ストリートアートの軌跡
Nick Walker「Can」2009年、ステンシル スプレー、58×40cm
1970年代、ニューヨークで始まったストリートアート。80年代、落書きからアートへと昇華させた、キース・ヘリングやバスキア。90年代に活動を始め、社会意識に問いかける作品でコレクターを魅了するバンクシー。
ニックウォーカーやドルクに続くさまざまなアーティストとその作品を紹介します。
【Nick Walker(ニック・ウォーカー)】
Born : 1969年
Place of birth:イギリス、ブリストル
彼は、10代の頃にグラフィティに魅了されて以来、アーバンアートを実践・探求し、常に革新を続けています。
彼の作品に登場する最も有名なキャラクターは、帽子を被った紳士「Vandal」です。ニックの分身とも言われており、殆どの場合、黒い服を着て、後ろを向き、手にはスプレーを持っています。
1980年頃に始まったステンシルグラフィティムーブメントの一員であり、彼のステンシルの技法はバンクシーにも影響を与えたと言われています。
近年もアートが盛んなブリストルやニューヨークを中心に活躍しており、多くのメディアでも取り上げられるなど、世界的に注目されているアーティストです。
- 略歴 -
1992年
ステンシルとフリーハンドの作品を組み合わせ始める。
1999年
スタンリー・キューブリック監督の映画でニューヨークグラフィティの街並みを表現。
2006年
イギリス、ロンドンにて個展を開催。「Origin of the Species」
2007年
イギリス、ブリストルにて個展を開催。「The Art of Nick Walker」
2008年
“Moona Risa” が推定価格の10倍以上の価格で落札される。
LAとロンドンでコレクターが列をなし、ニックの作品は完売した。
2011年
ニューヨークのホテルから依頼を受け、レストランの壁に作品を描く。
2016年
ニューヨークにて個展を開催。「The Last Ride」
2017年
ニューヨークにてグループ展を開催。「The Collaborations-Part1」
2019年
パリにて個展を開催。「Can't Stop, Won't Stop」
ニューヨークにてグループ展を開催。「Here and Now」
【出品作家】
元永定正
村上隆
草間彌生
岡本太郎
ロッカクアヤコ
Jamie Reid
Andy Warhol
Keith Haring
Jasper Johns
Kenny Scharf
Nick Walker
SheOne
SheOne & Nick Walker
Invader
Banksy
NOT BANKSY
DOLK
Fanakapan
GALLERYTOART
■ストリートアートの軌跡■
開催中~1月30日(火)
最終日は17時閉場
大丸神戸店8階 gallery TOART