睡眠を見直すきっかけに。「日本橋西川」で知った、良い眠りの秘訣
日常の中でつい後回しにされがちな「睡眠」。しかしその時間には明日の自分をつくる大切な役割があるのだそうです。
今回ご紹介するのは、創業から400年以上の歴史を持つ老舗寝具専門店「日本橋西川」の大野さんです。
良い睡眠をとるためのポイントや、西川の寝具を通して、お客様にどのようなご提案やサポートをされているか、働く上で大切にしていることなどをうかがいました。

こんにちは、名古屋学院大学の「えれん」と「さや」です。
この企画では、学生ならではの視点から松坂屋名古屋店で働く方々の魅力を発信していきます。
睡眠の大切さに向き合うきっかけに
実際にお話をうかがう前から「睡眠」に対する意識は人それぞれ大きく異なると感じていた私たち。特に学生である私たちは、日々の忙しさやスマートフォンの使用などにより、睡眠を後回しにしてしまうことも少なくありません。
そのような中で、専門的な知識を持つ方から直接お話をうかがえる今回の機会は、睡眠について見直すきっかけになるのではないかと、非常に楽しみにしていました。
この記事を読んでいる皆さんにも役に立つ記事になっているといいなと思います。

───大野さんの今までのキャリアと、日本橋西川で働き始めたきっかけを教えてください。
大野さん:入社当時は、商品の包装や梱包を行う作業からスタートしました。その後、上司から「販売をやってみたらどうか?」とすすめられ日本橋西川の販売に携わるようになりました。
ひとりでコツコツ働く形が自分に合っていると思っていたため、初めはお客様にお声掛けをしたりご提案したりすることに苦戦しました。
───現在のお仕事ではどのようなことをされているのですか。
大野さん:睡眠に関するお悩みに対して、お客様一人一人に合った寝具や、生活習慣などのアドバイスをさせていただくといった、お客様の睡眠をサポートするお仕事をしています。スポーツ選手の方などもお見えになります。

───お客様が睡眠に対して抱えている悩みとは、主にどんなものがあるのですか。また、そのようなお客様に対して、どのような提案をされているのですか。
大野さん:例えば、寝起きが悪い、寝つきがよくない、疲れが取れない、といったお悩みが多いです。そういった方々には、睡眠について丁寧にヒアリングしたうえで、店舗にある特殊な測定器を使用してお客様の骨格や姿勢を測定し、お客様の身体にあった枕やマットレスをご提案したりします。それだけでなく、生活習慣もお聞きして、良い睡眠をとるための過ごし方もアドバイスさせていただきます。
単に寝具を販売するだけではなく、お客様一人ひとりの生活背景や身体の状態に寄り添った提案をされている点がとても印象的でした。睡眠は人によって悩みや原因が異なるため、画一的な商品ではなく、その人に合ったものを見極める力が重要であると感じました。

───ホームページを見ると日本橋西川には「スリープマスター」「スリープアドバイザー」といった人がいらっしゃると記載がありましたが、これはどのような資格なのですか。
大野さん:「スリープマスター」と「スリープアドバイザー」は、西川株式会社が運営する「日本睡眠科学研究所」の認定資格となります。特に「スリープマスター」は、睡眠と寝具の両方の専門知識を持つ「眠りのプロフェッショナル」となります。また、西川には厚生労働省の認定を受けている「西川寝具社内検定」という社内資格もございます。2021年より始まった新たな資格制度で、難易度が高いものになりますが、実は私も、当資格の1級に昨年合格いたしました。
西川寝具社内検定1級を取得するなど、高い志でつとめる大野さん。専門的な資格を取得しながら知識を深めていく姿勢からは、お客様により良い提案を届けたいという強い思いが伝わってきました。目に見えない「睡眠」という分野だからこそ、こうした専門性の高さが、お客様への信頼につながっているのだと感じました!

