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2024.07.01

ディスカバリー北海道~愛する想いは、さくらんぼの色が表している!~

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ディスカバリー北海道~愛する想いは、さくらんぼの色が表している!~

大丸札幌店食品部が総力込めてお届けする企画「ディスカバリー北海道~2024~」

北海道の魅力を再発見すべく、実際に現地に出向き目で見て肌で魅力を感じてまいりました!

 

今回は、ご紹介するのは、札幌から車で約2時間の場所にある「星の降る里 芦別市」にさくらんぼ農園を営む【大橋さくらんぼ園】。

 

実は、さくらんぼの収穫量山形県に次いで、2番目ということはご存知でしたか?

これから旬のさくらんぼ狩りの魅力やこだわりなどについてお伺いしました。

 

 

ご案内いただきましたのでは、大橋さくらんぼ園の代表取締役の大橋正数さんと、マネージャーの小島寛子さんです。

 

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☝左)マネージャーの小島さん、右)代表取締役の大橋さん

 

取材当日、雨が降ったりやんだりと不安定な天気の中、さくらんぼ園に到着。

園内は、ゆったりとして音楽が流れており、入口にはフォトスポットも!!

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お会いしてから、ずっと笑顔でやさしい人柄のお二方が迎えに来ていただき、

農園のロビーでルーツやこだわりなど色々教えていただきました。

 

 

【大橋さくらんぼ園の成り立ちについて】

大橋さんの祖父の時に、大橋さくらんぼ園の前身となる”ブドウ園”を営んでいたそうですが、

冬の霜の影響で、3年間ブドウが実らず、生活が苦しい時を過ごしていたそうです。

 

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3年目に、ブドウの木を守るために植えていた”さくらんぼの木”は、霜の影響など自然のつらさを耐えていたため、大橋さんのお父さんの世代に、すべてブドウの木を伐採し、さくらんぼにに植え替えたのが成り立ち。と少し寂しそうな表情で教えていただきました。

 

 

 

【大橋さくらんぼ園のさくらんぼは、農園者の愛情(こだわり)がいっぱい❕】

大橋さくらんぼ園以外にも芦別市には、2つさくらんぼ園がありますが、その中でも大橋さくらんぼ園に決めた理由として、さくらんぼに対しての手間をかけて、すべて手作業でやさしく育ていると伺っていましたため、その他のこだわりポイントについて、色々とお伺いしました。

 

こだわりポイント①:気温の寒暖差

さくらんぼは、暖かい日中と寒い夜の寒暖差が甘みを強くなる理由の1つで、芦別市は立地として余市町と同じぐらい育てるのに良い環境。芦別市のさくらんぼ園は、寒暖差が大きくなる秋頃に霜による被害を最小限にするため、どの農園も傾斜を利用し甘さを増すさくらんぼを育ててます。

 

 

こだわりポイント②:土と肥料

大橋さくらんぼ園の土は、粘土値が高い土。粘土値が高いと保肥力がないため、さくらんぼに無駄な栄養がいかず酸味を抑えることができるそうです。ただ、甘みを強くするには栄養が必要なため、木くず、収穫できなくなったさくらんぼの有機質な肥料を土に混ぜて、甘みを育てています。

※過去には、化学肥料を用いてたそうですが、微生物なども死んでしまったため栄養が届かず、

約20年で木が枯れてしまうなど失敗もあったとのこと。

 

 

こだわりポイント③:やさしい気遣い。

さくらんぼは、少し傷つくだけでも傷みやすい果実のため、収穫や枝の選定などを大型機械で行わず、

1本1本手作業で整備しているそうです。それ以外にも会場内で流れていた曲は、さくらんぼ狩りを楽しむお客様向けではなく、さくらんぼの木に聞かしているなど、さくらんぼの木に対して心地よく成長してもらうよう、細かいところまで気を使っていました。

 

 

こだわりポイント④:長年力添えいただいた方と。

通年8人で営む大橋さくらんぼ園ですが、収穫時期などは多くて40名の方がお手伝いに来られます。

平均年齢は40歳と、昔から地元の方と一緒にさくらんぼに携わってきたそうです。

 

 

【さくらんぼ園内ツアー】

お話をお伺いしている最中、ちょうど雨も止んだのでさくらんぼ園のツアーを開始しました。

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☝左の屋根が受付です。本当にでかい農園。(時々、迷子の方もいるとか、いないとか...)

 

 

大橋さくらんぼ園は、約60品種、約1,300本のさくらんぼの木を育てており、広大な土地のため、移動手段は改良車?!で見学する気持ちでわくわくが、いっぱいでしたが…

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☝さくらんぼの木が低いため、傷つかないよう屋根を大橋さん自身で切り落としたバス

 

子供や足腰の悪い方、農園の方のみということで残念でした(泣)。

 

 

 

農園に入場後、すぐに1つ目の品種を教えてもらいました。

「平和錦」

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芦別市オリジナルの品種。果皮・果肉の柔らかさが特徴で、甘さもほどよく食べやすい品種。

 

 

 

次に教えていただいた品種は、北海道で開発された品種でした。

「ジューンブライド」

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北海道の品種のため、寒さには強いのが特徴。ピンクより赤色のため、見た目もかわいらしい品種。

 

 

 

北海道生まれの品種は、大橋さくらんぼ園で5種育てているそうです。

 

その説明を受けている間、いつの間にか、大橋さんがどこかに消えていることがしばしば。どこにいったか探していたら、

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色々試食をさせてもらうために、代表自ら収穫していました。(申し訳ございません…)

いただきましたさくらんぼは、どれも甘くておいしい品種でしたが、1つ1つ、果皮の硬さや酸味が異なり、さくらんぼ狩りの醍醐味を楽しみました。

 

ちなみに、約60品種あるさくらんぼですが、すべてが市場などに出していないとのこと。
そのため、さくらんぼ園には、市場に出ていないさくらんぼ狩り限定の品種が多いと教えてもらいました。皆さんは知っていましたか??

 

先ほど紹介した「ジューンブライド」もその1つ。ぜひ、大橋さくらんぼ園で味わってほしいです。

 

 

 

【探してほしい”ほーちゃん”】

大橋さくらんぼ園には、御年60歳になる天然のさくらんぼが…、ここまで長寿は珍しい!

果樹園の中に紛れていますので、見つけてみてください。

※私は見つけられず、答えを教えてもらいました

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【最後に】

こだわりを持ち続け、さくらんぼを大切に育ている大橋さくらんぼ園の想いが、さくらんぼの甘さに比例して色味に現れていることを今回の取材で知ることができました。そのさくらんぼを使用して、大丸札幌店では菓子ブランドとレストランブランドで、計6ブランドがケーキやスイーツになってお客様にご提供します。

 

ぜひご賞味いただき、今回ご提供できない品種は、大人1,800円(1人)で時間無制限でさくらんぼ狩りを楽しめますので足を運んでいただけたらと思います。

 

 

-大橋さくらんぼ園情報-

住所:北海道芦別市上芦別町469

電話番号:0124-23-0654

ショップ情報

ショップ名

和洋菓子売場

フロア
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カテゴリー
食品

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