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中国への渡航が2023年2月21日(火)に控えている2017年生まれのシャンシャン。中国への輸送のための動物検疫に入っており、1月21日から室内で管理されています。1月31日には輸送箱に慣れてもらう訓練が行われ、その際にシャンシャンの陰部が赤く腫脹していることを確認。現在も継続して見られています。その他、日夜を問わず室内を長時間歩き回る、採食量が大幅に減少するなどの行動変化も見られ、採血を行ったところホルモン値の顕著な上昇が確認されたそうです。
シャンシャン 2072日齢(撮影日:2023年2月13日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
これらを総合的に検討し、発情していると動物園は判断。現在、行動面は徐々に落ち着きつつあり、発情が収束したかどうかは確認中であるものの、中国への輸送に影響はないと考えられています。
2023年2月5日測定の結果、シャンシャンの体重は94.4kgでした。
双子パンダのシャオシャオ、レイレイは「パンダのもり」改修工事のため1月30日から管理場所が変更となり室内で過ごしています。部屋の変更後、シャオシャオはシンシンにつきまとい、レイレイは音にやや敏感になり擬木に登る様子がよく見られています。
2頭とも健康状態は良好です。体重に差が出ることもありますが、2頭とも順調に増えています。
シャオシャオ
2023年2月5日(592日齢)47.2kg(21日前より+2.4kg)
シャオシャオ 600日齢(撮影日:2023年2月13日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
レイレイ
2023年2月5日(592日齢)50.7kg(21日前より+1.2kg)
レイレイ 600日齢(撮影日:2023年2月13日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
メスのシンシンも管理場所が変更(リーリーと部屋を交換)となり、室内で過ごしています。変わりなく子どもを世話し、健康状態は良好です。
2023年2月5日測定の結果、体重は119.3kgでした。
左 シャオシャオ、右 シンシン(撮影日:2023年2月13日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
左 シンシン、右 レイレイ(撮影日:2023年2月13日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
オスのリーリーも管理場所が変更に(母子と部屋を交換)。部屋を母子と交換した直後は逆立ち排尿やマーキングなどの発情期によく見られる行動が増えていましたが、現在は落ち着いているそうです。
健康状態は良好で2023年2月5日測定の結果、体重は130.9kgでした。
リーリー(撮影日:2023年2月13日)
公益財団法人 東京動物園協会提供
動画にはシャオシャオとレイレイが元気にタケを食べ合う様子や、シャンシャンのおっとりとした様子が映されています。まもなく中国へ渡航となり、繁殖につながる発情の兆候も見られるシャンシャン。このまま健やかに過ごし、安全に到着できることを願うばかりです!
ジャイアントパンダの様子(撮影日:2023年2月13日)
公益財団法人 東京動物園協会提供