ワインラヴァーに愛され魅力し続ける村、ピュリニー・モンラッシェ

ワインラヴァーに愛され魅力し続ける村、ピュリニー・モンラッシェ
Ⅰ.ピュリニー・モンラッシェとは

ブルゴーニュワインの5つの生産地区のひとつ、コート・ド・ボーヌ地区にあるアペラシオンで、
世界で最も気品溢れる複雑なシャルドネの辛口白ワインが生まれる村です。

「世界最高峰の白ワイン」「白ワインのプリンス」と称賛されるほどのブルゴーニュを代表する白
ワインの銘醸地で、「三銃士」の著者アレクサンドル・デュマ氏が、ピュリニー・モンラッシェの
グランクリュのワインを「ひざまづいて脱帽して飲むべし」と表現したことでも知られています。

ピュリニー・モンラッシェという村名の由来は、ラテン語の地名「Puliniacusプリニアクス(水上
の家)」、「Montモン(山）」「Rachetラシェ(禿）」から来ています。
ピュリニーは地下水位が高く、地下深いカーヴが掘れないほどであることから、そして石灰岩と
泥灰岩が交互に重なる土壌は非常に表土が硬く、灌木や雑草が生えるだけの土壌であったことか
ら、モンラッシェ(禿げ山)と名付けられたと言われています。この条件の土壌でもブドウの根は下
に伸びてさまざまなミネラルを吸収し、複雑味のあるブドウに育ちます。

北側のムルソー、南側のシャサーニュ・モンラッシェと隣接しており、この3つの村は世界で最高
品質白ワインの産地として有名です。
ラッシェ山の標高225m～385mの斜面に広がる畑は東南向きで日当たりが良く、土壌は石灰岩に
含まれる多種の化石などにミネラルが豊富に含んでおり、独特のミネラル感と引き締まった繊細な
酸が魅力的なワインが造られます。

ピュリニー・モンラッシェの中でもグラン・クリュ畑は4つあります。
MONTRACHET モンラッシェは、果実味の華やかさ、高貴なミネラルと酸の凝縮感はトップオ
ブトップと呼ばれるほど他と別格であり、感動間違いなし！

CHEVALIER MONTRACHET シュヴァリエ・モンラッシェは、モンラッシェより標高が高い隣
の区画にあり、大変優雅で上品・エレガントです。

BATARD MONTRACHET バタール・モンラッシェは、モンラッシェより標高低い隣区画で、果
実味が肉厚で、豊満な特級畑です。

BIENVENUES BATARD MONTRACHET
ビアンヴニュ・バタール・モンラッシェは、バタール・モンラッシェの隣区画で生産量が少なく、
比べるとフレッシュな果実味としなやかさを感じます。