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2026.08.04

「A moment of existence」 田島 享央己・野原 邦彦・ 長谷川 彩織 三人展

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「A moment of existence」 田島 享央己・野原 邦彦・ 長谷川 彩織 三人展

田島 享央己「hospitality」 76×56cm、水溶性パステル(水彩紙)

 

田島 享央己は仏師の家系の五代目に生まれた彫刻家。
近年では彫刻に加え、絵画、ドローイング、リトグラフ、そして陶芸といった多様なジャンルを縦横無尽に行き来し、独自の表現世界を構築しています。
2頭身のキャラクターや《デッドボール》シリーズに見られるような独特の造形言語は、可笑しみと切なさを湛えつつ、観る者の想像力と感情を強く揺さぶり、ペシミスティックな題材すら軽やかに昇華するその表現力で人気を博しています。

 

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野原 邦彦「星空ショッピング」(ed.18) 33.5×13×11cm、FRP

 

野原 邦彦は一貫して「心地よい瞬間」をテーマとして制作しています。
作品に共通して登場する「水中メガネをかけた人物」は匿名性を象徴し、鑑賞者に自身の経験や感情を重ね合わせる機会を与えます。これにより、日常の中のふとした幸せな記憶を呼び起こし、自らの内面を探求することが促されます。

 

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長谷川 彩織「迷子の風景 No.121」 F30号(72.7×91cm)、アクリル絵具(キャンバス)

 

長谷川 彩織は生の植物と人工的な風景を同じ画面に構成し、「迷子の風景」と題する作品を描き続けています。ふたつのモチーフは破壊と再生がリズミカルに繰り返され、新たな風景を形成します。
作品の前に佇むと、自身の記憶や空想へと意識が導かれてゆき、“今ここ” とは別の場所でのさまよいを生成するきっかけを与えます。

ふとした幸せな瞬間、目新しい日常の時間をゆっくりとお楽しみくださいませ。

 

 

