2022.03.04

Vol.26|名古屋に生まれたんだもの。やっぱり大好きあんこ特集。

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Vol.26|名古屋に生まれたんだもの。やっぱり大好きあんこ特集。

 

洋菓子、和菓子など、スイーツには様々な種類があります。

今はその垣根も超えてハイブリッドなスイーツもあり、私たちを楽しませてくれますよね!

 

日本の伝統的なスイーツと言えば、そう”あんこ”です。

小豆自体はなんと弥生時代から食され、現在のあんこの形となった当初は塩味の物が主流だったんだとか。

庶民の口に今の甘いあんこが入るようになったのは、江戸時代になってのことだそうです。

 

そんな昔から愛されたあんこは、今も変わらず人気スイーツの1つ。

そのバリエーションは様々で、どんな物にもあってしまう万能な素材なんです!

 

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今回はそんなあんこについて、伝統的なものから新しいものまで、更には原点まで突き詰めたあんこ好きにはたまらない特集!

 

今回もナゴレコ大人編集部の部長chanmariが、松坂屋名古屋店の「ごちそうパラダイス」で徹底取材をしてきました♪

 

どっぷりあんこの世界に浸っちゃってください。

 

 

<とらや> 本館地下1階|こしあん


 

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京都を発祥の地として5世紀の永きにわたり和菓子屋を営んできた「とらや」。

「おいしい和菓子を喜んで召し上がって頂く」ことを理念としてお客様に最良の原材料を使用した最高のお菓子をお届けできるよう努めています。

 

〇あんペースト こしあん、黒砂糖とメープルシロップ 各 税込972円

 

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羊羹で有名なとらやの餡でつくるあんペースト!

食事にもおやつにも自由にお楽しみいただけるよう、なめらかに仕上げた餡はどんな物とも合わせやすそうです。

 

その種類は2種類。

シンプルに小豆の風味を楽しむことが出来る、”こしあん”。

こし餡に黒砂糖のコクと、メープルシロップの風味がプラスされた奥深い味わいの”黒砂糖とメープルシロップ”。

 

店員さんのおすすめは定番のトースト!

焼いたトーストにバターを塗り、その上からたっぷりとあんペーストを…。

名古屋に特になじみ深い、特別な餡バタートーストの出来上がり♡

 

なめらかな食感は、なんと乳製品とも相性バツグンなんだとか。

ヨーグルトなどの乳製品が餡の風味を引き立ててくれます。

その他アイスクリームやお餅などにちょい足しすれば、ちょっとリッチな気分になれそう♪

 

<万年堂> 本館地下1階|こしあん


 

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覚王山に本店を構える和菓子店。京の流れを汲むお菓子を作られています。

直営店は松坂屋名古屋店のみ!

 

〇松露糖 袋入り 税込864円

 

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ころんとした丸いフォルムがかわいい♡

松露糖という伝統的なお菓子は、松の木から垂れている松の露をイメージしている所から名付けられています。

 

こし餡を白蜜で包むというシンプルなお菓子ながら、その作り方は職人さんの高い技術とこだわりの材料が詰まっています。

こし餡は北海小豆と備中小豆をブレンドした、なんと松露糖専用のもの。

白蜜は砂糖を溶かしてから擂ることにより、美しい白さとなめらかさが出るすり蜜を使用。

 

そのこし餡を、適度な粘度に調整された白蜜に潜らせます。

なんとこれ、箸でつまんで職人さんが1個ずつ作っているというから驚き!

しかもその作業はやり直しの利かない1度きり…!

 

丁寧に作られているからこその美しい見た目と滑らかな食感は、世代を問わず愛されるため手土産にも喜ばれること間違いなしです。

お茶はもちろん、コーヒーやお酒とも合いそうです!

 

<満月> 本館地下1階|つぶあん


 

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京都に本店を構える和菓子店。

繊細な京菓子を名古屋にいながら楽しむことができます。

 

〇阿闍梨餅 1個 税込119円

 

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「一種類の餡で一種類の菓子しかつくらない」という究極のこだわりを基本方針としているため、取り扱うお菓子の種類は少なめ。

多くの種類を作るより、一つ一つのお菓子にこだわるからこそという心意気を代々受け継いでいるそうです。

 

そんな満月の代表的なお菓子と言えば、阿闍梨餅。

網代笠をモチーフとした特徴的な形は、ご存知の方も多いかもしれません!

 

しっとりもっちりとした特徴的な食感は、さまざまな素材を練り上げて作られる秘伝の餅生地だからこそ。

丹波大納言小豆を使用した自家製粒餡をふっくらと包んでいて、独特の食感と優しい餡の甘みを感じます。

 

値段を上げない努力をされているとのことで、材料高騰の苦難を乗り越えつつ現在の税込119円というお値段はお求めやすくてうれしいですよね。

京銘菓として愛され続けるロングセラー商品です。

 

<叶 匠壽庵> 本館地下1階|つぶあん、こしあん


 

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琵琶湖から唯一流れ出る瀬田川のほとりに本社を構える和菓子店。

「菓子作りの原点は農業から」というこだわりにより、自然豊かな本社の土地でお菓子の原材料となる農作物を育てています。

 

〇白姫餅 白、蓬 各1個 税込162円

 

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和柄のかわいいパッケージに入った羽二重餅。

個装の商品は数多くありますが、プラスチックのしっかりした容器に入っているものは初めて見ました!

