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界隈きっての観光スポットとして知られ、いつもたくさんの人で賑わう谷中銀座商店街。活気あふれる通りを散策中、一風変わったハンコ屋を発見しました。その名も、邪悪なハンコ屋 しにものぐるい。怪しげな店名に引き寄せられ、つい覗いてみたくなります。
今にもしゃべりだしそうな動物のモチーフが評判
店内に足を踏み入れると、そこは約1.5坪の実にこぢんまりとしたスペース。壁面にびっしりとデザインのサンプルが並び、まるで一つひとつが語りかけてくるようです。モチーフは動物が中心で、その数は2023年1月の時点で約600個。邪悪なハンコ屋 しにものぐるいは、この中から好きなモチーフを選び、指定した文字を入れてハンコを作れるセミオーダーのハンコ屋なのです。
新作のデザインも続々登場し、モチーフの数はどんどん増えているそう
上野が近いのでパンダのモチーフも人気
谷中という土地柄、ネコのモチーフが人気ですが、パンダのバリエーションも豊富。パンダだけでも16種類に上ります。かわいらしい表情のものや、目が合うと笑ってしまいそうなものなど、どれにしようか迷うのも楽しい。ちなみに店名の「邪悪な」とは、ちょっとふざけたユーモアたっぷりの作風が由来となっています。
書体は6種類ある中から、インクも5色の中から自由に選べます
モチーフの次は、書体を選びます。なかでも一押しは「ゆる~い」雰囲気の「手書き」。組み合わせる文字は、名前はもちろん、短いメッセージもあり。文字数に制限はありませんが、判読しやすくするには、漢字は3文字まで、ひらがなやカタカナ、アルファベットは4~6文字までがおすすめです。
1本2,600円(税込)。文字数に関わらず金額は一律。ケースは黒、ピンク、ブルー、グリーン、イエロー、オレンジの6色から選べます
注文後、およそ30分ほどでハンコが完成。それまでの時間、谷中銀座商店街にある雑貨屋を巡ったり、コロッケを食べながら路地を探検してみるのもいいでしょう。できあがったハンコは、これまた邪悪で愛嬌のあるイラストが描かれた袋に入れて、渡してもらえます。使いみちを考えると、わくわくが止まりません。
(なお、注文はオンラインでも可能で、完成品は郵送してもらえます)
「大仏 目からビーム」など、この店ならではのモチーフが多数揃っています
ハンコの文化は日本独特のもの。そのせいか、おみやげとして購入する外国人観光客も多いそうです。気心の知れた人たちとのコミュニケーションで使うもよし、宅配便を受け取る際や回覧板の認め印として使うのもよし。まずは一つ、自分好みのゆる~いハンコを作ってみませんか?
ハンコのケースは、+550円(税込)で邪悪なハンコ屋 しにものぐるいオリジナルのものに変更可
邪悪なハンコ屋 しにものぐるい
住所 東京都台東区谷中3-11-15
TEL 03-6874-2839
営業時間 土・日曜・祝日12:00~17:00
定休日 月~金曜
https://www.ito51.com/(外部サイトへリンクします)