🍷今月のセラーワイン🍷 2017 シャトー ラ ラギューヌ
今月ご紹介するセラーワインは『 2017 シャトー ラ ラギューヌ 』 です。
2017 Chateau La Lagune
容量 750ml
税込価格 11,000円
生産地:フランス ボルドー AOC:オー・メドック
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン60%、メルロ30%、プティヴェルド10%
タイプ:フルボディ
オー・メドック格付け第3級。手摘みで収穫されたブドウをさらに手作業で選別しています。香り、味わいともに重厚感ある仕上がりです。きれいな酸と繊細なタンニンが感じられエレガントな印象。
●●● シャトー ラ ラギューヌ ●●●
オーナーはフレイ・ファミリー。同シャトーはガロンヌ川の沖積土でできた段丘の上から入江を見下ろす様に建っています。1525年、この丘の上に「入江(ラ・ラギューヌ)の村」がつくられました。1587年頃から資本主義の波に飲まれその後、この地は数々の所有者の手に渡りました。1730年から1734年の間に邸宅が建てられたラ・ラギューヌは、1855年の格付で第3級に認定されました。2000年よりフレイ・ファミリーの所有となり環境に配慮したワイン造りの為に大規模な設備投資を行い、2016年には有機認証を受けています。
ラ・ラギューヌの特徴として、他シャトーよりもプティ・ベルドの比率が高めです。この品種は、ワインに濃い色やしっかりとしたタンニンを与えるためブレンド品種として重宝されています。しかし成熟が遅く、弱い品種であるため栽培が非常に難しく手間がかかることから、メドックではあまり栽培されなくなっています。ですが、ラ・ラギューヌはプティ・ベルドを重視しており、細心の注意を払って栽培し、毎年良質なブドウを収穫してワインに奥深さを与えています。
シャトー・ラ・ラギューヌはメドック地区の入り口部分にあり、メドックの中でも最もボルドー市街に近い場所に位置しています。グラーヴにも近く、畑も砂礫と軽い砂利で構成されており土質も似ていることから、“グラーヴ的なワイン”と評されることも多くなります。
◆ オー・メドック ◆
ジロンド川左岸のメドック地区は、ボルドーを代表する赤ワインを生み出している地区です。大きく分けて北のメドック、南のオー・メドックに分かれています。オー・メドックには、6つの有名な村名AOCがあり、多くの格付け名門シャトーが存在しています。この6つのAOC生産地区以外で、一定の基準に準じて生産された赤ワインが、「AOCオー・メドック」として、流通しています。(白ワインは同じシャトーで造られていても「AOCボルドー」となります。)
オー・メドックはポイヤック、マルゴーなどの有名銘醸地に隣接している地区ですが、小規模生産者が多く格付けシャトーが少ないため、コストパフォーマンスに優れた優秀なワインが多く生産されています。オー・メドックのワインはしっかりしたタンニンとコクがあることが特徴ですが、地区の北部で造られるワインは逞しさがあり、南の地区で造られるワインは柔らかさを感じると言われています。約5年〜10年の中期間熟成型のワインも多く造られているため、比較的若いうちから美味しく楽しめるのも魅力です。
他にも選りすぐりのワインを揃えております。
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