ディスカバリー北海道 ~札幌の隣マチで、100年後はGOOD!GOOD!~
札幌の隣マチで、100年後はGOOD!GOOD!
みなさんは札幌の隣町で「100年の時をかけた ある実験」が行われている事を知っていますか?
場所は厚真町。
ワタシも20年ほど北海道各地の食の取組みを色々と見て来ましたが、
ここには中々にシビれる
【ビジョン、規模、理想、科学、行動、遊び】
がありました。
説明するのは難しいのですが、この
【ビジョン、規模、理想、科学、行動、遊び】を
高次元で実行しているところって結構少ないんです。
特に【遊び】の部分は!
さらに
「世界初」「厚真町で札幌からすぐ」「メゾン?」
などのニワカが飛び付くキーワードに、ニワカのワタシは早速お伺いに行ってきました。
それでは厚真の牧場を見てみましょう!
レッツ シーーーーイング!
<厚真町>
↓厚真町はこの辺り。札幌からけっこう近い↓
ここに、株式会社GOODGOODMEATが運営している
【GOODGOOD Secret Maison & Farm】
があります。
札幌から車で1時間30分とアっという間の場所に
・雄大で・親しみやすく・神秘的だけど・北海道では良く見る景色
の場所があります。
<雄大>
<親しみやすさ>
<神秘的>
<北海道で良く見る風景>
<100年後に完成するメゾン?>
ここで何をしているかというと、
『和牛メゾン』というモノを作っているそうな。
完成は100年後というから驚きです。
100年? ワタシは5億パーセントおりません。それどころか今地球にいる人のほとんどはいないかも。
いったいどういう事でしょう・・・ この会社のHPにこんな一文がありました。
⬇
・自然と食べる人のことを真剣に考えている生産者と、それらを消費者の口へと運ぶ料理人やお肉屋さんとをつなぎ合わせるため
・自身が食べたいと思えるお肉を求めて、日本中・世界中の牧場を飛び回っている、
”お肉大好きミートLOVER”が集まったのがGOODGOODMEAT
・世界初の滞在型生産商談施設「和牛メゾン(WagyuMaison)」
持続可能な生産体制を構築した循環型の牧場を目指し、2025年のプレオープンから、
グランドオープンとなる2125年まで約100年かけてつくりあげるプロジェクト
と あります。
ワタシのカンピューターでは
【100年後もニッポンと世界で美味しいお肉が食べられて】
【お肉の育つところを誰でも見ることが出来て】
【この場所で最高のお肉料理も食べられて】
【飽きるまで泊まる事が出来る】
100年かけて、お肉を誰もが最高に楽しみ尽くせる場所を、世界で初めてこの場所につくるゼ!
って事なのかな?って個人的にイメージしています。
<いざ、厚真町へ>
待ち合わせ場所は何故か古民家。
↓ おしゃんなMAJIKA ↓
ここは
真鹿-MAJIKA- という、㈱GOODGOODMEATがお肉を提供している
【宿泊が出来るハンバーグ専門店】です。
今では予約でいっぱいの人気店。
ここからワイルドで繊細で美しい牧場ジャーニーへ出発します。
案内して頂くのはSHOTAMANこと河合祥太さん。
↓SHOTAMAN↓
このヒト、料理人でジビエ、ソルトコーディネーター、内閣地方創生伝道師で,
株式会社GOODGOODの取締役で、その他エトセトラエトセトラなヒトです。
社内外の人からショータマンと呼ばれており、垣根を作らない雰囲気は、
もう外国人クラスです(外国行ったこと無いけど)。
ここからSHOTAMANに道なき道へイザナっていただきました。
↓スゲー車!この車じゃないと走れない道↓
↓左端のモジャモジャが河合さん↓
<綺麗なワイルド>
そこに広がる光景は平地・起伏・崖・川、何でもありのビュティホーシーイング(美しい景色)!
その広さはなんと 200ヘクタール!(東京ドーム64個分、札幌ドーム何個分かは自分で調べましょう)
放置されて森や雑木林になっている景色は、北海道内で頻繁に目にしますが、
ここまでの広さでキレイに保たれているのに、不自然じゃない自然(なんじゃそら)は、
そうそうお目にかかれません。個人的な感想は<綺麗なワイルド>。
↓ここからは少し重い現実的なお話↓
なんでもこの場所は、バブル期のゴルフ場開発が頓挫した跡地とのこと。
GOODGOOD株式会社の創業者が最初にこの長年の放置された場所を見た時、
「とても牧草を育てる環境ではない」状況だったようです。
そんな折に発生したのが、あの地震・・・
ご存じのように当時厚真町は、土砂崩れ・崖崩れが大量発生して土砂の行き場に頭を悩ませていました。
GOODGOODMEATはその状況を見て、一度は断念した牧場開発に向けて再始動。
膨大な資金を調達し、流出した土砂をゴルフ場跡地の粘土層・露出岩盤に使用して、牧草地として活用するために数年間かけて整備を続けてきました。
その結果、今年から畜産牛の放牧が出来る状態にまでこぎ着けました!
