大都会に蘇った酒蔵 「東京港醸造」
今回は新しく入荷しました蔵元を紹介させていただきます!東京都港区に蔵を構える「東京港醸造」です!!こちらは23区内で唯一の酒蔵です。
今から約200年前、幕末の時代に酒造業を営んでいた「若松屋(1909年廃業)」を、2011年に再びこの地で「江戸開城」というブランドを中心に酒造免許を取得・蘇らせました。
当時若松屋には江戸城を無血開城させた立役者の勝海舟や西郷隆盛などが密儀の場として訪れていたという言い伝えがあります。そんな彼ら偉人と、若松屋の先代からの歴史と伝統に敬意を払い7代目齋藤俊一氏によって酒蔵は約100年の時を経て復活しました。
酒蔵があるのは港区田町駅から徒歩10分程。まさに都心のオフィス街の中にあります。4階建てのビルを改装した施設で醸造を行なっています。酒造りは一般的な冬の時期だけに仕込む「寒仕込み」ではなく、年間を通して仕込む「四季醸造」形式。暑さや寒さに捉われない通年で安定した冷暖房環境を整えることで、計画的かつ安定的にお酒を仕込み販売することができます。
※実際の東京港醸造の商品展示写真です。
生産量は年間150石(約27000リットル)。一升瓶換算では約15000本になります。1回の仕込みで造られる日本酒の量は約500〜550リットルほどです。これは日本酒の生産規模としてはかなり極小で、まさにマイクロブルワリー。マイクロな環境ならではの小回りの効いた造りで、試行錯誤を繰り返しながら数多くの本数を仕込むので、都度細かい微調整ができるのが大きなメリットとなります。人気・需要が増えても現段階では増産は行わず、1回1回のお酒を丁寧に仕込み商品化しています。
※実際の東京港醸造の商品展示写真です。
酒造りは杜氏を含め3人で仕込みを行い、他のスタッフで瓶詰めやラベル貼り、出荷作業をおこなっています。この蔵の大きな特徴として「東京の水道水」を使用していることがあげられます。水道水をそのまま使うと鉄分やマンガンなど酒造りにはマイナスの影響があるため、一度濾過して使っています。昔は東京の水はまずいと言われていましたが、今は浄水処理力が格段に上がり、ミネラルウオーターに近い品質とも言われ、また自然の湧水よりも安全で品質が安定していると仰っていました。
味わいは全体的に「食事に合わせやすい中程度の辛口」を目指しているとのことで、香りは華やかで口当たりは優しいながらも余韻は締まりがあり、世界のさまざまな食事が楽しめる東京の食文化に対応した、懐の広いお酒と感じました。
■ 純米吟醸原酒 ■
日々変化し続ける東京をイメージした日本酒「江戸開城」SDG’sに取り組みながら独自製法を用いた新しい日本酒です。仕込みタンクごとに変化する酵母や酒米、様々な味わいの瑞々しいお酒が毎週のように出来上がる 東京都心から発信される洗練された一本はいかがでしょうか?
大丸東京店で販売中のアイテムはこちら↓↓↓
◆江戸開城 純米吟醸原酒 山田錦 (写真左)
容量720ml 税込2.200円
⇒清酒「江戸開城」発売初期から続くベーシックラインナップです。日々変化し続ける東京をイメージしタンクごとに使用酵母や製造方法を変化させ、その都度出来上がる味や香り、多彩な違いをお楽しみ頂ける製品となっております。こちらのお酒は酸もしっかりと感じられ後味のキレもよく食中酒向きの1本です。
◆江戸開城 純米吟醸原酒 All Tokyo (写真右)
容量720ml 税込2.420円
⇒『東京酵母』『東京米』『東京の水』『東京の醸造所』で醸した、オール東京にこだわったお酒です。濃醇な味わいと酸が特徴のお酒です。
◆グリコ ポッキー 東京あまざけ《首都圏限定》
15袋入り 税込864円
⇒東京港醸造で仕込んだあまざけを使用した『 甘酒のポッキー 』。米麹を原料とした東京あまざけに酒粕を加えた、芳醇な香りが漂う味わいです。首都圏限定商品です!!
★ スタッフ " Y " の晩酌日記 ★
《 江戸開城 純米吟醸原酒 All Tokyo 》
江戸開城、早速購入してみました!!香りは優しく華やかな感じで、予想以上に澄んだ味わい。スッキリとしていてキレイな口当たりです。クセがないので、どんな食事にも合わせやすいと感じました。
飲み心地が爽やかなので、ミントの葉と製菓用のミントシロップを入れて炭酸で割り、“モヒート風“にして飲んでみたところ、冷涼感も感じられてとても美味しかったです。
新たな東京土産としておすすめです!!このお酒は「東京の水道水を使っているんです」と話したらきっと驚かれると思いますよ★
ぜひ、大丸東京店の和洋酒売場にお立ち寄り下さい。