 

その理由はコロナ禍のため衛生面に配慮しつつ、出来立てのお餅を楽しんで欲しいという思いから。

お餅の形が崩れないように、ポケットやカバンに入れて持ち運びやすい、開けやすく直接触れずにすぐ食べることができます。

原材料のこだわりだけでなく、お客さん思いの心遣いは嬉しいですよね。

 

米俵の形のふっくらしたお餅は、まさに出来立てのようにふわっふわ!

羽二重餅を使用しており、白は粒餡、蓬はこし餡がたっぷり包まれています。

鼻に抜ける蓬の爽やかな香りと、優しい口どけと甘さのお餅は春の訪れを感じさせてくれます♡

 

滋賀にある、女人が崇めると美人になると言い伝えのある「白姫龍神」に由来したこちらのお餅。

こだわりの原材料から作られる白姫餅は、食べればおいしくきれいになれちゃいそう!

 

<たねや> 本館地下1階|つぶあん


 

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滋賀に本店を持つ和菓子店。

グループ店であるクラブハリエと共に、その取り扱うお菓子は定番の物から洋素材を用いた斬新な物まで種類は様々。

 

〇どらやき 粒餡 税込194

 

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大きくふっくらとした生地は、見るだけでそのふわふわ感が伝わるよう。

均一のきれいな焼目を見ているだけでお腹が減りそうです…。

 

どらやきはシンプルだからこそ、素材や生地の質がそのままおいしさにつながるお菓子。

その日の気温や天候で生地が変化するため、その見極めをしながら焼き上げるんだとか。

本社のある滋賀で焼き上げられて各店舗へと運ばれます。

 

中には北海道産の小豆を使用した、優しい甘さの自家製の粒餡がぎっしり。

どらやき生地はしっとりとしていて甘さがふんわり広がり、パサつくことなく粒餡と共に口の中で溶けていきます。

 

どらやきの楽しみ方はもちろん、とにかくかぶりつく!

ふわふわな食感、香ばしい香り、口いっぱいにに広がる甘さを五感で感じるにはこれに尽きます。

誰もが多幸感に包まれること間違いなしです。

 

<紫野和久傳> 本館地下1階


 

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京都に料亭を構える「和久傳」のおもたせ専門店。

料理から甘味まで、特別感のあるおもたせを探すことができます。

 

〇小豆菓子 あづき 小 税込1,836円

 

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”あんこ”を更に突き詰めて、”小豆”に注目。

パリッと薄焼きのこちらは甘さのないお煎餅。

 

原材料を見てびっくり!

なんとつなぎも、塩も砂糖も一切使用していないんです。

小豆のみしか記載のない究極の小豆菓子ではないでしょうか。

 

香ばしい豆のかおりと、素朴な自然の味はまさにお茶請けにぴったり。

薄焼きの食感も本当にお上品で、和久傳のふるさとである京丹後で100年以上前から作られる久美浜小豆を使用しています。

 

シンプルが故、クラッカーのように逆に多彩なアレンジが可能です。

クリームチーズを乗せたり、はちみつや黒蜜なんかも合いそう…もちろん餡も!

 

グルテンフリーであり、高級感のあるパッケージのこちらは、まさにこだわりあるワンランク上のお持たせに喜ばれそうです。

 

名古屋の定番、あんこ。


 

名古屋と言えば”小倉トースト”というのは全国的にも有名なお話。

しかし、それはなぜか?

 

諸説あるようですが、一説には名古屋では江戸時代に茶の湯が流行し、芸どころとされお稽古事が盛んだったんだとか。

そんな文化からお茶とお喋りと共に、和菓子を楽しむ文化があったからではないかとのこと。

和菓子店の数は全国トップクラスだそうですよ!

 

喫茶店文化やあんこ文化は、そんな昔のブームが今へと脈々と受け継がれているからかもしれませんね。

もし読んでいるあなたが名古屋出身なら、あんこ好きはDNAに刻まれた遺伝的な物…かもしれません。(笑)

 


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※写真の盛り付けはすべてイメージです。

※掲載商品は2022年3月現在の価格でございます。 価格は変更になる場合がございます。
※掲載商品は数に限りがございます。 品切れの際はご容赦ください。
 

 

ショップ情報

ショップ名

ナゴレコ編集部のおいしいよりみち

フロア
本館 B1F/本館 B2F
TEL
052-251-1111(代表)
営業時間
松坂屋名古屋店の営業時間に準じます
カテゴリー
食品

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