<集まれ動物>
ハナシは戻って牧場の内ワイルドドライブ。
走り出して唐突に「野生の大群」に遭遇です。大変です。
正体は鹿!
↓群れは1つではなく、、色んなところに↓
↓ココにも大群↓
SHOTAMAN(河合さん)曰く、
「良い食べ物(牧草)が生えているので、自然の鹿の群れが勝手に入ってきて住みついているんです」
とウェルカムエビバデ発言。野生動物が「美味しい!」と食べに来るほど良い牧草があるって事は、
牛の放牧がすでに可能であることを裏付けるエビデンスであります。
今後、この鹿さん達を調査、飼育、繁殖をして、最高の鹿肉の提供事業の構想をお話してくれました。
このGOODGOODさんの凄いところは、この鹿肉事業のような話が
「いつか実現したい」「こういう想いがある」
といった夢のレベルでは無く、既に事業計画として動いている事。
20年間さまざまな取組を見てきた自負もありますが、ここまで
発想力、行動力、科学力、人間力、対処力
を持ち合わせている事業者さんは、そう多くはありません。
だからこそ、今後ここで、実現可能な未来をイメージする事ができました。
↓こんなステキなテラスも↓
↓テラスからの絶景はヤバいっす↓
<古代遺跡?>
ツアーのゴールは神秘的な遺跡 ではなく、
なんと羊さんの飼育施設(記事冒頭の神秘的な画像の場所)。
↓古代ローマに想いを馳せてしまいます↓
この建物もゴルフ場建設の頓挫の遺物。
おそらく荒廃した風景の時の見た目は「廃墟」だったろうに、
美しい環境と未来を付与した時から、知らず知らずに神秘的な風景に変化したんだろう・・
などと、普段は考えないロマンティックな事を思ったりもします。
↓羊のユキちゃんがいっぱい居ます。犬のヨーゼフは居ません↓
<最強のヒツジを目指して>
今までSHOTAMANにお話してもらったのは
「牛」「鹿」について。
ここで羊についての仰天するお話を聞きました。
【日本産の『和羊』肉を世界に拡げるための、国産羊肉を海外に輸出する、日本初のプラットフォーム】
をここに構築中!
北海道はジンギスカンに代表されるように羊天国のイメージがありますが、実際は
日本国内で流通する羊肉の僅かしか生産していません(1%以下)。
それなのに、羊肉の需要は国内のみならず世界中で需要がドンドン高まっています。
そこで、「循環型畜産のプロ」のGOODGOODMEATが「羊肉のプロ集団」とタッグを組んで、この場所で
飼料生産、遺伝子管理、繁殖、育成、肥育、加工、マーケティングのすべて
をスタートさせているのです。
↓【和羊】ってネーミング、良いですねー↓
この札幌の隣マチの200ヘクタールの中で、最高のお肉への取組みが、着々と進行しているのです。
ちなみに、最初の画像の神殿の遺跡は、将来「ホテル」になる予定らしいです。
ぜひ泊まりたいですねー
↓ホテル予定↓
さらに、この神殿みたいな施設の真横には、完成したばかりの
・1階:レストラン
・2階:宿泊
の施設がドーンと登場。
↓レストラン&宿泊施設↓
↓夜のレストランの神々しさよ↓
「料理が一番好き!」
というSHOTAMANが作った最高のお料理が、ここで食べれると思うと、
まさに【垂涎】です。
楽しみにしましょう。
↓料理大好き!SHOTAMAN↓
↑料理大好き!SHOTAMAN↑
ここから100年のあいだ、この札幌の隣マチでは新しいコトが
ドンドンと起こって行くはずです。
今後、機会があれば夢の途中をレポートして行きますので、お楽しみに!
<7月3日から、大丸でGOODGOOD!>
そんな「GOODGOODMEAT」のハンバーグが、
7月3日(水)~7月9日(火)まで
大丸札幌店 地下