進物様式としきたり〜仏事編その2〜
こんにちは。
キッチン&ダイニング売場です。
皆さまは仏事に関する「しきたり」「きめごと」について、難しいと思われたことはありませんか。
今回は仏事編その2として、法事(法要)のお返しについてご紹介させていただきます。
◇亡くなった方を偲ぶ法事は、一周忌や三回忌などの年忌法要で行われます。
施主側は、わざわざお参りいただいた方々への感謝のしるしとして、お膳と帰りのおみやげとして粗供養を用意します。
◇進物様式
粗供養品には熨斗紙(掛け紙)を掛けてお渡しするのが正式なマナーとされています。
「白黒」もしくは「黄白」の結び切りの水引のものを選びましょう。
全国的には白黒の水引が主流ですが、関西や中国、四国地方の一部では黄色の水引が一般的になっています。
弔辞は二度と繰り返したくない事ですので、一度結んだらほどけない結び切りの水引を使用します。
表書きに「志」と「粗供養」のどちらを書けばいいか、使い分けが難しいという方もたくさんいらっしゃいます。
関西、四国、中国地方以外では「志」とした方が無難かもしれません。
※表書き上から「粗供養」「◯回忌粗供養」「志」 名書き「施主の姓」
◇贈る側の好適品
粗供養品は不祝儀ですので、後に残らない「消え物」を贈るのが良いとされています。
粗供養品の定番は海苔や食品の詰め合わせ、個包装されたお菓子、お茶、コーヒー、洗剤、タオルなどの食品や消耗品です。
せっかくの贈り物ですので贈ったお相手に喜んでもらいたいのはもちろんですが、受け取る側の立場からすると後に残らずに日常で使用することが出来るシンプルなものの方が喜ばれるでしょう。
〈参会者〉
・現金 ・酒 ・お菓子 ・果物 ・しいたけ ・乾物類 ・線香
〈施主側〉
・日本茶 ・紅茶 ・お盆 ・菓子器 ・タオル
品物選びに迷われたり、しきたりでお困りごとがございましたら、販売員にご相談くださいませ。
※進物のしきたりは、地域や百貨店によって異なる場合がございますので予めご了承ください。
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大丸神戸店(代表)078-331-8121
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