【プロフィール】田島 享央己 (Takaoki TAJIMA)
1973年 千葉県出身
2000年 愛知県立芸術大学 美術学部彫刻科 卒業
田島 享央己は、代々続く仏師の家系に生まれ、彼自身は五代目の彫刻家である。
祖父・田島 亀彦(彫刻家・朝倉 文夫に師事)、父・田島 義朗といった具象彫刻の名手たちに囲まれ、幼少期から父のアトリエで木と道具に親しみながら彫刻の温度や匂いを肌で感じ、静かに創作への熱を灯していった。
田島家は、信仰の対象となる像を造る職能の家柄であり霊界と衆生とのあいだをつなぐ——外国流にいえば司祭にも似た役目を、神仏の制作を通して担ってきた。その営みは、単に「かたち」を彫ることにとどまらず、人と祈りの間に立つ崇高な仕事でもあった。その精神の芯は、代々の営みによって静かに受け継がれ、田島の創作にも深く息づいている。
田島が使用している道具の中には、祖父が名工・千代鶴 是秀に特注した鑿や、初代小信 滝口 六之助 作の彫刻刀・鑿がある。
これらは祖父、父、そして田島自身の三代にわたって受け継がれてきた道具であり、単なる工具ではなく、田島家の「手の記憶」を宿した遺伝子のような存在である。手ずれで飴色になった柄、百年にわたる研ぎで少しずつ短くなった鑿の穂丈――それらを握るたびに、過去の「まなざし」と現在の「かたち」が静かに共鳴する。
田島 享央己の彫刻は、こうして継承された技と想いに、新たな生命を吹き込む営みでもある。
しかし彼の表現は、伝統の延長線にとどまらない。彫刻に加え、絵画、ドローイング、リトグラフ、そして陶芸といった多様なジャンルを縦横無尽に横断し、具象と抽象、笑いと哀しみ、静けさと暴力性を自在に往還する表現世界を構築している。
2頭身のキャラクターや《デッドボール》シリーズに見られるような独特の造形言語は、可笑しみと切なさを湛えつつ、観る者の想像力と感情を強く揺さぶる。
ペシミスティックな題材すら軽やかに昇華するその表現力は、現代においてきわめて稀有なものである。
また、豊かな知識と鋭い観察眼、言葉を紡ぐ繊細な手つきを併せ持ち、著作や寄稿、書籍の装丁といった言葉と造形のあわいにも静かに足を踏み入れている。その手の届く領域の広さと深さは、作品の世界にさらなる彩りと陰影をもたらしている。
芸術家としてのその才は、ひとつの形にとどまらず、光のように静かに広がり続けている。
知と感性が交差するところに身を置きながら、田島 享央己は、継承と革新のはざまに独自の輪郭を刻み続けている。
技術の継承が“重さ”ではなく、“誇り”と“楽しさ”として存在する――
田島 享央己は、類まれな感性と知性、職人的技術と自由な精神を兼ね備えた、非常に稀有な才能を持つ芸術家である。
■ 主な展覧会
2025年 個展「This Boy」- gallery UG Tennoz, 東京
個展「Out of Line — The Doodles of Tajima — 」- gallery UG Osaka Umeda, 大阪
「Chill Art Autumn [ ART colours Vol.45 ] 」 - パークホテル東京, 東京
「MORE THAN CUTE」 - SHOUT Art Hub & Gallery, 香港
個展 「Don’t worry」- 大丸東京店 ART GALLERY 1
「Chill Art Summer [ ART colours Vol.44 ] 」 - パークホテル東京, 東京
小龍年新春特展 - 土思藝術 Tosee Art, 台北
2024年 個展「I Believe in You」- gallery UG Tennoz, 東京
OlL by 美術手帖 5th anniversary Vol.2 OlL SELECTION - 六本木 蔦屋書店, 東京
個展「I Believe in You “ Pre-Exhibition ” 」- gallery UG Osaka Umeda, 大阪
「ever-changing」- Artglorieux GALLERY OF TOKYO, 東京
「ART SESSION by 銀座 蔦屋書店 NEW YEAR PARTY」- 銀座 蔦屋書店, 東京
2023年 個展「Come and Get it」- 京都 蔦屋書店, 京都
個展「You’ve Got a Friend」- gallery UG Tennoz, 東京
「SIGNS OF A NEW CULTURE Vol.13」- Artglorieux GALLERY OF TOKYO, 東京
「豊島区制施行90周年記念 Future Art Tokyo, TOSHIMA」- Hareza 池袋 パークプラザ
西武池袋本店, 東京
■ 主なアートフェア
2026年 AUTOMOBILE COUNCIL 2026「アートカウンシル」- 幕張メッセ, 千葉 ( ‘25 )
ART FAIR TOKYO - 東京国際フォーラム, 東京 ( ‘25 ‘24 ‘23 )
ONE ART Taipei - Hotel Metropolitan Premier Taipei 他, 台北 ( ‘25 ‘24 ‘23 ‘22 ‘20 )
2025年 Vietnam International Art Fair - Nikko Hotel Saigon, ホーチミン ( ‘24 )
ART TAIPEI - Taipei World Trade Center, 台北 ( ‘24 ‘23 )
OSAKA INTERNATIONAL ART - 大阪城ホール, 大阪
2020年 VOLTA New York - Metropolitan West, ニューヨーク
他、国内外多数出展
■ 出演・出版物 他
田島 享央己 お彫刻コレクション 第1〜4弾 オリジナルカプセルトイ(株式会社SO-TA)
「生まれちゃった。」装丁の木彫制作(糸井 重里著 / ほぼ日)
「シドロモドロ工作所 はじめてのお彫刻教室」出版(河出書房新社)
「ロベルトからの手紙」装丁の木彫制作(内田 洋子著 / 文藝春秋)
日本テレビ「Oha!4 NEWS LIVE」出演
テレビ朝日「ナニコレ珍百景」出演

 

 

