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2026.07.15

お酒の面白さを届けたい。「IMADEYA」が伝える新しい価値観。

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お酒の面白さを届けたい。「IMADEYA」が伝える新しい価値観。

こんにちは、名古屋学院大学の「えれん」と「さや」です。
この企画では、愛知の学生がアンバサダーとして松坂屋名古屋店の広報に就任し、松坂屋名古屋店で働く方々の魅力を発信していきます。

 

 

“売る”だけではない、想いを届ける仕事

 

2024年11月、松坂屋名古屋店の北館地下1階にオープンした「IMADEYA NAGOYA SAKAE」。

その立ち上げを担い、現在は第2リテール事業部長として活躍されているのが、臼井陽介さんです。
今回の取材では、臼井さんのこれまでのキャリアやお酒の魅力について貴重なお話をうかがいました。

 

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───臼井さんのお仕事について教えてください。

臼井さん:

私の仕事は、大きくいうとお酒の販売です。ただ、私たちが扱っているのは大量生産されるお酒ではなく、造り手の想いや背景がある手仕事のお酒です。そのため、単に商品を売るのではなく、「どういう人がどういう想いで作ったのか」といったストーリーも一緒にお客様にお伝えすることを心がけています。

 

 

───これまでのキャリアについて教えてください。
 臼井さん:

20代の頃は海外専門の旅行会社にて企画と添乗員の両方を担当していましたが、その後、30代でお酒の業界へ転職しました。
最初はワインショップに勤務しながらソムリエ資格を取得し、専門知識を体系的に学びました。さらに日本酒や焼酎の知識を深めるために酒ディプロマ(※日本ソムリエ協会が認定する日本酒と焼酎に特化した資格)も取得し、お酒全体を横断的に理解するようになっていきました。その後、大手企業でワインのマーチャンダイジングを経験し、日本ワインの広がりや市場の変化にも携わる中で、より現場に近い形でお酒の魅力を伝えたいという思いが強くなりました。そしてご縁があり「IMADEYA(株式会社いまでや)」に入社し、日本の手仕事のお酒を中心に扱う現在の仕事へとつながっています。

 

 

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───今の仕事に就くことになったきっかけを教えてください
 臼井さん:

株式会社いまでやに入社する前は、全国流通の大手企業でワインのマーチャンダイザーを務めていました。当時から、日本の風土でつくられるワインに強い関心を持っていたのですが、そうした中で出会ったのが、千葉にルーツを持つ酒屋「いまでや」です。
25年以上にわたって日本ワインを取り扱ってきた、いわば業界の先駆的な存在であり、その取り組みに魅力を感じたことが入社のきっかけとなりました。

 

───お酒についてはどのように勉強されたのですか?
 臼井さん:

ワインソムリエ、酒ディプロマの資格勉強を通して基本の知識を勉強しました。それぞれの資格を取得するまでにワインソムリエは3年間、酒ディプロマ(日本酒・焼酎の資格)は2年間かかりました。業界において必修の専門知識です。現在、ワインソムリエの上級資格であるソムリエエクセレンスという資格に挑戦して4年目となります。あとは、飲んで楽しく体得しています。

 

───百貨店ならではの特徴はありますか?
 臼井さん:

あります。松坂屋には「外商顧客」と呼ばれる松坂屋をとてもご贔屓にしてくださっているお客様がいらっしゃいます。これは百貨店ならではの特徴です。そういったお客様にお酒の美味しさをお伝えすることや、美味しいお酒を提案するのも大きな役割です。まだ広く知られていない日本のお酒をそうした方々に届けていくことも重要だと考えています。

 

 

お酒のさらなる魅力に迫る

 

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───IMADEYAのキーワードになっている「お酒っておもしろい」という言葉について教えてください。
 臼井さん:

「お酒っておもしろい」という言葉は、IMADEYAのコーポレートアイデンティティであるキーワードです。

「楽しい」ではなく「おもしろい」。お酒は人類の歴史とともにあり、文化であり、伝統であり、教養である。お酒は人と人をつなぐ飲み物であり、造り手の想いを知るとまたおもしろい。「おもしろい」という言葉は、縦に広く横に広い含蓄(がんちく)のある言葉だと思います。ビールやチューハイも気軽に楽しめていいですが、IMADEYAのお酒は、どちらかというと造り手の想いや熱のこもった手仕事のお酒ばかりです。時間と手間のかかる農業生産物です。お酒は時に知的好奇心をくすぐる文化的な飲み物でもあります。