───仕事を通して、今までで大変だったことはありますか。
大野さん:初めは、自分は接客業には向いていないと思っていたため、お客様へのお声掛けに苦労しました。自分がお客様の立場だったら、店員さんがお声をかけてくださっても、ゆっくり見たいなと思うからです。そのため、自分の気持ちと照らし合わせながら、どのような接客がお客様には最適か、考えながらお声掛けをしています。
───この仕事でよかったと思うことはありますか。
大野さん:お客様のお悩みを寝具のご提案で解決できたときはとてもうれしいです。お客様が感謝のお言葉を伝えてくださったり、ご指名でご来店いただいた際には、とてもやりがいを感じます。

───睡眠について、みなさんにアドバイスはありますか。
大野さん:夜の睡眠には日中の活動が影響するといわれています。特に、デスクワークや家の中で座っている時間が長い場合には、休日や空いた時間に運動などをすることで、夜はぐっすりと眠りやすくなり、睡眠の質の向上にもつながるといわれています。
このお話をうかがい、日中の過ごし方が睡眠の質に関係していることを改めて実感しました。普段何気なく過ごしている時間が、夜の眠りに大きく影響していると知り、生活習慣を見直すきっかけにもなりました。


大野さんからお話をうかがった後、私たちも実際に売り場で身体の形を計測してもらい、おすすめの寝具を提案していただきました。
大野さんによると、睡眠時の理想の寝姿勢は、普段の立ち姿勢をそのまま横にした形だそうです。そのため、枕の高さやマットレスの硬さなどを考慮し、良い寝姿勢になるようにご提案くださいました。
特に私たちは2人とも反り腰気味であったため、仰向けになると腰に負担がかかり、寝ることができません。ですが、大野さんが提案してくださったものを試してみると、マットレスや枕が体の形に沿う感覚があり、2人ともこれまでの寝具との違いに驚きました。
また、横になった状態で専用の測定器を使用し、身体にかかる圧(負担)がどのように分散しているかを可視化して見せていただきました。マットレスによって体圧の分布が変わる様子が目に見えてわかり、大野さんの的確なアドバイスに感動しました。

さらに、実際に体験することで、自分に合った寝具の重要性を強く実感しました。これまで寝具を選ぶ際にはデザインや価格を重視してしまうこともありましたが、本来は体への負担や睡眠の質を基準に選ぶべきだと感じました。今回の体験は、自分の生活を見直すきっかけにもなりました。
また、今回の取材を通して感じたのは、睡眠は単なる休息ではなく、日々のパフォーマンスや健康に直結する重要な要素であるということです。
特に学生生活においては、学業やアルバイトなどで忙しくなりがちで、睡眠時間を削ってしまうことも少なくありません。しかし、質の良い睡眠をとることで、集中力の向上や体調管理にもつながると感じました。

そして何より、大野さんの接客からは、お客様一人ひとりに真摯に向き合う姿勢が強く伝わってきました。ただ商品を提案するのではなく、その人の生活や悩みに寄り添うことで、信頼関係を築いているのだと思います。このような姿勢は、今後、自分たちが社会に出た際にも大切にしたいと感じました。
取材を終えて
睡眠は私たちにとって大きな活力になり、心の安定にも影響します。
実際、寝具にこだわりを持たない方も多くいらっしゃると思います。ですが、今回実際に寝てみたことで、普段使っている寝具との差に驚きました。
大野さんを含め「日本橋西川」の店員さんは一人一人の悩みに寄り添い、より適切で寝やすい寝具の提案をしてくださいます。お客様の悩みをきちんと理解した上で、寝具のご提案をすることで、大野さんのように信頼される方になっていくのだと思いました。
みなさんも松坂屋名古屋店「日本橋西川」で、普段の寝具との差をぜひ体感してみてください。
《今回のゲスト》

日本橋西川 松坂屋名古屋店
副店長
大野正詞さん(中央)
ライター:名古屋学院大学 えれん さや

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愛知の学生が広報(アンバサダー)となり
松坂屋名古屋店で働く人やコトをご紹介いたします。



