インスタントドライイーストの赤と金の違いは?
今回はよくご質問をいただく、「インスタントドライイースト」の
赤と金の違いについてご紹介いたします。
その前に、
「インスタントドライイースト」とは生イーストを低温乾燥させたもので、
顆粒状になっていて、保存性や計量のしやすさ、使いやすさに優れます。
ドライイーストに比べ、こちらは予備発酵なしで直接粉に混ぜて使える利点があります。
■赤と金の違いとは?
「赤サフ」と呼ばれる赤いパッケージのイーストは、
糖分0%〜12%の低糖パン生地での発酵力に優れます。
主にバゲットなどのリーンな生地、クロワッサン等の糖分の少ない生地に適しています。
「金サフ」と呼ばれる金色のパッケージのイーストは
糖分5%〜20%ほどの多糖パン生地での発酵に優れます。
また、バターなどの副材料が多い生地でも発酵できる生イーストに近い性質を持ちます。日本人の身近な食パンや菓子パン生地、パネットーネなど糖分が沢山配合されたパン生地では、金サフの使用がおすすめです。
■赤サフと金サフの使い分けは?
糖分が5〜12%のレシピならば、上記の特徴通り、赤サフと金サフのどちらを使っても問題なく作ることができます。
ただここで注意すべきなのは、砂糖だけでなく蜂蜜や練乳、また糖分の多いチョコレートやドライフルーツ、バターや生クリームなどの油脂などの副材料の多い生地の場合です。この場合、元々リーンな生地向けに作られた赤サフではスムーズに発酵することができません。この場合は金サフを使用することでしっかりと発酵させることができます。
赤サフしか持っていない場合、糖分のほかに油脂やフィリングの副材料もチェックして代用できるかできないかを見極める必要があります。
富澤商店のホームページ にも詳しくご紹介していますので、
ぜひ、ご覧くださいませ!
「TOMIZAWA SHOUTEN Column」
https://tomiz.com/column/saf_red_gold/
サフ(赤)インスタントドライイースト / 125g ¥591(税込)
サフ(金)インスタントドライイースト / 125g ¥658(税込)
※2024年5月15日時点の商品価格です