 

 

───お酒は料理をより美味しくするというのは本当ですか?
 臼井さん:

はい、その点も「お酒っておもしろい」の1つの面です。時に料理とお酒で完成する、調和のとれた味わいに出会うことがあります。例えば、赤ワインの渋みはお肉の脂と合わさることで柔らかく感じられますし、白ワインの酸味はサラダのドレッシングのように料理全体を引き締めます。ワインの世界では「マリアージュ(結婚)」と呼ばれています。

 

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───お酒の保存環境についてのこだわりはありますか?
 臼井さん:

店内には約15℃に温度管理されている専用の空間があり、一部のワインはそこで保管しています。ワインは温度によって品質が大きく左右されるため、一定の環境で管理することが非常に重要です。この環境であれば、長期間置いていても品質を保ちながらゆっくりと味わいを変化させていくことができるんです。
日本酒はこれまで熟成させる文化があまりなかったのですが、近年の冷蔵技術の発展によって低温でじっくり寝かせることが可能になり、日本酒でも熟成による味わいの変化を楽しめるようになってきています。

 

 

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───高価なお酒はなぜ存在するのでしょうか?
臼井さん:

その価格に見合う価値があるとみなされているということです。手仕事のお酒はそもそも大量生産できず、最高峰のワイン、ウイスキーは世界中で見れば数量は限られています。
ただし価格は絶対的なものではなく、市場の評価によって決まります。需要の高いお酒であれば価値は上がりますし、逆もまたしかりです。つまりお酒の価値は“人の評価の積み重ね”でもあると思います。

 

 

───初心者におすすめのお酒があれば教えてください

臼井さん:

最初はアルコール度数が低く、甘みのあるものがおすすめです。

日本酒であればフルーティーで飲みやすいものも多く、ワインであれば2,000円以上の価格帯から始めると品質の良さを感じやすいと思います。また、IMADEYAでは「はじめの100本」という初心者向けのセレクションも用意しています。

 

取材中、実際に売場で販売しているお酒の中から、お酒初心者の私たちにおすすめのお酒ををいくつか紹介していただきました。

 

 

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「シャトー勝沼 アジロン 2024」税込2,310円


山梨県勝沼で長い歴史のある黒ブドウ品種。栽培の難しさから生産者が減り、今では幻の存在に。ブドウを丸齧りしたようなジューシー感。木苺のような甘やかな香りが特徴。

 

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「domaine tetta シャインマスカット 2024」税込5,610円

 

マスカット、黄林檎、グレープフルーツ、柚子などアロマティックで甘くさわやかな香り。甘さが少しあり、しっかりとした酸が骨格を形成しています。

 

 

学生へのメッセージ

 

私たち学生に向けて、メッセージをお願いします。


臼井さん:

仕事を選ぶときに大事なのは、自分が誰かの、または社会の役に立っていると思える感覚だと思います。最初から明確な夢がなくてもいいですし、やっていく中で好きになることもあります。ただ一方で、自分がその仕事に関わっていることに意味を感じられるかどうかはとても大事だと思います。私の場合は、お酒の造り手の方が時間と手間をかけて造ったものを預かり、その背景や思いごとお客様に届ける仕事です。その流れに自分がいると実感できることがやりがいにつながっています。学生の皆さんには、学生のうちからいろいろな経験をして、自分が何に興味を持つのかを少しずつ見つけていってほしいです。

 

 

取材を終えて

 

臼井さんのお話から、お酒が単なる嗜好品ではなく造り手の想いや歴史、そして食文化と結びついた奥行きのある存在であることが伝わってきました。
今回の取材を通して、私たち自身も「知ることで広がる楽しさ」があることを実感しました。また、お酒という存在を通して、人と人、文化と文化がつながっていくおもしろさを、今後さらに多くの人に知ってもらいたいと感じました。
臼井さん、この度は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。

 


 

《今回のゲスト》

 

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松坂屋名古屋店 北館地下1階
第2リテール事業部部長
臼井陽介さん(中央)

ライター:名古屋学院大学 えれん さや

 

 


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