【 プロフィール】gallery UG 専属アーティスト 野原 邦彦 (Kunihiko NOHARA)
1982年 北海道出身
2007年 広島市立大学大学院 芸術学研究科彫刻専攻 修了
周囲と独立して感じる瞬間 少し違う時空にいる感覚を持つことがある
それは人の過ごす時間とは無関係に形を変えていく雲や煙のようでもあり自分だけの空間のようにも感じる
自分が感じとった様々なシーンを作品として形に残す
今現在 記憶からは排除されそうな自由や時間 欲望を表現する
それは自分が自分であるため その人がその人であるために重要なことだと感じている
■ 主な展覧会
2026年「忘れていた時間を、もう一度。HOTEL VISON×彫刻家・野原 邦彦」- HOTEL VISON, 三重
個展「Time Collage」- 六本木 蔦屋書店 1F 2F, 東京
2025年 個展「SHABON」- gallery UG Tennoz, 東京
MORE THAN CUTE - SHOUT Art Hub & Gallery, 香港
個展「泡と花」- gallery UG Osaka Umeda, 大阪 / gallery UG Tennoz, 東京
小龍年新春特展 - 土思藝術 Tosee Art, 台北
2024年 個展「泡と花」- gallery UG Tennoz, 東京
The Flavour of Art - HKGTA Town Club, 香港
■ 主なアートフェア
2026年 ART CENTRAL HK - Central Harbourfront, 香港 ( ‘25 )
ONE ART Taipei - Hotel Metropolitan Premier Taipei, 台北 ( ‘25 ‘23 ‘21 ‘20 ‘19 ‘18 )
2025年 Vietnam International Art Fair - Nikko Hotel Saigon, ホーチミン ( ‘24 )
ART Taipei - Taipei World Trade Center Exhibition Hall 1, 台北 ( ‘24 )
OSAKA INTERNATIONAL ART 2025 - 大阪城ホール, 大阪
2024年 ART MIAMI - 1 Herald Plaza (NE 14th Street & Biscayne Bay), マイアミ
ART FAIR ASIA FUKUOKA - 福岡国際センター / 他, 福岡 ( ‘23 ‘22 ‘19 ‘17 )
ART FAIR TOKYO - 東京国際フォーラム ホールE, 東京 ( ‘23 ‘22 ‘19 ‘17 ‘16 )
他、国内外多数出展
■ パブリックコレクション
広島市立大学芸術資料館 (広島) / コウノトリ生殖医療センター (台湾) / 淮海街 (蘇州新区, 中国) / SAKIA (淡路島, 兵庫) / 花吉兆 (京都)

 

 

【プロフィール】 長谷川 彩織 (Saori HASEGAWA)
1992年 埼玉県出身
2016年 多摩美術大学大学院博士前期課程 美術研究科絵画専攻 修了
「迷子の風景」と題する作品を制作しています。
生の植物と写真に撮った風景を同じ画面に構成し、描いていく中で次第に両者は動き始めます。
互いに絡み、共生するように混ざり合っているかと思えば、再生と破壊を繰り返しながら広がり、風景を形成していく。
二つの間で繰り返すリズムは風景の前に佇む人の意識を記憶や空想へと導き、彷徨わせます。
そんな繰り返される儚くも力強い循環の中で迷子になれたらと思っています。
■ 主な展覧会
2026年 個展「記憶のざわめき」- gallery UG Tennoz, 東京
特集アーティスト "長谷川 彩織" - gallery UG Fukuoka, 福岡
2025年 個展「迷子の庭」- gallery UG Tennoz, 東京
2024年 個展「迷子の風景 – Nowhere –」- gallery UG Osaka Umeda, 大阪
「SPRING - NOWHERE」- CONCEPT STORE SEE, 兵庫
「UG [ OSAKAN ] vol.1」- gallery UG Osaka Umeda, 大阪
個展「迷子の風景 – Nowhere –」- 八大画廊 Pata Gallery, 中国・上海
2023年 個展「Botanical Garden」- gallery UG Bakurocho, 東京
「Visualization」- gallery UG Tennoz, 東京
他、国内外多数出展
■ 主な受賞歴
「神山財団 成果展第一回」(奨励賞)
「Arte Laguna Prize 14」(ファイナリスト, イタリア, 2020)
「NONIO ART WAVE AWARD 2021」(岩渕審査員特別賞, 東京, 2021)
■ パブリックコレクション
龍美術館 (中国)

 

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会期/8月5日(水)~11日(火)※最終日は17時閉場
会場/大丸神戸店 8階 gallery TOART(ギャラリートアート)

 

galleryTOARTではInstagramでもご紹介しています。どうぞご覧くださいませ。

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