【ガレ&ドーム アールヌーヴォー ガラスの美 展】
■ガレ「象文スフレ花器」1925年頃
透明ガラス素地の内側に黄色。外側に緑、黒色を重ねた多層被せガラス。
椰子の木の周りを歩く象の群れを浮き彫りし、型を用いて成形され、レリーフが繊細に表現されています。
フランス、ナンシーに生まれた天才ガラス作家エミール・ガレ。革新的なガラス技法、作品に込めた哲学が世界的に賞賛され1889年と1900年のパリ万博ではグランプリを受賞しました。ガレの成功に触発された同郷のドーム兄弟もアーチスティックなガラス作品を生み出し「ガラスの印象派」と呼ばれました。今展ではこの二大作家のガラス作品を約50作品展観いたします。
■ガレ「カンパニュラ文ランプ」1918年~1931年頃
人気の高いテーブルランプ。黄色、緑、青を重ねた三層被せガラス素地。カンパニュラの花文様を大胆に浮彫にし、発色も鮮やかな、美しいランプです。
■ガレ「蝉文アンテルカレール碗」1890年頃
青銅色の上に、“グラヴュール技法“で二匹の蝉が重層的に表現されています。高台茶碗型の希少なジャポニスム作品です。
会期:開催中~26日(火)
会場:8階 gallery TOART(ギャラリートアート)
営業時間 10時→19時
※最終日は17時閉場