持つようにと常日頃から心がけています。
<質問 寺内>
お客様の年代層はどのあたりでしょうか?
【写真 取材陣にとっては試食もしながらのおいしい取材でした】
<みつばち 水野様>
60代~70代くらいのおばあちゃまが多いです。そのおばあちゃまたちが小さいころにあんみつなどの甘味を召し上がっていて、その思い出の味が忘れられなくて、大人になった今でも通ってくださっているのではないかと思っています。
お砂糖などが不足していた時代に食べたあんみつの記憶が鮮明にあって、その懐かしい味を求めて今でもご来店いただいているのだと思います。
また、最近ではホームページをご覧になって遠方からお越しいただく若い方や外国人観光客のお客様も増えてきています。
<質問 大塚>
高校生など若い世代に対して、メッセージをいただけますか?
<みつばち 水野様>
昔からあるナチュラルな甘味のおいしさをもっともっと知ってもらいたいと考えています。
みつばちの甘味は、日本国内で作られた昔から長く変わらずに愛されている原材料をもとにつくられたものばかりです。
甘いものがたくさんあふれている現在だからこそ、本物を味わってほしいですね。
【写真 製法や素材のこだわりについて熱心にお話しいただく水野様】
<まとめ 感想>
創業100年を越える老舗中の老舗である「みつばち」さん。小倉アイスを日本で初めて売り出したお店として、大変有名なお店です。
店内のテーブルにおいてある黒蜜は、沖縄から黒砂糖を仕入れて「みつばち」の工場で作っているオリジナル。ポットで置いてあるその存在感は、たっぷりかけてくださいというお店の自信の表れかもしれません。
高校生の私たちは、日々甘いものを手軽にとることができる生活をしています。また、時間をかけずにあっという間の濃厚な甘みに、どこか満足しているような気がします。
今回お邪魔した「みつばち」の店内には、それとはまったく正反対の時間と雰囲気が流れていました。
たくさんの人々に愛されてきた甘味をみなさんも味わってみてはいかがでしょうか。
【写真 みなさんに愛されるみつばちの外観】
(寺内)
高校生の私たちと少し距離のある日本の甘味。昔からある素材の良さを大切に、丁寧に守り続ける味には、距離を置くのはもったいないものがありました。水あんずのシロップもお店の手作りであるということも知り、本当に丁寧なお仕事をされていることに感激しました。
(瀧本)
小倉アイス発祥のお店は本物でした。濃厚な甘味があふれている世の中で、シンプルな甘さはゆったりとした空間の中でむしろひきたつような感じがしました。ぜひ高校生世代の人たちにも食べてもらいたいです。
(大塚)
あらためてこの上野のエリアの歴史を感じる取材でした。お店で働かれている皆さんが自信を持って笑顔でお仕事をされているのも、このお店のオリジナリティにあるのではないでしょうか。もっと幅広い世代の方に知ってもらいたいお店でした。
【写真 最後に全員で記念撮影をしました】